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日本産の苔取り貝としてポピュラーな種類!茶褐色の巻貝状の殻を持つ苔取り貝『ヒメタニシ 』の紹介です!
日本産の巻貝の仲間で、古くからメダカや金魚・日本淡水魚と相性が良くタンクメイトとして導入されている種類です!
記事内で詳しく解説しますが、ヒメタニシは苔取り貝の中でもかなり優秀な部類の性質をもっています。
・苔取り能力が高い
・水草への食害がない
・卵胎生で過度な繁殖や卵産みつけが無い
・濾過摂食もするので水質維持に役立つ
この記事ではヒメタニシの飼育方法や、苔取り能力・飼育の注意点・繁殖・濾過摂食等について詳しく紹介します!
ヒメタニシ の特徴
ヒメタニシの外観
巻貝状で殻長は3cm前後、色調は殻は基本茶褐色で個体差により薄いもの濃いものもいる。
ヒメタニシの外観は飼育環境が酸性が高いと貝頂が白く侵食します。屋外で飼育すると苔が生えて緑色に見える事もしばしばあります。
体はグレーで、汽水貝とは違った淡水貝特有の外観をしています。(※伝わりづらいのですが、コーンスネールやラビットスネールにも似ている)
日本原産だけあって形状・色合い等、日本淡水魚水槽に良く合います!
ヒメタニシの飼育方法
ヒメタニシは日本の四季に強く幅広い水温の耐久があります。水温は5~28℃とかなり幅広い!
水質にも耐性が強く弱酸性~弱アルカリ性と幅広い。
よく田んぼの水路やホソでも見かけると思いますがかなり丈夫です。
唯一弱点は30℃越えの高水温や、汽水等の塩に弱く、夏場の屋外なら水量や日傘をしたり塩浴時は取り出すなどすると良い。
水槽内で発生するコケや有機物を食べる為、若干苔の生えた環境くらいが丁度良いです!雑食の為底に沈んだ人工飼料も好んで食べています!
ヒメタニシの寿命
ヒメタニシの寿命は約3~4年程
純粋な淡水貝とあって長めです!実際3~4年位が平均かと思います。
私は小学生の頃田んぼでとったタニシは水槽で6年程生きていた記憶があります。
比較的水温・水質にも丈夫な純正の淡水貝なので余程強いのだと思います。
餌は必要か?
主に水槽内で発生するコケや有機物を食べます。
特別に餌を与えなくても水槽内で発生するコケや有機物を食べて生きることができます。
濾過摂食と言って二枚貝の様な水質浄化作用もあるので、特別余程立ち上げたばかりの水槽等でない限り餓死する様な事はありません。
混泳生体の底面に落ちた人工飼料も食べて底面掃除もしてくれますよ!
コケ取り能力は高い!
苔取り生態の中ではかなり優秀!
貝に性格なんてないと思いますが真面目にコツコツと仕事するタイプ。
流木や低床上の移動も得意みたいで壁面だけでなく幅広く色々な箇所の掃除をしてくれます。
投入匹数はピカピカにしたいなら10ℓにつき1匹程度が目安。
ヒメタニシは苔取りだけでなく水質の浄化作用もあるのでトータルで考えるとかなり優秀です!
ヒメタニシの混泳相手
ヒメタニシの混泳相手は日本淡水魚!
日淡とは間違いなく相性が良いです!
外観に於いてもカラフルすぎず良く合いますし、日淡と同じく日本の四季の寒暖差のある気候で生活できる強さがあります。
メダカを初め、タナゴ等の川魚や金魚とも相性が良いです!
水草への食害は無い
ヒメタニシは水草への食害はありません。
東南アジア等の貝類は植物食性が高いものが多く、水草が食べられてしまう事があります。
ヒメタニシは流木に生えた苔や水カビ、水槽壁面に生えた茶苔は食べますが、水草を齧ったりはしません。
飼育の注意点・高温に注意
特にこれと言った注意点はありませんが、唯一気をつけるのは30℃以上の高温に注意です。
30℃でも室内で直射日光さえ塞げば問題ありませんが、屋外なら直射日光を防ぐ必要があります。
すだれでもよいですし、ホテイアオイの様な浮き草でもガード出来ます。
ヒメタニシの繁殖
淡水の水槽内でも繁殖可能です!
ヒメタニシは卵胎生と言って卵でなく稚貝を産みます。
雄雌異体の卵胎生は卵を産み付けず、メスが卵を体内で育てて稚貝を産みます。
繁殖にはオス・メスが1体ずつ必要で爆発的に増える事は少ないです。
一回に出産する稚貝の数もそれほど多くないので増えた際は大人サイズを間引いていけば困るほどではありません。
中型以上の川魚や金魚は稚貝も食べる事がありますので然程困りません。
購入はネット通販がオススメ!
ヒメタニシは流通量が多く、アクアショップやホームセンターでも売ってます。
近所に田んぼがあるならホソにいけば見つける事もできますが、近年外来種のジャンボタニシ等も多いのでわからない方は無難にショップで購入すると良いです。
繁殖を狙いたいなら雄・雌が必要になる為10匹を目安に購入すれば半永久的に増やせます。
まとめ
ヒメタニシは苔取り能力の他に濾過摂食も優秀なので苔取り、濾過効果が高い生体です!
水草への食害も少なく卵を生みつけられる事もないので水槽で飼育できる貝類の中ではかなり優秀です。
特に日本淡水魚水槽では色合いも地味でレイアウトを崩す事もないのでボックスメイトとして最適ですよ!