こんにちは!かつやんです!
今回ヤマトヌマエビが放卵したので難しいと言われているヤマトヌマエビの繁殖に挑戦してみました!
アクアリウム歴のある方は知っていると思いますがヤマトヌマエビはコレといった繁殖マニュアルがない事。
孵化後ゾエアという幼生期を過ごす際汽水環境でないと成長できない事等から、ミナミヌマエビやカラーシュリンプより難易度が高く難しいと言われています。
最初に書いておくと、3回やってゾエア孵化迄は行ったんですが隔離が遅れ途中でゾエアが死んでしまいました。。。
なので今回は失敗例を書きながらなぜ失敗してしまったのか。次はどうしたら良いかを書いていきます!
まだ挑戦中なので成功したら新しい記事をマニュアルとして書き足します!
- ヤマトヌマエビは淡水でも放卵します!
- ヤマトヌマエビはなぜ難しいのか
- 汽水の作り方
- 再挑戦ヤマトヌマエビの飼育水に気水を足していく
- ヤマトヌマエビは抱卵して約1ヶ月で孵化する
- ヤマトヌマエビ卵の変化
- 今後の予定
- 失敗を3回重ねた感想
ヤマトヌマエビは淡水でも放卵します!
ヤマトヌマエビを複数飼っていると抱卵する事があります。
私も抱卵自体は何度も経験があり、水槽内に雄雌がいれば自然に放卵します。
特に経験上季節や水温関係なく時期も不定期だった印象がありますが、特に春先に多かった印象です。
小さな若い個体は繁殖しない
おおよそ5㎝位まで成長した個体が順々に抱卵します。
産まれて間もない個体や小さな個体が抱卵する事は滅多にありません。
購入後1年位飼育していると抱卵も起こりやすくなりますよ!
ヤマトヌマエビはなぜ難しいのか
ヤマトヌマエビの卵を孵化させる為には「汽水」の環境を用意する必要がある為です。
汽水は海水と淡水が混ざった水の事で、自然界でもヤマトヌマエビは汽水の河川の淡水域に生息しており、孵化後ゾエアという幼生期は汽水域で過ごし、成長してから再び上流の淡水域へ遡上する習性があります。
難しいところその1は一概にゾエアは汽水でしか成長しないと言っても一度淡水で育っている親を汽水に入れると一気に水質が変わって脱乱やショックで死してしまう事あるからです。
汽水の作り方
僕は『カミハタ 汽水と海水の素』を使用しました。4袋入っており、2リットルのペットボトルに対し1袋入れる事で「汽水」が作れます。
僕はこちらで汽水をつくりました。
■■ カミハタ 汽水と海水の素 ■■
1度目の失敗例…ショック死?
ちなみに僕は何回か挑戦してますが、1度目の失敗は2リットルのペットボトルで作った汽水をヤマトヌマエビを飼育していた飼育水で少し薄めた所に放卵したメスの個体を入れたのですが。2.3日で⭐︎になってしまいました。
発泡スチロールにエアレーションしてウィローモスを入れてましたが。おそらく水合わせ不足か、大人の個体は汽水が合わないのか。
【失敗例から学んだ事】
確かにヤマトヌマエビは淡水で成長した後放卵個体が汽水域まで行くとは言ってないので、いきなり汽水に入れたのがまずかったかな??
・水合わせ不足?
・そもそも親個体は汽水NG?
・少しずつ汽水に以降して行く
再挑戦ヤマトヌマエビの飼育水に気水を足していく
僕は1度目の失敗から放卵したヤマトヌマエビを飼育水毎容器に移して、毎日少しずつ汽水の水を作り足して、親エビを汽水環境に慣れさせてから
孵化直前に汽水で作った水槽に移す作戦に出ました!
2度目の失敗例…まさかの孵化が早かった
2度目の失敗はヤマトを育てている水槽に徐々に汽水を足していきました。※元々リセット予定の水槽なので僕はそのままいきました。
▲別の容器に飼育水毎移して少しずつ汽水を入れて、汽水に馴染ませるイメージです。
一日中に1割程飼育水を捨てて汽水を出していく作業をした所、なんと2週間経っても親個体は元気!多分飼育水はほぼ70%汽水状態のはず!
が、不覚でした。孵化まで3〜4週間だと見てましたが、卵発見から2〜3週間弱で生まれてしまった模様。
▼産まれる3日前に撮影した写真がコレ▼
もう少し卵が透明になる印象があったが。
思ったより孵化が早かったです。
気づいた時に母エビのお腹に卵は無く。
多分水槽内で孵化したが、完全な汽水でなかったのでゾエアは成長せずでした。
僕の印象で行くと、放卵後1ヶ月かからないのかな??って印象です。
多分時期や季節、水温が関係する?
ヤマトをそこまで観察してなかったからか実は1ヶ月は経っていた説。
・孵化のタイミングを見誤った
・放卵確認日より卵の変化で見たほうが良い
・底面濾過だけど吸われた可能性もあり
黄色【次の対策】
・早めにゾエアが解る環境に移すべき
ヤマトヌマエビは抱卵して約1ヶ月で孵化する
他の方の記事や動画を参考に考えると、ヤマトヌマエビは放卵してから孵化迄は1ヶ月位の様です。
僕は春先で暖房室内で水温は24℃前後でしたが
放卵の発見が遅れたせいか3週間で孵化した印象です。
ヤマトヌマエビが抱卵前に見せる現象
これが正しいかわかりませんが、上記の写真の様に頭と同体の間に黒い影の様な物が出来ると1週間前後で抱卵が見れる印象があります。
ヤマトヌマエビが孵化直前に見せる現象
卵が透明度が増しよく見ると目が目視出来ます。
卵の動き方がが大きくなります、外れるんじゃないかな~って位ぶるんぶるん動かします。
ヤマトヌマエビ卵の変化
ヤマトヌマエビの抱える卵の色はおおよそ孵化迄の期間の判断材料になります。放卵直後最初の1〜2週間は黒よりのグレーお腹に黒い影見たいのが見える感じ。
2〜3週間は少しライトなグレーに変化します、エビの卵みたいに動いてるのがわかります。
3週間目以降は黄色味がかった色になり、卵1個1個が目で確認出来るようになります。
4週間目以降は眼が確認できるようになります。
3度目の失敗例…発泡スチロールはやめた方が良い
3度目の失敗は孵化直前手前、おおよそ3週間した親個体を発泡スチロールに移しました。※他のヤマト繁殖されてる方も多めの水があったほうが良いとの意見も聞いてたので。
多分目も目視出来るくらいの状態にはなっていたと思います。※発泡スチロールだったので横から見れない。
汽水や飼育水を毎日足しながら放卵を促し、分をピペットで吸い取りしていた時。
僕が掬うネットを発泡スチロールの上に置いてたせいでそれを伝って脱走。。
おおぉーーいっ!!確かに俺が100%いけないけどー!脱走すんなやー!
仕事から帰ってきたら台所で乾燥してる所を見つけました。。
※ヤマトは水位が高かったりネットとかあると伝って脱走するので注意してください。
・ネットをつかった、若しくは発泡スチロールの壁をのぼった??
・ゾエアを観察したくて白地の発報にしたのがまちがいだった
・大きめのプラ容器か水槽でやる
今後の予定
残念ながら今回はここまでです。次回また放卵した祭に進めていく予定です。。
因みにヤマトヌマエビはミナミヌマエビと違って卵から稚エビが出てくるわけでは無く。
「ゾエア」と呼ばれるプランクトンのような形態で生まれてきます。
僕はこの、ゾエアを何で育てるのが1番良いのか
米のとぎ汁なのか、ミドリムシなのか。とかをやりたかった、、、
その後2週間ほど脱皮を繰り返しながらゾエアから稚エビへと成長していく様です。
失敗を3回重ねた感想
僕は繁殖が難しいと言われてるビーシュリンプやタナゴ様々な生態を直繁殖させてますが、ヤマトはゾエアっていう特殊な段階を踏む事や。
今一水槽で繁殖させるマニュアルというか、基盤が無いので親エビを汽水にどう慣れさせるのか?とか孵化迄のタイミングが判らない事が多く難しいです。
繁殖手前で脱走させてしまい失敗する事もあります。もし挑戦したい方に少しでも役に立てればと思います。
また放卵したエビを見つけたらまた挑戦すると思います。
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