こんにちわ!かつやんです!
キューバパールグラスを育てるのに現在では『ミスト式』が主流と言われています。
ミスト式はパールグラスとの相性が良く、緑の絨毯を作るなら苔問題やCo2不要で美しく早く育つ『ミスト式』が人気です!
そこで今回はミスト式と普通にパールグラスを植えただけの水槽とどっちが綺麗に早く仕上がるのか?どの様な差が出るのか?実験したいと思います。
この記事では水槽の大きさも照射量も同条件で育てた様子を紹介し、その差を比較したいと思います!
- 同条件の水槽を二つ用意します
- ミスト式とは?
- キューバパールグラスとは
- キューバパールグラスの下処理
- キューバパールグラスの植える手順
- キューバパールグラス植えるポイント
- 計測開始初日の様子
- 7日目の様子【1週間】
- 15日目の様子【2週間】
- 22日目の様子【3週間】
- 30日目の様子【4週間】
- 37日目の様子【5週間】
- 42日目の様子【6週間】
- 49日目の様子【7週間】
- 56日目の様子【8週間】
- 2ヵ月間比較してみた結果
同条件の水槽を二つ用意します
今回は【ミスト式】と【普通に植えたもの】の成長の差を比較する為
30㎝水槽を二つ用意し、開始日・照射量・低床など全て同じ環境を二つ用意しました。
今回は30cmキューブ水槽で用意をします。
両方共に底砂はソイル、石組レイアウトで立ち上げ、基本水草はキューバパールグラスのみで作ります。低床や水草レイアウトもほぼ同条件にします!
因みに石は片方は気孔石、もう片方は青華石で石組します。
青華石の方が水の硬度を高くし、パールグラスと相性が良いと言われてます。
全く同じ水槽では面白く無いのでレイアウトだけ少しいじってます。
ミスト式とは?
ミスト式とは水上葉や水中葉をソイルに植え、霧降・照明・ラップ等で水槽を「温室化」して育てる方法です。※ パールグラス等が最も適しており、よくこの方法で立ち上げられます。
比較的簡単に水草水槽を立ち上げる事が出来、大体3週間前後で水草が根を張り、水を入れて通常の管理をする事が出来ます。
ミスト式の立ち上げ方や詳しい方法が知りたい方はコチラの記事をどうぞ
www.tanagogo.work
キューバパールグラスとは
今回使用する水草はパールグラス種の中でも葉が小さく匍匐性の高い『キューバパールグラス』を使用します。
キューバパールグラスは横に横に成長する為、一面が緑色の美しいレイアウトを作る事ができます。
ただ苔が生えやすかったり、他のパールグラスより枯れやすかったり、他より飼育が難しい部分もあります。
キューバパールグラスの下処理
キューバパールグラスは水上葉の状態で売られている事が多く、底面はゼリーと一緒に入ってます。
ぬるま湯で軽く落とす事ができます。
キューバパールグラスの植える手順
まずはバラします。これは個人的な意見ですが、パールグラスは1本ずつ植えた方が美しく仕上がる印象があります。
ニューラージパールグラス等は私も1本ずつ植えます。
しかしキューバパールグラスは葉や根が細かすぎて1本づつ植えるとかなり労力になるので、3〜4本でまとめて植えてます。
キューバパールグラス植えるポイント
個人的に抑えるべきポイントは2つです。
② ミスト式ならソイルは濡らしてから
ソイルは1番細かく粒の小さい物を選ぶ理由はパールグラスが抜けてしまうのを防ぐ為です。
スーパーパウダーやパウダーを選びましょう!
粒が大きいものは簡単に抜けてしまうので極力細かい物がおすすめです。
ミスト式ならソイルを濡らしてから植えると崩れ防止になる。
前後にソイルで高低差をつけたつもりが、パールグラスを植えてたら高低差があまり無かった。なんて事ありませんか?
乾いたソイルではパールグラス植えてる際に崩れながら平坦になってしまう事があります。
ソイルを濡らしておく事で崩れが緩和され高低差を付けたまま植える事が出来ます。
計測開始初日の様子
それではいざ計測開始します。
写真左はミスト式、右は注水式(普通に水を張った状態の水槽にキューバパールグラスを植えた物)です。
この同条件の環境で成長の変化や差が出るのか比較していきたいと思います。
7日目の様子【1週間】
正直どちらもあまり変化を感じません。
ミスト式の方は毎日霧吹き、密閉、換気をくりかえしてます。
照射時間は共に1日9時間前後です。
どちらかというと右側(注水式)の方が若干成長を感じられます。
少葉が成長し増えている印象があります。
15日目の様子【2週間】
水上葉と水中葉の違いだと思いますが、左側(ミスト式)の水上葉は葉ごとギュッと根付いた感があり、ソイルに深く入り込んでる印象があります。
右側(注水式)の方は水中葉が成長して増えてます。
ここまでの状況では右の水が入っている方が成長が早くも感じます。
22日目の様子【3週間】
ミスト式はゆっくりではありますが匍匐する様に横に広がり始めました。
そして右の水が入ってる方は苔が発生!以前も3週間前後で苔問題が発生した。今回も時を同じくして発生しました。
エビを入れるには飼育水がまだ不安定そうなのでラムズホーンを3匹入れて水槽内で繁殖させます。
30日目の様子【4週間】
ミスト式はここにきて成長スピードが増した感触があります。
そして右側はコケの進行速度が早まってます。
壁面だけでなく、パールグラスや石にまで苔が広がってしまいました。
ラムズホーンの卵から稚貝が出てきてある程度数が揃えば対処できると思うのでこのまま放置します。
37日目の様子【5週間】
植えたキューバパールグラス同士が匍匐し伸びあってくっつき始めます。
着実に少しづつ伸び始めて居ます。
水を注入しても問題ありませんが、もう少しだけこのままミスト式で育てた状態を見たいのでもう少し成長させたいと思います。
42日目の様子【6週間】
完全にソイル面よりパールグラスの面積が多くなってきました。
この後は注水し、水上葉を水中葉にして成長を促せば緑の絨毯の完成です。
49日目の様子【7週間】
約50日で注水しました!
ミスト式はある程度パールグラスが根付いた状態で水を入れるのでソイルが崩れたり、苔が大量発生するのを防ぐ事が出来ます。
結果仕上がりも早く美しいです。
56日目の様子【8週間】
約2ヶ月で一面緑の絨毯を作る事ができた。
水中葉に変わり、緑色から黄緑色へと変化してきた。
ミスト式の方が苔問題も回避しつつ早く美しい水景を作る事が出来る。
2ヵ月間比較してみた結果
2ヵ月様子を見て感じた事は、成長の速さ、美しさ共にミスト式の方が良い
最初の1ヶ月位はどちらも成長速度はあまり差がある様には感じませんでした。
しかし、水が入っている方は水流や生体の影響から抜かれてしまう事もあり、一面緑の絨毯になるスピードは結果ミスト式の方が早かった。
美しさでいえば断然ミスト式
水を張った状態の水槽は苔問題が発生。
対してミスト式は苔問題もなくきれいに仕上がった印象を受けます。
緑の絨毯を作る際にはミスト式をおすすめします!