たなごGo!

初心者向けアクアリウム情報を配信してます!

 本サイトはプロモーションが含まれています

パールグラスの種類・5種類の特徴・レイアウト・育て方を紹介!

こんにちわ!かつやんです!

アクアリウム好きの方は『緑の絨毯』と言ったらまず思い浮かぶのは『パールグラス』ですよね!
パールグラスを一面に敷き詰めたレイアウトは非常に美しく人気があります!

因みにパールグラスの種類は、大きく分けて5種類あります!それぞれ全く異なった特徴があり様々なレイアウトを楽しめます。

この記事ではパールグラス5種類の特徴やレイアウト、上手な育て方について解説します!これから挑戦しようという方は一度それぞれの特徴を確認してから購入すると良いでしょう!




パールグラス5種類の特徴とは?


パールグラスの種類は5種に分類出来ます。
それぞれ特徴があるのでここでざっくり説明します。

■『キューバパールグラス』
・葉が小さい・前景向き・デリケート

■『ニューラージパールグラス』
・葉が丸い・前景向き・丈夫で強い

■『ラージパールグラス』
・葉が丸い・中〜後景向き・上に伸びる

■『ニューパールグラス』
・葉が尖っている・中景向き・節から葉が2枚

■『パールグラス』
・葉が尖っている・中〜後景向き・節から葉が4枚

上記5種にはこの様な特徴があります。
同じパールグラスでも前景向き~後景向き迄様々、これは横に匍匐しながら成長するか上に真っすぐ成長するかの差があります。

前景向きのパールグラス


前景向きなら『キューバパールグラス』『ニューラージパールグラス』の2種がオススメです。
この2種は匍匐性があり底面を這いながら横に横に伸びる性質があるので前景に適しています。

この2種の違いは『キューバパールグラス』は葉が細かく非常に美しいが少しデリケートです。『ニューラージパールグラス』は葉が少し大きめで丈夫です。水槽の大きさや好みで選ぶと良い。


中〜後景向きのパールグラス


『ラージパールグラス』『ニューパールグラス』『パールグラス』の3種が後景に向いている。
それぞれ葉の形やボリュームに違いがあり、好みで使い分けると良い。
基本真っすぐ上に向かって伸びるので密生させて使うと美しく育つ。





キューバパールグラスの特徴


特徴はパールグラス5種の中で最も葉が小さい事!
葉が小さい為小型水槽にも向いており、30㎝キューブにはピッタリ!個人的にパールグラスの中で最も美しく前景に向いていると思います。



キューバパールグラスは他に比べると飼育が難しいです。
他のパールグラスに比べ成長スピードも比較的緩やかで、苔も生えやすいです。
他のパールグラスは生きていける環境でも枯れてしまう事もあります。



立ち上げはミスト式が良い!
ミスト式は失敗せず立ち上げやすいのでおすすめです。
1ヵ月程で注水出来るので然程時間もかかりません。
※葉が細かく浮力もあるので、底砂に使うソイルは通常より細かい『パウダータイプ』を選ぶと良い。

後は【充分な光量】【栄養豊富なソイル】【二酸化炭素】があると綺麗に育ちます。苔問題はシュリンプや苔とり貝がいると綺麗に掃除をしてくれます。



ニューラージパールグラスの特徴

特徴は丸みのある葉をもつラージパールグラスを匍匐させた様な水草です
パールグラスの魅力である鮮やかさと、丸みのある葉が印象的で前景に向いています。
横に横にと伸びますが、縦にも厚さを増します。比較的丈夫なので定期的にトリミングしてれば枯れる事もありません。

パールグラスでも比較的丈夫で育てやすい
丈夫さと育てやすさ兼ねそろえた前景水草として優秀です。
匍匐する用に育つのでトリミングもそこまで忙しなく無いですし、キューバパールグラスが枯れてしまう様な環境であっても充分育つ強さがあります。



多少苔が生えても生体でカバーできる
以前緑の絨毯を作った際、所々に苔が生えてしまった事がありました。

ビーシュリンプやヤマトヌマエビ・ラムズホーン等の苔取り生体を入れておくと改善する事が出来ます。
水槽の大きさ・苔の量・苔取り生体の数と種類にもよりますが2〜3ヵ月で改善される事があります。




ラージパールグラスの特徴


丸い葉っぱでまっすぐ伸びるのが特徴
ノーマルパールグラスの葉が丸い形をしたタイプです。
特徴としてはニューラージが横に横に成長するのに対し、ラージパールグラスは上に向かって成長します。中景〜後景に向きます。


飼育のコツはあまり手を加えない
 ラージパールグラスは植え替えを嫌うため頻繁な移動はしない方が良い。
差し戻しをする場合は5〜7㎜とった方がトリミング負けしにくい。

植え替え後根付く迄は成長が止まってしまうことがあり、根付くと急激に成長します。

密生させると下葉に光量が届かず枯れてしまう事もあるので注意。
高さが出る事も考慮して適度に間隔を取りながら植えると良い。



パールグラス(ノーマル)の特徴


パールグラスの原種です。
葉は先端が尖り、外側に軽くカーブしています。
一つの節から四方に葉を出すのでボリューム感を出しやすく、真っ直ぐ上に向かって育つのが特徴です。


レイアウトでは中景〜後景向き
ボリュームが出やすく、背丈が高くなるので中景から後景向きの水草です。

ラージパールグラスや他の種類とも葉の形や特徴が違うので一緒に植えても美しいレイアウトが作れます。



ニューパールグラスの特徴


葉先は尖ってカーブした形をしている
ニューパールグラスはノーマルパールグラスと似たような葉をしています。

パールグラスは3〜4枚の葉を出しますが、ニューパールグラスは一つの節目からでる葉は2枚なので見分けはつきやすいです。
葉の枚数的にボリューム感には欠けます。


レイアウトでは中景に使われる事が多い
少し匍匐性があり、真っ直ぐというより横に広がって成長する。
水槽側面の光や蛍光灯に反応しやすく伸びる向きも偏りがあります。
ニューパールグラスの方が色味的には明るいイメージがあります。





苔が生えてしまう事も多い・対処法


ある程度光量を必要とする為苔も発生してしまうリスクがある。
因みにこの写真程度の苔ならシュリンプとラムズホーンを20~30匹入れておけば1ヵ月でキレイにしてくれます。

苔掃除にはビーシュリンプがおすすめ


ビーシュリンプは苔取り能力は比較的弱めだが、数がいるとじわりじわりときれいにしてくれます。
貝類やヤマトは根付いていないパールグラスは抜いてしまう事がある為、ビーシュリンプの方が向いている。


硬度の高い水を好むので石を入れよう


パールグラスは硬度の水質を好む性質があります。
青華石はpHをアルカリに傾け硬度も上昇させる効果があります。

キューバーパールグラスは硬度があった方が好ましく相性が良い。
青と緑のコントラストは清涼感も出て美しく仕上がります。育成する際は是非組み合わせてみて下さい。



Co2やヒーターが無くても飼育できます


勿論Co2やヒーターがあった方が早く美しく成長します。
実際Co2無し&ヒーター無し&肥料無しで実験しましたが問題なく成長します。
冬場の水温でも室内であれば枯れる事もありません、基本ソイルと照明さえあれば飼育可能だと感じています。

こちらの記事で紹介してます。
www.tanagogo.work


立ち上げはミスト式がオススメ


正直水を注水した状態と比べても成長速度にそこ迄差は出ません。
ただし、水を入れた状態でパールグラスを植えると苔問題や、抜けてしまったり、せっかく付けた高低差が崩れてしまったりなどの仕上がりに多少差が出ます。
ミスト式の方が美しく仕上げる事が出来ます。



まとめ

今回はパールグラスの種類・5種類の特徴とレイアウトについて色々紹介をさせて頂きました。
一口でパールグラスといっても様々な種類が存在します!
後景に使用するか、前景に使用するか、使い分けるとより美しい水景を作る事が出来ますよ!
皆さんも是非パールグラスを使ったレイアウトを挑戦してみましょう!