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【カネヒラの繁殖】秋型タナゴの繁殖シーズンは?二枚貝の越冬のコツ

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こんにちわ!かつやんです!

タナゴの産卵シーズンは年に1回!
タナゴは大きく分けて春型産卵タイプと秋型産卵タイプがいます。

春型は4月~7月にかけて産卵をするのですが、
秋型は9月~11月にかけて産卵をします。


ただ秋型産卵のタナゴは産卵は春型タナゴより圧倒的に難しいのです。
理由は春型タナゴは産卵後約1ヵ月で貝から浮上するのですが、
対して秋型タナゴは産卵後翌年5月迄約6~7ヵ月を貝の中で過ごします。

その間の2枚貝を越冬させ翌年5月迄活かしておくのが難しいのです。
今回の記事ではカネヒラをはじめとした秋型タナゴの繁殖方法についてコツをお伝えしたいと思います!



秋型産卵のタナゴの種類は?

秋型産卵のタナゴは3種います。
カネヒラ・ゼニタナゴ・イタセンパラが秋型産卵のタナゴです。
孵出するまでの過程が長い為、自然界での繁殖は難しく現在ゼニタナゴ・イタセンパラは自然界に天然の個体は殆どいません。

秋型産卵のタナゴの産卵ピークは?

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秋型産卵のタナゴは9月末〜11月中頃にかかてピークを迎えます。
この時期のカネヒラやゼニタナゴは婚姻色が最も色濃くなります。


婚姻色も秋が最高潮

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キスしてる様に見えますが、この時期が一番気性が荒くなる時期です。貝を入れると縄張りを作る雄は相手を追いかけ回し威嚇します。
繁殖を目的としないなら二枚貝は入れない方が良い。







秋型タナゴの繁殖が難しい理由

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タナゴの稚魚が半年以上母貝の中で過ごすという成長過程が大きな理由です。

秋型タナゴは二枚貝に卵を産みつけ3〜4日で孵化するのですが、約半年間を母貝の中で過ごします。自然界では冬の水温や外敵から身を守り、翌年の5月頃水温が暖かくなると浮出します。

この間二枚貝を翌年まで飼育水槽で越冬させるのが難しいのです。

秋型産卵これはNG!要注意!

ではありがちなNG例を2つ上げます。
これをやってしまうと産卵を失敗してしまうので注意。


春産卵に使った貝は使用しない

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同年の春に利用した二枚貝を秋産卵に使うのは避けましょう。
二枚貝は水槽内で長期飼育・繁殖は不可能です。

春・秋産卵で使用した貝は、翌年の春まで約1年以上を水槽で過ごすことになりますが、そこまで生きるのは非常に稀です。
大半が環境が合わなかったり、途中で餓死してしまう事が多い。

自然から採取したものなら川へ返したり、
※購入した貝や本来の生息地でない場合は放流は禁止。
庭先に池やビオトープ等の大きな飼育環境があればそこへ入れてあげましょう。

必ず単一品種で飼育!一緒に飼育しない

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カネヒラは特に大型で気性が荒いです。
仮に春型や他のタナゴを入れるとカネヒラに追い掛け回されてボロボロにされてしまいます。

又、自然界ではゼニタナゴは減少傾向に対してカネヒラは増加傾向にある理由は二枚貝の縄張り争いに勝てる大きさと強さがある為です。
その点ゼニタナゴはカネヒラ等大型タナゴが二枚貝に縄張りを作る為うまく貝に近づけづ繁殖が出来ない事があります。




タナゴ産卵の成功率を上げるには

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翌年5月迄飼育水槽で生きていける位元気な貝を採取又は購入しましょう。
上記でも説明しましたが春に使用した2枚貝はそのまま使うと高確率で貝と稚魚毎☆にしてしまう事がありますので注意。



繁殖は室内でやった方がうまくいく

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繁殖水槽に於いてはヒーターは不要!
水温は25~18度位でも繁殖します。婚姻色も落ちません!
変に水温はいじらず自然に任せた方が良い。
ただ、繁殖は屋外だと11月頃まで、11月を超えると屋外水槽はタナゴも越冬準備に入り日中以外は大人しく動かなくなります。
室内であれば12月頃迄繁殖する為その分チャンスがあります

水温対策は必要?

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二枚貝水槽は真冬の室外にも耐えられる
二枚貝は寒さに強く、カワシンジュガイ等は北海道や青森の1度前後の水温の中でも生きていけます。
稚魚も貝に守られ水温が低い時は活動停止しているので問題ありません。
強いて言えば発泡スチロール等水温が変動しにくい物を使うと良い。
ヒーターや室内飼育は不要、屋外飼育でも充分越冬できます。

www.tanagogo.work



二枚貝のエサについて

冬場でも貝のエサは必要です。二枚貝を入れた水槽はフィルターを使用せずエアストーンで飼育します。
※フィルター濾過があると貝が餓死してしまいます。
エサはグリーンウォーターやシェルエースが使い易くお勧めです。
私は交互に1週間~2週間ほどのスパンで与えてます。

私は与えたことはありませんが、他のブリーダーさんの話で豆乳を与えてる話を聞きます。冬場は水も悪化せずいい栄養になるんだとか。



秋型タナゴ繁殖のポイント

2枚貝を一回に全部入れずに2週間おきにAとBのセットに分け交互にローテーションさせながら2カ月程様子を見ます。
タナゴも貝を交換してあげた方がより興味を持ちます。

年末を迎えるころには卵管も短くなり産卵も終わるのでその頃を目安に全て貝を取り出すと良い。

冬場の外飼育でもエアはつけましょう。二枚貝の中にいる稚魚の為にもエアを付けた方が良いです。

貝を外で飼育していると産卵が成功しいるとた場合に5月中旬~6月中頃にかけて水温が20~25℃前後で浮出します。



まとめ

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秋型タナゴの繁殖は貝を活かしておくのも難しいし、春に比べると2カ月ほどしか産卵のチャンスが無いので難しい印象がありますね。

その点やはりカネヒラもゼニタナゴも希少でペットショップでの値段も他のタナゴに比べると5倍位しますよね、それ位難しいです。

大量に生まれる年もあれば不調な年もあるのでまぁ難しいです。
しかし春先に1号が浮出した時は本当嬉しいですよ!
皆さんも是非挑戦してみて下さいね!

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