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出目金の飼い方!大きさ・寿命・種類・おすすめの餌や飼育の注意点!

こんにちは!かつやんです!

出目金は左右に大きく飛び出た眼球が特徴!
一際異彩を放つ独特の姿形から人気のある金魚です。

元は琉金の突然変異種から作出されてい流為、体型や飼育方法は琉金同様です。

基本的には琉金同様丈夫で飼いやすい種類ですが、飛び出した目は傷つきやすく飼育の際は水槽レイアウトには配慮が必要です。

柄や尾の形状により種類豊富なのも魅力です。
値段も500円〜10,000円前後のもの迄幅広いです。特徴的な外観も初心者〜ベテラン迄幅広い層に人気があります。

この記事では出目金の上手な飼い方、注意点、豊富な種類も併せて解説します。





出目金の特徴


 出目金の特徴 ・学名:Carassius auratus

・大きさ:8〜最大20㎝程の大きさ

・寿命:約5〜10年程度

・水温:10〜25°前後

・体色(柄):黒、赤、更紗、白、キャリコ、桜

・飼育難易度:簡単

・飼育水:淡水

・飼育水槽:60cm〜

・価格:500〜1,000円

中国で琉金の突然変異で眼球が突出したのを利用して作出されました。
日本には明治に渡来したと言われています。

出目金は金魚すくいでも見かける、丸型金魚の中でも代表的でポピュラーな種です。

飛び出した眼が特徴で、異色の魅力がある金魚です。飼育も比較的簡易で初心者でも飼育しやすい金魚です。


出目金の魅力・外観


左右に大きく飛び出した目が異彩を放っています。
頭部が小さく丸みを帯びた体型、立派な長いひれと体型は琉金の特徴が色濃い種です。

約8~20cmに成長し、体色は黒・赤が最も多く、キャリコや白は珍しい。

出目金は、眼が左右共に大きく飛び出ていてバランスが良いものが美しいとされており、大きい個体やショートテール・蝶尾個体は価格が高くなる。




出目金の大きさと寿命


・大きさは8〜20cm程度
・寿命は5〜10年程です。

体型は琉金に似ており小顔で体高も高く尾鰭が長い為、大きさ以上の迫力があります。

餌の量や飼育環境で大きさはかなり変わりますが、大きいものほど高価になる傾向があります。
琉金に比べ目が良くないので餌に競り負ける傾向もあります。

寿命は平均で5年程ですが、程良い餌やりと水質の管理をする事で10年以上生きるので飼育も長く楽しめます。

出目金は目を怪我してしまうと致命的ですので気をつけましょう!


出目金の餌


色揚げ+増大+コスパの良い餌が理想です!

雑食で何で人工飼料にもよく慣れます。
なんでもよく食べます、目が出ている分そこまで動きが得意でなく、泳ぎの上手い魚と一緒の環境では餌取りで競り負ける事もしばしばあります。

色揚げを目的とするなら『咲きりかり』
餌を全体に散らせて給餌を目的とするなら『テトラフィン』がおすすめです。

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咲きひかり・色揚げ用・沈下性 1kg

他にも金魚のエサを詳しく書いてます!
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出目金を大きく育てるコツ


元々が琉金の為、大きくなるポテンシャルがあります!
水槽の大きさと餌が重要ですが、出目金に関しては餌に競り負けてしまう為、遊泳力の高い生体と混泳させない事等も重要です。 

大きくしたい場合は、餌を少量1日3回ずつ与える事。
水槽サイズを大きくする、飼育匹数を少なくするのが有効です。





出目金の飼育方法


飼育自体は容易な方で丈夫な品種。
飼育に関しては突出した眼球を傷つけないよう注意する必要がある。

琉金同様水質変化にも強く非常に丈夫です。
温度は15~25度が理想です。
高温・低温のどちらにも耐性がありますが、急激な水温の変化には弱い為安定した水温を維持できると良い。

琉金の改良品種なので、飼育環境は琉金と変わりません。


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①水槽は大型60cm以上
出目金は約8~最大20cmにまで成長し、糞で水を汚しやすい為なるべく大きめの水槽が好ましい。

水槽は最低45〜60cmサイズがおすすめ。
45cmであれば2匹飼育、60cmであれば5匹位までを目安に飼育できます。


②強力な濾過を用意
飼育水も汚れやすい場合濾過能力は高いものを選びましょう!
おすすめは『外部濾過』『上部式濾過』がおすすめです。

出目金は泳ぎが得意でない為、水流は弱めで育ててあげると良いです。


③大磯砂か低床無しベアタンクがおすすめ

金魚は極端にpHが低い水を好まず、pHを極端に下げてしまうソイルや、流木などを大量に入れたブラックウォーターでは調子を崩し易いです。
底床を敷くなら大磯砂などが良い。

糞が多いので底面掃除し易いベアタンクがおすすめです。
フィッシュレットを使うと管理がしやすくなります。
■■ フィッシュレット ■■


④レイアウトはシンプルに
出目金は目が傷つかないようにレイアウトは角のあるものをなるべく使わない事

目を傷つける恐れのある枝状流木やゴツゴツした岩は不向きです。
泳ぎも下手なのでなるべくシンプルに遊泳スペースを確保してあげましょう。

アヌビアス・ナナの様な硬い葉は食害に遭いにくい為活着させて入れるのが良いです。


⑤蛍光灯LEDで色揚げ効果UP
出目金は赤も黒も光量による色揚げ効果が期待できます。体色が良くなります。
鑑賞性が上がり癒されますよ!光量は必須です。





出目金の混泳は難しい


出目金はほかの金魚より泳ぎが下手で、飛び出た目は視力が弱い特徴があります。
混泳相手はこの点を考慮して選びます

遊泳力のある金魚と一緒に飼育すると餌にありつけない等のデメリットがあります。

混泳をする場合は、同じ同種・若しくは同体型の琉金・ピンポンパールなど遊泳能力が低い金魚がおすすめです。

蘭鋳など丸型系も多種紹介しています!

▼▼初心者におすすめ丈夫でキレイな金魚10選!▼▼
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出目金の入手方法


出目金は金魚の中でもポピュラーな種類でアクアショップやホームセンターでも購入できます。

出目金は安価な個体は500円〜
尾びれが短いショートテールは2,000円程の値段で購入できます。
大きく色の濃いものは値もつきやすくなります。



珍しい出目金の種類

現在出目金も他の金魚同様色や柄はバリエーション豊富です。
色は「黒出目金」が最もメジャーで、他に「赤出目金」「三色出目金(キャリコ)」少し珍しい色「更紗」「白」の5色います。
それぞれ尾ひれの短い『ショートテール』や尾ひれが長く上から見ると蝶を連想させる『蝶尾』がいます。

色が濃く美しい個体や大きな個体は高価になり1万円程度になることが多いです。
 

黒出目金

全身が真っ黒に染り流通量が最も多い種類。
出目金といったら黒出目金をイメージする方が多い。
混泳水槽では良いアクセントとなります。


赤出目金

出目金の元祖で、赤い体色の個体です。
幼魚の頃は発色が弱く3歳以降になるまで発色しない個体も多いです。
黒出目金に比べ流通量が劣りますがポピュラーな種類です。


更紗出目金

赤×白の更紗模様の出目金です。
柄が可愛い種類で、アクアショップでは黒・赤・更紗・キャリコが同じ出目金のくくりで売っている所も多いです。


三色出目金(キャリコ)

赤・黒・白の三色模様(キャリコ)を持つ改良品種です。
複雑で美しい模様が魅力で、赤・黒に並びメジャーな種類です。

キャリコ琉金や朱文金、東錦、江戸錦のキャリコ模様の元になった種です。


白出目金

体色が白い出目金です。
大半1割程赤が混ざっている事が多く、完全な真っ白はすごく希少です。
あまり流通量はありません。  


アルビノ出目金

出目金のアルビノ個体です。
元が変わり種でアルビノ特有の赤眼の為とても個性的な外観をしています。
一際存在感が強く変わり種を飼育したい方におすすめです。


桜出目金

出目金の透明鱗個体です。
桜を思わせる白×赤のコントラストとキャリコと同じまだら模様の鱗を持つ出目金です。



柳出目金

出目金×和金の交配品種です。
普通の出目金は琉金体型ですが、柳出目金は和金体型をしています。
身体の丸み・体高がなく、細長い体型と鮒尾が特徴です。遊泳力が高い種です。
あまり流通量は多くありません。


ショートテール出目金

通常の出目金より短い尾びれを持つ個体です。
尾鰭が短い為、体全体が丸いシルエットでかわいい個体です。

普通の出目金より比較的高価になり1万円前後の価格の高級出目金です。


蝶尾

蝶を思わせる美しい形状の尾を持つ個体です。
尾が開いていて上から見るとまるで蝶が飛んでいる様に見えます。
価格はピンキリで珍しい柄と合わさると一万円前後まで幅広いです。




出目金の産卵・繁殖

出目金は生後8か月(孵化の翌春)から繁殖可能になり、春先の暖かくなる3月〜4月頃繁殖期を迎えます。

交尾後雌がお腹に卵を持ち、水草などに1,000以上の卵を産み付けます。
卵は5日から1週間ほどで孵化します。

稚魚期はヨーサックがあり、その後は ゾウリムシ、ブラインシュリンプ等の微生物から餌に馴れさせて行きます。
稚魚は黒っぽい体色をしてますが、2か月程で大色も出てきます。

孵化後3ヵ月くらいから徐々に突き出た眼があらわれ始め、4ヶ月もすると姿形は親と同じ形状になります。



まとめ


今回は出目金の飼育と種類について解説しました!

出目金の飼い方は基本的に琉金と同じですが、出目金ならではの飼育の注意点もあります。
しかし出目金はそこまで難しい品種ではないので比較的飼育も簡単です。

お気に入りの個体がいたら是非飼育してみてはいかがでしょうか?