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ブセファランドラに最適なコケ取り生体5選!ブセを守るかわいい生体

こんにちは!かつやんです!
ブセファランドラ(以下ブセ)はボルネオ島に生息するサトイモ科の植物です。
水中で花を咲かせたり、美しいラメの様な光沢を持った葉が美しく近年世界中のアクアリストから絶大な人気を誇る美しい水草です。

成長が遅く増やすのに時間がかかる為、流通量が少なく比較的高価な水草です。
ブセは成長が遅いが故に苔被害にも遭いやすく綺麗に育てるにも管理が大変です。

そこで今回はブセを苔被害から守ってくれる相性の良い生体5種を紹介したいと思います!
(5選って少なくない!?)って思う方も居るでしょうが、植物への食害が無く丈夫で本当に苔取り能力の高い生体を厳選すると5種が限界です。

この記事ではブセ水槽のボックスメイトを探している方や苔問題で悩んでいる方にはおすすめの苔取り能力に優れた最高のパートナーを厳選して紹介します!


ブセと相性の良い生体とは?

ブセと相性の良い生体とは、ズバリ苔取り生体の事です!
成長の遅いブセは苔被害に遭いやすく、折角の美しい外観が台無しになってしまいます。

しかしアクアリウムの世界では苔や植物プランクトンを主食にする生体がおり、自身の餌として苔を食べる事でブセを苔被害から守り、美しい外観の維持をしてくれる最高のパートナーがいます。

食害が無く、苔取り能力の高い最高のパートナーを5種紹介します!



①ヤマトヌマエビ


間違いなくNO.1の最強パートナーです!
基本雑食なので、コケ、人工飼料、水カビ、魚の死骸等何でも綺麗に食べてくれます。
とにかく食欲旺盛で常にツマツマとお掃除をしてくれる為コケ除去能力が非常に高いです。

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殆どの苔を食べてくれる為、活躍の幅が広く優秀です。
茶ゴケ・アオミドロ(糸状苔)・サンゴ状苔に特に強く、黒髭苔もかなり時間はかかりますが食べてくれます。

ブセとヤマト双方にメリットがありオススメ!
苔や餌を食べまくるのですごい量の糞をしますが、バクテリアが有機物(糞)を亜硝酸塩へ分解し、ブセが栄養分として吸収します。

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ブセへの食害も無いので安心して任せられます。
ブセに苔が生えるのは仕方ない事ですが、理想的には生やさない事が大切です。
30cm水槽ならヤマト3匹でも綺麗に管理してくれるのでおすすめですよ!

■■ ヤマトヌマエビ ■■

▼ブセの種類を紹介!おすすめ30選▼
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②サイアミーズ・フライングフォックス

水槽に生える苔の中で最も厄介な『黒髭苔』を食べてくれる数少ない希少な生体です。
実際黒髭苔を食べてくれるのはサイアミーズ・フライングフォックスとシルバーフライングフォックスの2種だけです。
両方とも同等の苔とり能力があり、サイアミーズの方が流通量が多く入手しやすいです。

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黒髭苔に関してサイアミーズは非常に優秀!
ブセに黒髭苔が生えた場合ヤマトヌマエビも少量は食べてくれますが、苔が減る量と増える量に然程変化が出ない為目に見えた効果を感じる事ができません。
※餌を頻繁に与えていると苔を食べなくなるのでその点は注意が必要。

因みに黒髭苔は『木酢液』でも枯らす事ができますが、ブセの茎や葉の縁に生えた黒髭苔に木酢液を使用するとブセ自体が枯れたり溶けたりするので『サイアミーズ』に任せるのがベストです。
黒髭苔は他の苔より撲滅させるのに時間が掛かります。2ヶ月程の長期戦になるので早めの導入をしましょう!

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サイアミーズは予防にもなるので入れておいて損はない
サイアミーズは大きく成長しても他の生体を襲う事はありません。黒髭苔は非常に厄介で成長の遅いブセに生えやすい為、仮に苔が生えてなくても予防の一環として入れておいて損はありません。

サイアミーズ・フライングフォックス

▼ブセに苔が生えた時の対処法!▼
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③ オトシンクルス&オトシンネグロ

『オトシンクルス』と『オトシンネグロ』が優秀!
水槽の壁面から、活着土台の流木、葉についた茶苔・スポット状苔と幅広く掃除してくれます。
オトシンの仲間はタイガー・ゼブラ・ボルケーノ等色々居ますが、苔取り能力が高いのは『オトシンクルス』と『オトシンネグロ』だけです。

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貝類の代わりに入れるのがベスト
オトシンの仲間は茶ゴケやスポットゴケ(斑点状苔)に特に強く、ヤマトがあまり掃除の出来ないガラス壁面等も掃除もしてくれます。
どちらかというと貝類と清掃箇所が被ります。
貝類は水槽内で増えたり卵を産みつけたりするので貝を選択肢に入れない人におすすめです。

世間的にはネグロの方がコケ取り能力が高いと言われていますが、この2種の間には然程苔取り能力に差を感じません。
オトシンネグロとオトシンクルスは外観も違うので好みで使い分けて良いかと思います。

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コケ取り能力は控えめだが細かい所に手が届く
因みにプレコでなくオトシンを3位にした理由はプレコより小さく葉の掃除が出来る点や、プレコに比べ糞が少なく水を汚さない点です。
■■ オトシンネグロ ■■

■■ オトシンクルス ■■





④レッドビーシュリンプ(小型のエビ類)


一切食害の心配がない
ビーシュリンプに限らず、ミナミヌマエビ・チェリーシュリンプ等の小型のエビ類の事です。
小型のシュリンプ等は常に水槽内をツマツマして動き周り活着前のブセや、少し弱ったブセでも食害に合う事はありません。

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繁殖が出来るので数で差を埋められる
小型のシュリンプ類はヤマトヌマエビに比べると苔取り能力はかなり劣ります。
ヤマトヌマエビ1匹でビーシュリンプ15匹分程度と思っておくと良いです。
1匹当たりの苔取り能力は低くても、ビー・チェリー・ミナミヌマエビ等は水槽繁殖が可能なので数の利で埋められます。

種類が豊富で見た目もかわいい
ビーシュリンプやチェリーシュリンプは見た目もかわいいので鑑賞性も高いです。
色々な種類がいるので自分好みの生体がきっと見つかります。

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注意すべき点はビーシュリンプの飼育環境に寄せると、ブセを飼育するには水換え頻度が少なく栄養豊富な為苔が生えやすくなります。
ビーは少しデリケートなので、その点はミナミやチェリーの方がブセの飼育には適しています。

■■ ビーシュリンプ ■■


▼ブセ飼育完全マニュアル▼
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⑤ラムズホーン


苔取り能力だけでいえばヤマトよりも優秀!
貝類はオトシン同様水槽壁面から、活着土台の流木、水草本体と幅広く掃除ができます。
特にヤマトヌマエビが苦手なスポット苔も食べてくれるのでその点は優れています。
ラムズホーン1匹当たりの苔取り能力は苔とり貝の中では大した事ありませんが、増える事でとても強力になります。

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良くも悪くもラムズホーンは水槽内で繁殖します。
増えれば増えるほど苔取り能力は高くなりますが、それと同時にレイアウト水槽には稚貝が増えてしまい景観が損なわれるリスクがあります。
個人的には良く増えてコスパが良く優秀な苔取り生体の位置付けです。

カラフルで見た目がキレイ
ラムズホーンはレッド以外にブルーとピンクが居ます。苔掃除能力は下記記事を読んでもらえればわかると思います。

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他のコケ取り貝よりラムズのが良い所
水草への食害、汽水貝の様な跡が残る卵の産みつけはない為その点は安心して飼育できます。
他の苔とり貝は殻が重く水草の掃除が出来ないのですがラムズホーンは軽いので水草掃除には最適な貝類です。
■■ ラムズホーン ■■


ラムズホーンは増えすぎに注意!


ラムズホーンは増えすぎて水槽全体の水景が悪くなるというデメリットがあります。
ラムズもブセに卵を産み付けますが、跡が残ったり葉を食べるなどの害はありませんのでその点が気にならない方には超おすすめです。

正直ラムズホーンは数ありきなので、数が少ないと水槽内の苔が増えるスピードが勝り、苔が減らないなんて事もあります。


ブセを増やしたい方へ!株分け方法!
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ラムズ対策①キラースネール


同じ貝類ですが、キラースネールは苔は食べず貝のみを食べます。
残骸を見てればわかりますが、キラースネールは貝の中身のみを食べます。
なので水槽内にラムズの抜け殻は残るものの増えすぎたラムズホーンを間引くにはもってこいです。
■■ キラースネール ■■

ラムズ対策②アベニー・パファー


アベニー・パファーは稚貝駆除におすすめ!
大きな貝は進んで食べないものの稚貝は殻ごと食べてくれるの必要最低数を残して間引く事ができます。
1ヶ月もあれば大人サイズを残して稚貝は殲滅状態に間引けます。
さらに放っておくといつのまにか親サイズも徐々に居なくなっています。
ラムズが大量発生している状態ならしばらく餌代なしでアベニー・パファーを飼育できます。 
我が家では半年以上餌なしで片っ端からラムズホーンを駆逐してもらっています。
■■ アベニー・パファー ■■




まとめ


今回はブセと相性の良い生態を5種紹介しました!
勿論他にもミナミヌマエビやタニシ、ホワイトウィザードスネール等も居たんですが。
外観等も含めて今回は個人的なおすすめの生体をチョイスしました!

因みに上記5種を入れておくと苔被害はかなり最小に収まるので是非機会があれば育ててみてください!勿論ブセも綺麗にしてくれますが可愛くて癒されますよ!