こんにちは!かつやんです!
おそらくこの記事をご覧になっている方は水上葉・水中葉はご存知の方が多いと思いますが、
今回は水上葉(すいじょうよう)を水中葉(すいちゅうよう)に差し戻し・植え変える方法について解説します!
水草と言うと水中での姿、水中葉のイメージが強いかと思いますが、水草の中には水の外で育つ水上葉という形態を持つ種類もあります。
全ての種類が水上葉になる訳ではありませんが、育って水面に迄達するとその先は水上葉として色や形状が変わります!
この記事では水上葉を水中葉に植え替え・差し戻しする方法とそのメリットやデメリットについて解説します。
水上葉と水中葉の違い
簡単にこの二つの違いについて説明します。
実はアクアショップには水上葉で売られているものがあります。
それではこの水上葉を水中に植え替え・差し戻しすると良いのか簡単に説明していきます。
実は簡単そのまま植えればOK
シンプルに答えるとこの形状のまま水中に植えればOK!
自然と脇芽から水中葉が出てきます。
そのまま水中葉が大きく育つと、元あった水上葉が枯れてなくなり
完全な水中葉に変化します。
※種類や状態によっては水中葉に変化するものもあります。
ここでポイントがあるので簡単に説明します!
新鮮な水上葉を使う事
最初に水面まで達した水上葉をカットしていきます。
カットしたら時間をおかずなるべく早く植えると良い。
新鮮な水上葉は水槽に植栽すると驚くほどの生長速度で育ち水中葉を展開します。
活力の高い水上葉なら新しい環境にスムーズに適応してくれます。
水上葉は浮力がかなり強い
元々水上の環境で育った水草なので水中向きではありません。
その為水中に植えようとしても浮力が強く直ぐに浮いて抜けてしまいます。
その為根がしっかり張るまでは束にして、重り等をつけて沈めると良いです。
▼こんな便利アイテムもあります▼
栄養豊富なソイル低床
平均2週間前後で脇芽や根が出ます
理想的には栄養系ソイルの低床に植え替えると成長が早く2週間程で脇芽や根がでます。
植え替え時は寒い時期や栄養の少ない砂質等では枯れてしまう事も多いので注意。
▼おすすめは栄養系ソイルです!▼
1ヶ月で完全に水中葉に!
元の水上葉は枯れてなくなり完全な水中葉になります。
水上葉は元々水上で育つ為の形状をしているので水中では時間と共に枯れてしまいます。
なので最初はこの葉っぱどうなるの??と不安もあるかと思いますが直ぐに気にならないほどに変化します!
因みに今回紹介した水草は【ミリオフィラム・マトグロッセンセ】です。
雪の結晶の様な美しい形状をしています。
水上葉のメリット・デメリット
水上葉の最大のメリットは「丈夫で飼育が簡単」な事です。
光量・水分・栄養さえあれば早々枯れる事もありませんし、春から秋にかけては水上葉の成長スピードは一段と早くなります。
余った水草等ストックするには水上葉として育てた方がリスクは少ないです。
水上葉のデメリット
水上葉と水中葉では外観が異なる種類が多いです。
水上葉のイメージで育てたら水中葉に変化して想像していた外観と違う…なんて事も。
水上葉を購入する際は一度調べてから購入すると良いです。
水中葉のメリット・デメリット
シンプルに直ぐに使える点です!
水上葉は水中葉が出てくるまでにはおおよそ2週間ほど時間がかかります。そこから美しく成長させるとなると更に時間がかかります。
その点水中葉は直ぐにレイアウトとして使える為、時間を大幅に短縮できます。
水中葉のデメリット
コケや溶け等による弱い面もある。
水槽内にコケが大量発生して、大切に育ててきた水中葉が枯れてしまうなんてこともあります。
全ての水草が水上葉にはならない
水上葉になるものとならないものがいます。例えば【カボンバ】【バリスネリア】【マツモ】等です。
例に挙げた上記の種類は水面までは達しますがその後は水上に出てくる事なく、水面を覆い尽くす様に成長します。
水上葉を水中葉にするコツまとめ
よくネットショップでは水上葉として水草が売られています。
水上葉を水中に差し戻しするのは難しくはありませんが最後にコツをまとめたので覚えておきましょう。
② 差し戻す際は浮力が強い
③ 低床はソイルがおすすめ
④ 冬場より暖かい時期が良い
こちらを守って育てると比較的うまく植え替えが出来ますよ!