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エアー・濾過無しでも金魚は飼育できる?あった方が管理が楽です

こんにちは!かつやんです!

私の所には嬉しい事にインスタや直接DMで質問をしてくださる方が多いです。

そんな中でよく見かけるのが金魚『タナゴ』はエアー『濾過』無しで飼育出来ますか?
って質問が多々多くあります。

また、かつやんは魚を屋外飼育しているのを見ますがエアーはどうしてますか?
って意見もよく来ます。

なので、今回は【エアー・濾過無しでも金魚は飼育できる?】【屋外飼育の時エアーはどうしているのか】について個人的な見解で答えていきます!

Q:エアー・濾過無しでも金魚は飼育できる?

A:条件次第で出来ます!
でもエアーや濾過はあった方が圧倒的に管理が楽です。

まず結論から言うと、金魚(タナゴ)はエアーポンプなしでも飼育できます。
しかし条件が限られるし、管理は大変になります。

※あくまで個人の見解と今までの経験からお答えしてます、多分正しいとは思いますが責任は負いかねますのでご自身の判断にお任せします。



【エアー無しで飼育できる条件とは?】

それではエアーや濾過無しで飼育出来る条件と、ポンプを使用した方が良い理由について説明します!
【エアーポンプ無しで飼育できる条件】
✖️飼育数が限られる※少数飼育
✖️60cm以上の大きな水槽
✖️夏季は換水の回数を増やす

【エアーポンプを使用した方が良い理由】
▲溶存酸素を増やして酸欠を防げる
▲物理濾過と生物濾過で水質維持できる
▲水換え頻度を一定にする事で生体へのダメージ緩和できる

まず条件ですが、エアー無しの場合は水槽内に飼育できる数が限られます。

エアーは水中に溶存酸素を増やす役割があり、水槽内に多くの魚を入れている状態でエアーを入れないと金魚や魚はみんな酸欠で死んでしまいます。
人で言えば密室に多くの人と閉じ込められている様な状態です。


次に60cm以上の水槽の大きさが必要です。

これは酸素の含有量の確保もありますが、水量を増やす事で水質の変化・悪化をゆっくりにする為です。

金魚(タナゴ)は良く餌を食べ糞をするので飼育水を汚しやすい特徴があります。
エアーポンプによる濾過機がないと物理的なろ過が出来ない為多めの水量と定期的な水換え頻度が高まります。

■ GEX 60 マリーナ 水槽 ■

飼育する容器の大きさ、飼育金魚の大きさや匹数によって水換え頻度は異なるので具体的な頻度は伝えられません。


季節的な管理の手間ですが、特に夏場に於いては水温が上昇しやすくこまめな管理が大変です。

夏季は水温が上昇しやすく、酸欠や水質の悪化、水温・水質の変化が激しい為生体へのダメージが大きく弱らせてしまう事になります。

こまめに水換えが必要になり、生体にとって定期的な水換えは必要ですが。
水換え頻度が多すぎるのもストレスやダメージを与える原因になります。

その為、エアー・濾過付きの飼育に切り替えた方が生体の為にも管理も楽になります。




どうしてもエアー・濾過なし飼育をしたいなら

金魚(タナゴ)をエアー・濾過なしで飼育する場合のコツと準備した方が良いものを紹介します。

一応きちんと管理さえすればエアーポンプがなくても飼育する事ができます。

おすすめの飼育容器と最低限用意が必要な水換えグッズを書いていきます。

【最低限準備した方が良いもの】
・大きめの飼育容器60cm位はあった方が◎
・カルキ抜き【エーハイム4in1】
・水換えホース

水量の多い容器は水質変化が起こりづらく、溶存酸素量も増えます、水深・開口幅が大きいもの程向いています。

濾過を使わない場合は定期的に換水が必要です。
3日に1回半量を換水のひとつの目安とすると良いです。

カルキ抜きやクリーナーポンプなどの水換え用品は高頻度で使う事になります。
カルキ抜きはバケツなどに水を汲み置きして日光にあてることでカルキを抜く事もできますが、カルキ抜きのほうが早く簡単で安全です、バランスの良いエーハイムがおすすめ。

■ エーハイム フォーインワン(4in1) 500ml ■

濾過が無いので低床にゴミが溜まりやすい為底を掃除できるクリーナーポンプが必要になります。
水換えと一緒に低床掃除の行えるこちらのクリーナーポンプはかなり使い勝手が良いです。

■ GEX おそうじラクラク クリーナーポンプ ■



エアー・濾過なし飼育に役立つアイテム3種

つづいてあると役立つ飼育アイテムを3つ紹介します!
アイテムというより、生体と水草になるんですが。こちらの3種です。

・ドブガイ ※二枚貝最強の濾過
・アナカリス ※丈夫で食べられにくい
・ホテイソウ ※浮草は浄水効果大

まず入れた方が良いのは二枚貝最強の濾過力を誇るドブガイです。

ドブガイは生きたロカボーイの如く入れておくだけで水槽内の余計な栄養分や植物性バクテリア等を食べて水を綺麗にする濾過摂食という特性を持っています。

ドブガイが1匹いるだけで水槽の水がクリアーになります!比較的丈夫なので入れた方が◎
■ ドブガイ ■


つづいて水草です。
水草は光合成して酸素を作る働きがあったり、金魚やタナゴの糞を根っこから養分として吸収してくれます。更に残った残骸を分解するバクテリア類も生まれるので生物濾過を促進させます。

本来水草ならなんでも良いのですが、金魚やタナゴは植物植生が高く有茎類の水草は大半食べられてしまいます。
カボンバ等に比べ比較的アナカリスは食べられにくく成長速度も高い為向いています。
■ アナカリス ■

そして最後はホテイソウです。
因みに僕はホテイソウも使いましたが水槽で増えすぎたアマゾンフロッグピッド等を使いました。

浮草類は水中に根を伸ばして余分な栄養を吸収してくれます。
また夏場の屋外に関しては太陽からの直射日光を遮断して水槽の水温上昇を防ぐ役割もあります。
■ ホテイソウ ■

これらを上手く使う事でエアーポンプの無い環境でも、極力少ない手間(換水頻度)を調節できる様になります。
水換え作業をどれだけ少なく、効率よく水質を管理出来るかがエアーなし飼育のポイントです。




エアー・濾過なし飼育のメリット

エアーポンプなし飼育のメリットは正直そこまでありません。
一応思いつく物を幾つかあげてみます。

・ランニングコストが安くなる
※電気代、エアーポンプ代がかかりません。

・設置場所を選ばない
※コンセントのない屋外等にも設置しやすい。

・モーター音が皆無



エアー・濾過なし飼育のデメリット!

・水換え頻度が高くなる
・生体に負荷がかかる
・小さい水槽や多頭飼育は不向き

個人的に圧倒的デメリットが高い。
仮にメリットで挙げた電気代のランニングコストが下がっても、水換えが多い分水道代が掛かります。
そして週一で良い水換えを3日に一度普段の倍以上行う手間を考えると圧倒的デメリットですね。

物理濾過、生物濾過の安定した水槽に比べると水質は変化しやすく丈夫な観賞魚でないと飼育ができません。

生体の事を考慮して考えるとエアー・濾過はあった方が良いですね!


まとめ

今回はエアー・濾過無しで金魚(タナゴ)の飼育は可能なのか?というテーマでお話ししました!

結果から話すとエアー・濾過無しでも飼育は出来ます。

濾過を使わない為物理濾過・生物濾過が無く水質も安定しずらい点や、水換えや低床の清掃の頻度が高くなり圧倒的に手間が増えます。

現在ではモーターの維持費は安くなったり、屋外でも使用できるソーラーエアーポンプ等もあります。

長期的な維持を考えたら投げ込み式の濾過等を使った方が良いでしょう!