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レッドタイヤトラックスネールの飼育方法〜コケ取り能力◎美しい貝〜

こんにちわ!かつやんです!

赤味を帯びた殻と、タイヤの跡のような模様が名前の由来『レッドタイヤトラックスネール』の紹介です!
東南アジアに生息するカノコガイの仲間で、美しい体色と模様が人気の種です。

模様や色の個体差が大きい事も特徴で、縞々やスポット模様・色合いも黄色や赤等本当に同じ種類?って思う位外観が違います。

他のカノコガイの仲間と比べると色や縞模様が美しく水槽内にいれても存在感があって綺麗です。

水質への適応能力も高く、丈夫な貝なので水槽で飼育しても活躍してくれます!

この記事ではレッドタイヤトラックスネールの飼育方法や、苔取り能力・飼育の注意点等詳しく紹介します!

レッドタイヤトラックスネールの特徴


レッドタイヤトラックスネールの特徴 ・ 大きさ約2〜3cm

・色は赤や黄色茶色模様が美しい

・寿命は約1~2年程

・汽水性だが淡水でも飼育可

・水温は15℃~28℃位を好む

・水質は弱酸性~弱アルカリ性

・淡水では繁殖は出来ない

・食性は雑食で苔や残餌を食べる

・水の外も這って行動できる

・東南アジアに生息する

大きさ・外観

大きさは2〜3cmコケ取り貝の中では中位です。
貝殻の巻き数は少なく2段程で殻頂部から丸みを帯びた形をしてます。
成長すると殻頂部が浸食されてきます。

外観は個体差により特徴か幅広い。

色は単色で赤・黄・茶と様々な色をしている。柄についても個体差が大きく、タイヤの跡の様な縞模様やスポット(点々)等個体差は大きい。

寿命

寿命は約1~2年程、汽水に生息する貝の中では長い方です。

水槽飼育に於いても、水質にも丈夫な為比較的長生きです。


1番多い死因としては、壁面や水草からの転落時ひっくり返ってしまうと自分の力では起き上がれない事があります。
これが原因で衰弱して死んでしまう事が多い。

※ひっくり返ってるのを見つけた時は戻してあげる必要があります。






レッドタイヤトラックスネールの飼育方法

自然界では淡水と汽水の中間層に生息している為、水質や水温への適温能力が高い。
飼育も通常の淡水環境で飼育できます。

水草への食害も無い為、水草水槽にワンポイントとして入れても綺麗ですし、水温や水質にも強く熱帯魚~淡水魚水槽と幅広く活躍できます。


【水温・水質】
水温は20℃~28℃位を好み、水質は弱酸性~弱アルカリ性が良い。

本来自然界では汽水に生息する貝なので極端にpHが低い水は好みません。

水温・水質における適応能力は非常に高く、淡水でも充分育ちます。

エサは必要?・何を食べる?

特別に餌を与えなくても水槽内で発生するコケや有機物を食べて生きることができます!

水槽壁面や岩・水草・流木に苔が生えてる状態なら餌も気にする必要はない。

多少コケが生えたこなれた水槽や、水草豊富な環境が好ましいと言えます。

※立ち上げたばかりの環境では餌となる苔が無い為餓死してしまう事があります。

飼育していた印象では、食欲豊富なラムズホーン等は魚の残餌や魚の死骸などにも群がって食べますが、レッドタイヤトラックスネールはあまり死骸等や残餌には興味を示さず食べません。植物食性が強い様です。


レッドタイヤトラックスネールのコケ取り効果


レッドタイヤトラックスネールのコケ取り能力は高い。

特に水槽壁面の掃除が得意で茶ゴケを中心によく食べます。
移動速度は遅めですが、ゆっくり移動しながら苔を残さず食べてくれます。
水槽に入れておくとコケ予防に非常に高い効果を発揮してくれます。

ガラス面や石の掃除等が得意でつるつるした面を好んで移動しながら綺麗にコケ取りしてくれます。







混泳相手の注意点

レッドタイヤトラックスネール自体は別の生体を捕食したり水草を食べる事はありません。

水温の幅も広いので、熱帯魚・日本淡水魚などとは高相性で幅広い混泳が楽しめます。

貝が水槽壁面から落下した際、逆さまになってしまう事があります。この時殻の内側を突かれて衰弱して死んでしまう事が多いです。
極力大人しい混泳相手を選ぶと良い。

貝食性の強いフグ・肉食魚・キラースネールは混泳すると食べられてしまうので控えましょう

相性の良い生体◎

貝類は水槽壁面や石、流木といった比較的ツルツルした面の苔掃除を得意としますが、水草や、低床(ソイル上や砂上)の苔取りは苦手です。

その為、水草やソイルの隙間を隈なく掃除できるエビ類やオトシン等との組み合わせは非常に良いと言えます。
苔対策にはヤマトヌマエビ+貝類+オトシンが最強の組み合わせです。

他の貝類と一緒に混泳しても水槽が綺麗になって良いですよ!
貝の特徴や種類はコチラの記事を参照して下さい!
www.tanagogo.work



レッドタイヤトラックスネールの繁殖

淡水の水槽内では繁殖できません。

レッドタイヤトラックスネールは自然界では汽水域で繁殖し卵を産みます。孵化した幼生は川を降りて海で浮遊生活を送った後、幼貝になって川に遡上するという生態を持ちます。

その為一般的な淡水水槽の場合、1〜2㎜程の卵嚢を水槽壁面や流木などに産みつけますが、淡水環境では卵から孵化できません。
これは汽水に生息する貝の大半が当てはまります。

水槽内で勝手に増えないのはメリットでもあります。
水槽壁面などについた卵嚢が孵化する事は無い為スクレーパーなどで取り除くと良い。


飼育上の注意点

レッドタイヤトラックスネールを飼育する上で注意するべき事があります。
以下の注意点には気をつけましょう。

・飼育の際は必ず蓋を付ける事
・ヒーターカバーは必須
・ひっくり返ると起き上がれない

脱走する事があります!

カノコ貝の仲間は元々水中より水際を好み、湿った所であれば生活できます。

水中を出て水槽の上面まで登り飛び出してしまう事もあり、飼育の際には蓋(フタ)をする必要があります。

汽水貝は夜行性の為、夜間に活発的に動き回り水槽外へ行ってしまうことがあります。
ガラスでも網でも蓋さえしておけばOK、蓋を持ち上げてまで脱走はしません。

 
ヒーターを入れるならカバーは必須
ヒーターに直接貼りつくと火傷により死亡することがあります。
ヒーターカバーがあるものを使用しましょう!

ひっくり返ったら起き上がれず死んでしまう事も

水槽のガラス面や流木、水草に張り付いていたのが何らかの拍子に落下した際上下逆さまで着地すると自力で起き上がれない場合があります。

一番多い死因とも言えます。
対策としては見つけたら手で起こしてあげる等です。



購入はネット通販がオススメ!

レッドタイヤトラックスネールは流通量が少なく、アクアショップでは早々出会う事がありません。
その為購入は断然ネットショップがお勧めです。

貝類の中では結構高価ですが、1匹で購入するより、10匹等多めに購入する事で比較的安価で購入できます。

他の貝類より少し高価ですが、その分鑑賞面はとても美しいです。


まとめ

レッドタイヤトラックスネールは見た目も美しく、丈夫な貝類です。
コケ取り能力も高い為水槽内も綺麗にしてくれるので重宝します。

飼育環境の適応能力が高く熱帯魚・ビーシュリンプ・日本淡水魚・メダカと幅広い混泳が可能で、水草水槽にも鮮やかさを足す事が出来ます。

飼育が容易・苔取り能力が高い・外観も美しいとハイスペックな貝です!
是非水槽のボックスメイトとして一度飼育してみてはいかがでしょうか??

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