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釣ってきた魚(タナゴ )を水槽で飼育する際の注意点と導入方法!


こんにちわ!かつやんです!

趣味で釣ってきた魚を家で飼育したいって方も多いのでは?!

実は私もその一人で、タナゴ釣りに行った際にお気に入りを1,2匹持ち帰って飼育水槽で鑑賞を楽しんだりします!
自分で釣ってきた魚って思い入れがあるから余計可愛かったりします。

しかし自然の川には病気や細菌がうようよしている事があり、
正しい手順で入れないと現在飼育している水槽内の魚病が病気になって全滅してしまうなんて事もあります。

間違っても釣ってきた魚を川の水毎飼育水槽に入れてはダメですよ!
今回は釣った魚を観賞魚として水槽に迎え入れる際の注意点等を5つに絞って詳しく解説致します!





釣った魚は必ずチェックする

釣った魚で家で観賞したい魚がいたらまずは厳選して選びます。
釣った魚全部持ち帰るとか考えないように!

本格的にブリード・繁殖している方は自然界の魚をいれたがりません。
理由は水槽に病気を持っている魚が入ると、魚が全滅したり水槽がリセットになる事がざらにあるからです。


■見るべきポイント
・川の水は奇麗か、
・寄生虫等はいないか、
・鰭が切れていないか、
・口先が赤くなっていないか、
・白点病はないか、

目に見える項目で怪しいところが有れば自然界にすぐ返してあげましょう。

持ち帰るなら上の注意点は必ずチェックします。
おすすめはこの観察ケースに入れるとよーく見えますよ!

元気よくはねて飛び出す場合があるのでこのフタ付きがおススメ。




持って帰るならせいぜい2〜3匹

タナゴは現在ただでさえコンクリート化や外来魚の影響で生息地が狭められています。また釣りに来る為にも極力自然に返してあげるのがベスト!

また、家の水槽に入れる際に1匹でも病気を持った魚がいると水槽内に蔓延します。1匹持ち帰るのと10匹持ち帰るのはリスクが違います。
本当に気に入ったオンリーユーを1匹迎え入れるのが良いかと思います。




川の水は絶対水槽に入れない!


いくらキレイな水だからと言っても
自然界の水には多くの微生物や雑菌は生息しています。

絶対に外の川の水を入れるのは避けましょう。

万が一水槽内で病気が発生した場合は折角作った水も総取っ替えになりますので注意!
バクテリアやレイアウトなどもリセットする事になります。





飼育水槽に移すまでの手順

よく、急な水質の変化は良くないといいますが日本淡水魚は比較的強いです。点滴方等の水合わせをする必要はありません!
ではやり方をお伝えします。


①水合わせ川の水から飼育水に馴れさせる

持ち帰ってきた川の水を半分以下迄捨てます、そこに新しい飼育水を数回に分け徐々に入れて水合わせをします。


②奇麗な飼育水に移行します

水合わせが終わったら再度カルキ抜きをした奇麗な水にをバケツなどに用意し、そこへ魚だけ移します。完全に魚だけを移して川の水は完全に入れません。


③一度バケツで薄めの薬浴をします

飼育水槽に入れる前に一度薬浴をします。予防の意味で薄めでもよいです。
グリーンアクアFで一番防ぎたい白点病を予防しましょう。
薬浴はバケツに入れ3~4日置きます。その間餌は与えなくて大丈夫。
エアストーンで酸素は入れましょう。


④3~4日でフンも出し切ります

※3~4日経つと薬浴効果で目に見えないウオノカイセンチュウを撃退でき、魚が体内にあるフンを出し切る為、水槽内に極力病気の侵入を防ぐ事が出来ます。

※この写真は1日ほどです。3匹でもこんなにフンがでます。


⑤最後に水温を合わせ水槽にIN

最後は水温を合わせて水槽にいれます。
念の為病気がないか最終確認した上でいれます。ら




もっとリスクを抑える方法!


例えば水草水槽で病気が発生した場合。
そのリスクは一緒に飼育している魚や生き物だけではありません。
水槽内に病原菌が住みついてしまい、薬品や塩を水槽に入れると水草が枯れたり、折角育てたバクテリアが死んでしまったりとリスクが大きいです。

水槽を複数用意できる場合は底砂に水草を1株植えた位の簡易水槽をつくり1ヶ月程様子を見るのもアリです。万が一病気が発生したとしても最小限の被害に抑える事ができます。
  

飼育は水が命なのでちゃんとした飼育水を作るには1.2ヶ月かかります。釣ってきた魚を飼育する際はよーく気をつけて入れましょう!


川魚の飼育について


タナゴも種類によって性格は違いますが大半は温厚な性格をしてます。
しかし繁殖時期は縄張り争いをする為、雄・雌のバランスには気をつける。
複数飼育する場合は水槽は60cm以上を選びましょう。
各タナゴの特徴を紹介しています!



【混泳相手】

同じタナゴ類と混泳させる事が出来ます。
他にも大きさが同程度の淡水魚は飼育が可能です。
大きめのオヤニラミや肉食系の魚はタナゴが食べられてしまう場合もあるので相手の混泳魚は大きさに注意。

おすすめは、ミナミヌマエビやヨシノボリ、ドジョウ、二枚貝類と混泳をお勧めします。



【飼育方法】

 

水質にも強く、人工飼料にも馴れる為飼育自体は難しくないです。

室外・室内どちらでも育成が可能です。
室外で育成する場合は日陰のなるべく寒暖差のない場所で飼育をしましょう!
冬は餌を与えなくても水槽内の藻やプランクトンを食べて過ごします。



まとめ

釣ってきた日本淡水魚も正しい方法で水槽に移す事で長生きします。
チョット気を使いすぎでしょ!って思うかも知れませんが、一度病気が発生するとリセットしない限り、何度も繰り返したりして全滅してしまう事もあります。

魚を飼育する上で大切なのは水です!
是非飼育を考えている方は大切に慎重に育ててあげましょう!