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ブセファランドラを群生させるコツや群生向きの種類を紹介!


こんにちは!かつやんです!

ブセファランドラには沢山の種類があって、それぞれ大きさ・葉の形状・色・成長スピード・成長の仕方が違います。
僕はブセが好きすぎて現在30種以上のブセを育てています。(ブセ=ブセファランドラの略)
ブセは水草の中でも特に美しく単体でも充分に存在感がありますが、『群生』させると非常に美しい景観を作る事が出来ます。

ブセは他の水草に比べ成長スピードが遅く、大きくしたり、増やすにはかなり時間がかかります。
高価で成長の遅いブセを群生させるのは結構大変なんですが。
ブセが力強く群生してる姿は非常に美しくブセ好きにはたまらないものがあります。

僕はブセに関してはまだ4年程度ですが、4年間30種を愛でていると、それぞれの特徴がわかってきます。
この記事では景観を踏まえて
・ 群生に向いてる・向かない種類の特徴
・ 群生させるとキレイな種類
・ キレイに群生させるコツ

上記を中心に紹介します!



ブセファランドラの『群生』とは


群生(ぐんせい)とは読んで字の如く、同じ種類の植物が群らがって生えてる状態です。

これは水草だけでなく植物全般に使う言葉で、例えばススキが群生する景観、コスモスが群生して咲いている。と言った形で使ったりします。

ブセのレイアウトに於いては1箇所に同一の種類のブセを複数活着させたレイアウトを言います。
例えば1本の流木に隙間なくブセファランドラsp.クダガンだけを活着させた様な状態です。
複数種類が隙間なく生えてる状態は『密生』と言います。




群生に向いてる種類と向かない種類がある


ブセは基本どの種類も群生は出来ますが、キレイに群生出来るタイプとあまりキレイに群生してくれないタイプがいます。

個人的な好みも入りますが、長年飼育をしていると成長過程で見分けがつきます。基本は葉が小さく小型〜中型ブセが群生に向いています!


群生に向いてるブセの特徴


種類は後ほど紹介します!まずは群生に向いてるブセの特徴から紹介します。

・ 葉が4cm前後の小〜中型
・ 成長過程で根が浮かないタイプ
・ 比較的成長が早く丈夫なブセ

まず葉が4cm前後の小〜中型ブセは活着物に比較的しっかり活着してくれます。
光量のある真上だけでなく、横に葉や脇芽を展開してくれる種類が多く活着物に這う様に全体に広がってくれます。

そしてブセはどの種類も成長が遅いのですが、種類によって成長スピードが更に遅いものがいます
斑系は特に遅い印象を受けてます。
流木や岩一個分を埋めるにはある程度の『数』と『株の大きさ』が必要になるので成長が早い種類が適しています。

またブセの生え方や活着物の大きさによって株分けして更に活着する等の工程も必要になります。
その為丈夫さも重要な要素です。



群生に向かないブセの特徴


できない事は無いのですが、あまり綺麗に群生させにくいです。

・ 比較的大型化しやすいブセ
・ 根が浮くタイプ
・ 比較的葉の数が少ないブセ
・ 上に上に成長するブセ

大型化しやすいブセは根が太く強い為活着物から浮く様に活着してしまい思った様に群生できません、株の割に葉が大きく数が少ない為バラバラに見えてしまいキレイな水景を作るのが難しい事があります。

また『アラマンダ』の様に上に上に成長するタイプも難しいです。成長しても高さが出やすく、株をふやすより一つ一つ葉が大型化する為脇芽でしか数が増やせず、脇芽を出すのもかなり時間がかかります。※写真はアラマンダ

大型のブセは根が浮いたり、上に上に成長する種類や葉の数が少なく葉一つ一つが大きくなる種類が多い。







群生させるとキレイなブセの種類

ブセファランドラsp.クダガン


クダガンは群生にもってこいの品種です。
濃い赤系の色合いはウィローモスやウォーターフェザーを一緒に活着させてもコントラストも美しいです!

↑株分け直後の写真
群生目指して現在数を増やしてます!子株が比較的出易いです!
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ブセファランドラsp.クアラクアヤン1

クアラクアヤン1は成長もはやくクダガンとは一味違った群生ができます。
高さが出ず、一株活着させると成長と共に横に広がる為群生させ易い品種です!
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ブセファランドラsp.クアラクアヤン2



基本大きさや形状は全てクアラクアヤン1と一緒です。葉が褐色系でブセの中では珍しくピンクの蕾を持ちます。
群生すると一つの株から複数蕾を持つ為とてもキレイな品種です。
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ブセファランドラ sp.ビブリス



形状は少しクダガンにも近いが、細葉で濃い緑色をしており岩に密生させるとまるでボルネオ島の渓谷の様な見た目を再現できます!
葉や株が大きくなるというより、増える様に成長するので数が取れ易いのも群生向きの理由の一つ
また株分けに強く枯れたり溶けにくいです。
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ブセファランドラsp.レッド


成長は遅めですが、あまり高さは出ず活着土台によくハマってくれます。
時間はかかりますがゆっくり成長します、あらかじめ大きめの流木などに複数に分けて活着しておくとじっくりとふえてくれます。
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ブセファランドラsp.シャイングリーン2



シャイングリーンは丸系の葉を持つタイプで類似品種はカプアスフル等が似ています。
どちらかというと中〜大型タイプですが
葉の枚数が多い事と成長が早い為他のブセとは一味違った群生レイアウトを作る事ができます!
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ブセファランドラsp.カプアスフル


丸系の葉を持つタイプで中〜大型化します。
成長が早く群生させ易い事や、他のブセとは違った形状の為レイアウトも楽しめます!





キレイに群生させるコツ

次は群生させるコツについてです。
群生は一般的に1箇所に同一品種が群生している状態をいいます。

方法としては

① 大きな流木や岩に活着させる
② 小さな溶岩石などに活着させて集める。
と言った方法です。

大きな流木や岩に活着させる


個人的には大きな活着物につけた方が株分けの手間が省けるのと葉も株も大きくなりやすくおすすめです。

株分けをすると根や茎部が小さくなり出てくる葉も小さくなります。
その分成長が遅くなるデメリットがあります。


小さな溶岩石などに活着させて集める

小さな溶岩石に活着し、増えたらトリミングを繰り返して数を増やします。

好きなタイミングでレイアウト変更など出来るメリットがあります。

デメリットはトリミングすると溶けたり暫く成長が止まる為、増やすのに時間がかかります。



まとめ

綺麗に群生させるには群生に向いている種類と2通りの方法があります。
この二つを意識する事でワンランク上のレイアウトを作る事ができますよ!

ブセを群生させるには予め数が必要になります。
ブセは他の水草に比べ高額な為、成長するまで時間はかかりますが最初は組織栽培等をつかうのも一つの方法です!


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