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水合わせ『点滴法』のやり方!生体導入時の細かいポイントも紹介!


こんにちわ!かつやんです!

水槽に購入してきた生体を導入する際は水合わせや温度合わせをしますよね?

ビーシュリンプ・シャドーシュリンプは非常にデリケートな為、水合わせをする際は充分に注意をする必要があります!

導入時の水合わせを失敗すると温度差や、水質・pHによるショックをうけて死んでしまうことがあります。

因みに生体を水合わせする際一番生体に優しい方法は『点滴法』です。

水合わせによるダメージを極限まで少なくした方法でエビや稚魚等によく使う事があります。

今回の記事では『点滴法』のやり方を詳しく解説します。


『水合わせ』とは?

生体を水槽に移す際、『水合わせ』をします。
基本魚や海老などをペットショップで購入すると袋に少量の水を入れて渡されます。

その水から自分の水槽の飼育水に生体を入れると水の水質・温度・PHが極端に違うとショックで死んでしまう事があるのです。

水合わせとは魚やエビを運んできた水に少量づつ水槽の飼育水を入れ、水質や温度に徐々に慣れさせてから水槽に移す為に行う事をいいます。





水合わせ『点滴法』とは?

『点滴法』とは水合わせの際に最も安全で生体に負荷を掛けない水合わせ方法です。
チューブとコックを使って一滴・一滴飼育水を入れる水合わせをする方法です。

シュリンプ等のデリケートなタイプには一番適した水合わせの方法で水合わせによるダメージを最も減らす事ができます。





水合わせをしてみよう

それでは実際水合わせのやり方を3つのステップで紹介していきます。
用意するものも少ないので簡単に実践できます。


用意するもの

・点滴用チューブ
(チューブに分岐コックをつけたもの)
・プラ容器
(生体の大きさによって変える)

点滴用チューブはエアチューブと分岐コックとエアストーン等でも作れますし、水合わせキット等も売ってます。
値段もリーズナブルなのでお持ちで無い方は是非!


ステップ1.水温合わせ


まずは飼育水の上に生体をビニール事20分程浮かべて水温を同等にします。

点滴法の場合は一滴一滴飼育水を合わせるので
そこまで長時間の水温合わせは不要です。

※点滴法以外の場合、水槽の飼育水の上に袋ごと1時間を目安に水温を合わせましょう。
こうする事で生態の水温に対するストレスが軽減されます。





ステップ2.1時間を目安に水合わせ


かるく水温を合わせた後、生体を容器に開けます。エビや小型の魚なら100均で売ってるプラケース位で充分です。
勿論生体の大きさや量によって大きさは使い分けてください。

チューブを飼育水に入れ、もう片方から飼育水を吸い込み水を出します。
2秒に1滴位を目安にコックを絞り調整します。

もう片方を容器に入れ1時間〜1時間半かけてゆっくり水合わせを行います。



ステップ3.他の飼育水を極力持ち込まない

30分程したら一度水合わせの容器の水を半分捨てましょう。

その理由は…
この水合わせ容器の水は、生体を運んできた水+飼育水槽の水です。

注意点はこの生体が入ってた袋の水にスネールやヒドラ等害虫が混じっている場合や、白点病などの目に見えない病原菌が潜んでいる可能性があるからです。

何度か繰り返して、極力生体を運んできた水を入れない事がポイントです。



点滴方を行うべき生体

水質に敏感なシュリンプ系や稚海老や稚魚等の小さい生体には是非使う事をお勧めします。

ビーシュリンプやシャドーシュリンプ等は特に水質の変化にデリケートな為、
点滴方を使うと良いでしょう。

水合わせの導入時は最も☆が出やすいので生態は正しい知識を持って接しましょう!





まとめ

最後に今回の記事をまとめます!
生物を水槽に入れる際は水合わせが必要です。

中でも『点滴法』は生体に最も負荷がかからない方法です。

相性が良い生体はシュリンプや稚魚等、デリケートな生体には特に必要です。

水合わせのポイントは
・ゆっくり行う2秒に1滴位。
・生体を運んできた水を飼育水槽に入れない。

等が重要です。

点滴法は自宅で水換えや選別の際にも頻繁に使うシーンは多いので一つあると便利ですよ!