こんにちは!かつやんです!
タナゴは日本の固有種であり、日本淡水魚特有の婚姻色が美しく飼育を楽しむファンも多い魚です!
タナゴを飼育する上で一体タナゴの寿命ってどれ位?平均で何年位生きるの?
今回はタナゴの寿命について簡単に解説したいと思います!
私の飼育しているタナゴも長生き最長記録を更新したので、タナゴの寿命と長生きさせるコツも書いていきます!
タナゴの平均寿命は自然界と飼育下で大きく変わる
タナゴの平均寿命は一般的に自然界で2年程度、飼育下に於いては3〜4年と言われています。
自然界での寿命が短いのはタナゴの外敵も多く、タナゴが寿命以外に死んでしまう要因が多い事も原因です。
飼育下に於いては3〜4年が平均的と言われています。
上手に飼育するとごく稀ですが5年目に突入する事もあります。
我が家の水槽でも2018年産まれの5歳魚(6年目)がまだ生きています。
タナゴを飼育下で長生きさせるコツ
タナゴは比較的丈夫な魚で、日本の固有種の為寒暖差にも強い魚です。
今回6年目に突入したタナゴの経験や環境から長生きさせるコツを紹介したいと思います。
①小数飼育を心がける
タナゴを飼育する上で長生きさせるコツは小数で飼育する事です。
私も最初は平気で60cm 水槽に20〜30匹位育ててましたが、後々多すぎたと気づきました。
今では多くても15匹位にしてます。
60cmで3ペア又は45cmで2ペア位が一番長生きします。
②エサを与えすぎない
タナゴは自然界では人工飼料などありません、水中のプランクトンや微生物、水中の生態等の動物性の餌や水草に生える藻や植物性プランクトン等を食べています。
餌を与えすぎるとその分糞尿が出るので水質悪化が起こりやすくなりますし、それが原因で病気にかかったりもします。
個人的には3〜10月は1日1回2分で食べ切る量。
11月〜2月は2日に1回 2分で食べ切れる量の餌、又はミジンコやゾウリムシでいいです。
③定期的な換水月1.5回
タナゴはよく食べ良く糞尿をするので、水質を汚しやすい魚です。
特に3〜10月は水温も暖かくなり繁殖に向けて急激にエサも食べ大きくなります。
その為3〜10月は換水月1回、低床清掃月&フィルター交換月1回で月に2回換水を。
真冬の11〜2おいては活性も悪く餌もそこまで食べないので月1回の換水程度で充分です。
タナゴはそこまでデリケートではありませんので上記の頻度で交換さえしていれば充分です。
④ 病気には特に気をつける
飼育水の交換、飼育匹数さえ守っていれば滅多に病気にはなりませんが、寒暖差による水質悪化から白点病や赤斑病にかかる事があります。
同じ水槽の魚は飼育水を通して感染するケースもあるので隔離と換水を行います。
一度病気をすると完治する事も少なく、薬浴中に死んでしまう事もあるので気をつけましょう。
⑤ 無理な繁殖をさせない
これは経験上なんですが、産卵させた個体は最大3〜4年程度で星になります。
上の写真は1ペアが1シーズンに産んだ数です。
ざっと4〜50匹います。
やはり卵を産んだり子孫を残すと雄も雌も産卵にはかなり体力を使うのかもしれません。
比較的貝を入れず無理に産卵させない方が長生きです。
⑥ 混泳の選択を気をつける
タナゴを飼育している方で、稀に自然界で共存しているテナガやヨシノボリオヤニラミ等の肉食生体と一緒に飼育される方も居ますが。
やはりおすすめはできません。
他にも気象の荒い大型タナゴ(カネヒラやアブラボテ)が一緒だと追いかけ回され怪我をする事もあります。
希少5年目のタナゴ
2018年に生まれた個体が2023年で5年目に突入しました!
写真は3枚共別個体ですがセボシタビラでどちらも5歳です。
婚姻色も体色は濃くなるのですが、鰭から赤が抜けて発色も変わってきました。
2枚目の雄はそろそろ餌もあまり食べなくなってきてお腹も凹んでいて、目も片方は傷ついたのか見えないようでヨロヨロです。
因みに1番上の子不思議と一番元気そうにみえますが、先日☆になりました。
今まで色も目立たなかった子なんですが、最後急に美しく色をだして数日後転覆行動をして急死してしまいました。
最後の恩返しだったんでしょうか?
最後の最後まで美しい姿で☆になりました。
まとめ
今回はタナゴの寿命と経験上長生きする飼育方法を紹介しました!僕もタナゴはかれこれ10年近く飼育してるんですけど。やっぱり平均は3年位です。
そして昔飼育スペースも考えず次々に増やして水槽内に20、30匹近く入れてた時はやっぱり☆になるのも平均寿命も早かったです。
今はかなり飼育数を落としながら長く大切に飼育を心がけています。今いる5年目のタナゴちゃんも長生きさせられるように日々試行錯誤して行こうと思います!
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