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水槽用天然流木は渓流で拾おう!下処理・アク抜きの仕方等徹底解説!


こんにちわ!かつやんです!

水槽レイアウトで使う流木って自然でも拾えるんですよ!

今回は水槽に使える天然流木を入手できる場所の紹介や、天然流木を使用する際の注意点・下処理の仕方・沈まない木の対処法等、徹底解説したいと思います!

あまり売ってない様な形のものもあって、稀にいい掘り出し物に出会うかも知れませんよ!
実際拾った流木を入れたレイアウト等も紹介しますので気になる方は是非お読みください!

体験談から書いてるので多分他のサイトやブログと異なる点も多いかも
それ位リアルな情報をお届けします!


水槽レイアウトに使える流木が拾える場所

水槽のレイアウト用に使える流木が拾える場所は『渓流』1択です!
一応海岸やダムなども流木は拾えますが、渓流の方が良いです。


海岸の流木:煮沸しても何カ月真水に漬けようと塩が出てきます。
この塩は生体にはあまり影響はありませんが、水草に良い影響を与えません。※シュリンプなどの小さい生体にも不向きです。


ダムの流木:業者が掃除等で拾った流木が置かれていて、自由に持ち帰って良い様になってます。実際何か所か行ったことありますが、あまり見かけません。稀にあっても巨大すぎるものや使えそうに無いものばかりです。本当に運が良くないと当たらないでしょう。


渓流を勧める理由

落ちてるもの全てが流木に使えるわけではありません、ダムは生木が多いし、海岸は風化してスカスカな物が多く流木には早々出会えません。
しかし渓流にはアクアリウム向きの流木が多いのです。


アクアリウム向けの流木って

渓流では長い年月をかけて上流からゴロゴロ流されて、外皮が剥がれツルツルになっており、激流の摩擦で角の無いすべすべな流木となります。

木と石の中間みたいに硬くなった物が好ましく、石や木にぶつけてコォンコォンと呼応する様な硬い音がする物を選ぶと良い。

実際自身でアクアショップに並んでいる木の材質等を見ていると実際どれが使えてどれが使えないのか目で見て解る様になります。





流木拾うなら冬や春先の渓流がオススメ

夏場は観光客が多かったり、既に拾われてしまっていてなかなか流木に出会えない。他にもアブや虫も多いのであまりお勧めしない。

冬の時期は渓流を歩く人も少ないので流木がよく落ちている。
ちなみに冬の渓流は水がものすごく透き通っていて神秘的に美しいっ!

そう、流木は岩場に落ちているものだけでなく、水の中に沈んでいるものモノもあるのだ。冬場に手を伸ばして冷たい水の中の流木を拾う人間はそう居ないので案外掘り出し物が見つかるぞ!

水中・岩場広い視野で探すと良い!流木拾いは冬~春がお勧めだ!





天然流木使用の注意点

では次に天然流木を使用する際の注意点です。
ここで注意してもらいたいのが、天然の流木は寄生虫や虫、雑菌がいる可能性があるという事です!

当たり前ですが薬品や洗剤は使えないので、熱湯・煮沸消毒を行います。
カビ類が生えてる流木は水質悪化につながるので使用は避けますが、どうしても使いたい場合は紙やすりで削り落としてから使うと良い。
間違ってもいきなり生体のいる水槽にドボンはしないように!

自然界で取れた流木は入念に下処理しましょう!





天然流木の下処理方法

流木には雑菌・汚れ・カビ・アク等があるのでそれらを一度取り除く必要があります。

そしてキチンと沈むように吸水をさせると、最低1週間〜2週間・場合によっては半年程下処理に時間がかかります。

次の手順で下処理を進めましょう!


①煮沸消毒をする

重複しますが、自然界の流木は害虫・寄生虫などがいたり、カビ類の菌が付着している場合があります。
小さいものなら鍋に入れて煮沸消毒も可能ですが大きい流木は発泡スチロールなどにいれて熱湯をかけていきましょう。

煮沸なら1時間・熱湯消毒なら1日程置いてまずは雑菌を殺しましょう



②汚れを落とす





殺菌した後は1日程水に付けておくと比較的汚れも落ちやすくなります。
カビや泥、汚れが付着している場合がありますので、洗剤等は使わずハブラシ等で洗い落とします。
もし尖った所や気になる箇所があれば紙やすりで削ってしまいましょう。
粗目・中目・細目があると便利です。



③吸水・アク抜き


流木は中に空気を含んでいたり、木の材質によって水に浮かんでしまうものがあります。紐などで縛って石や重りをのせて沈め吸水させます。

流木は1.2週間で沈む場合もあれば、半年以上たって沈むものもあります。
大きさだけでなく木の種類にもよります。

同時に水につけると流木からアクが出てきます。
流木から水に成分が溶け出て水が茶褐色に染まっていきますので、1週間を目安に褐色した水を交換しましょう!


④アク抜き期間


※大体1週間でこれ位アクが出ます

約2~3週間でおおよそ色が溶け出る現象は止まりますが、水槽内に移した後も色が出てしまう場合もあります。

水の色が茶色くなるのが嫌であればバケツや発泡スチロールで1~2ヶ月程水に漬け込み、色が出なくなるまで様子を見ましょう!

ブラックウォーター自体に害はありませんので水槽に入れて、、定期的に換水しながら使っても問題はありません。

アク抜炭きを使う事で短縮する事も出来ます!



流木が沈まない時の対策


※重りをどかすと浮いてしまいます。

アク抜き以上に時間がかかるのが流木沈まない問題です。
流木が水に沈まない理由は大きく分けて2つです。
①流木の空気が抜けきってないから。
②材質自体の浮力が高いから。

この両者の沈め方は別物です、イメージし易く言うと①空気の入ったペットボトルを沈める方法と②発泡スチロールを沈める方法に似ています。

①流木の空気を抜く方法

この手の流木は根気よく水に漬けておけばいずれ沈みます。
しかし、先述しましたが2週間で沈む事あれば、1年かかる事もあります。
この速度を上げる為、煮沸や木に穴をあけ空気を逃げやすくする、水を入りやすくするのが良い。

・ 水に漬ける。
・ 鍋で煮沸する。
・ 穴を開ける。



②材質的に沈まない場合の対処法

木の種類で浮力が高い物や沈み易い物様々です。
全く一部も沈む気配のない物が対象です。

沈まない物は沈みません。この場合、沈む流木を上に乗せて組木したり
岩等に縛り付けたり、接着剤を付けて強制的に沈めます。

・ レイアウトでカバーする。
・ 重りをつける。
・ アクアリウム接着剤


詳しい詳細はこちらの記事で紹介しています。
www.tanagogo.work


天然流木を使ったレイアウト

実際天然流木を使用したレイアウトを紹介します。
拾った流木で作った水槽がこちらです。

自然界の川のありのままの姿をイメージしてみました!
湾曲した流木部分を魚がトンネルとして行き来してます。


こっちはまだアクが出たので外で使ってましたが、新しいレイアウトを考案中です。





究極問題流木は買うべき?拾うべき?

ズバリ!・・・難しいっ!答え難いです。
例えば流木を拾いに川まで行くと、近くに渓流がある方はいいが、私の場合ガソリンだけで4,000円位かかる。
※交通費の他にも、下処理・煮沸時のガス代やヤスリとかもかかる。
※あとは最悪拾い行ったのに無いなんて事もありますよ。


でも、知ってる方は知ってると思うけど、アクアショップの流木って切り株とか根っこ側は4,000円近くするしかなり割高なんですよ。
大きいのなら2個位しか買えないです。


流木拾う目的だけで行くならネットショップで4,000~5,000円分安いのまとめ買いした方が良いのが多く安く手に入る。

※流木についてはネットショップまとめ買いが一番安い。
※寄生虫やカビ類等の下処理も不要、漬け込みだけなので楽。

釣りや温泉、旅行、デートなんかのついでの目的があるなら拾った方が良いと思う。
っていうのが本音です。



こんなこと言ったら怒られるけど、石付き流木やモス活着流木なんかは割高です。

モス付き流木なんてモスなんかは半永久的に増えるし、どんな流木でもよいのでそれこそ拾った流木で量産可能です。

石付き流木はわざわざネジで留めたりしてるものもありますが、あれこそ
アクアリウムボンドと石で出来るのでこの辺のアイテムが欲しいなら拾い行った方がいいですね。


まとめ

流木は自然の渓流でも手に入れる事が出来ます!
ただ市販の流木と違いアク抜きや下処理に時間がかかるのと、寄生虫やカビ類に注意する必要があります。

近くに渓流や河川が無い場合はそこに行くまでの時間や交通費を考えると一概に安いとは言い切れませんが、釣りや温泉など観光で渓流へ行った際には是非見て回ると良いですよ!

キレイな川で良い流木を見つけて水槽ライフを楽しみましょう!