こんにちわ!かつやんです!
タナゴの中でも最小!かわいい『カゼトゲタナゴ』の紹介です!
自然界では九州の一部にしか生息しておらず、本州では自然界でお目にかかる事はありません。
繁殖期になると腹側が黒くなり臀鰭の縁が赤く染まり美しい!
パッと見はバラタナゴに似てるが、明瞭な青い縦線や口紅を塗ったような赤い唇と小さいサイズ感が非常にかわいいタナゴです。
タナゴの中でも最小の種類、最大で4cm程なので水草などのレイアウトも色々楽しむ事が出来ます。
知れば知る程好きになってしまいきっと飼いたくなってしまう、そんな魅力的なカゼトゲタナゴを紹介します!
カゼトゲタナゴの特徴
分類 | コイ目 コイ科 バラタナゴ属 |
育成難易度 | ★★★★☆ 簡単 |
寿命 | 2~3年前後 |
水温 | 10℃〜30℃ |
性格 | 気性は穏やか |
混泳 | 中~小型のタナゴ◎ |
産卵時期 | 【春型】 4~7月 |
繁殖難易度 | 難しい |
特記事項 | 小さい水槽でも飼育可 |
カゼトゲタナゴの外観
【カゼトゲタナゴ雄の様子】
繁殖期を迎えた雄は腹部下縁がまっ黒に染まり、縦条はより鮮やかな青色に、尻鰭・背鰭の縁や口唇は真っ赤に染まり縁が黒く染まる。
少しバラタナゴにも似ているが、体高が低く体側に1本の明瞭な青色の縦条や腹部下縁が黒くなる所等実物と比べると違いが分かり易い。
常に鰭をピンと広げてるので見ていてかわいらしい。
もっとカゼトゲタナゴの外観・写真を見たい方はこちらの記事をどうぞ!
▼▼ カゼトゲタナゴの写真・画像50選 ▼▼
www.tanagogo.work
【カゼトゲタナゴ雌の様子】
雌は春型産卵で繁殖期の4〜6月にかけ卵管が出て、最大伸長時には尾びれの辺り迄長くなる。
雌も濃い縦線が入り、可愛らしい外観をしている。
背鰭には黒斑が入るので比較的他種と比べ解りやすい。
雄に比べ、縦線の色も少し暗色で全体的に黄色っぽい色合いをしている。
カゼトゲタナゴの性格・飼育
【カゼトゲタナゴの性格】
温和な性質であり、攻撃性はなく飼育向き
大きさも4~5cm程と小型で複数での飼育も可能。
大人しく小さいので水草のレイアウトも崩さない為、水草を楽しみたい方にも向いている。
小さい水槽でも飼育できますし、大きい水槽に入れるとカゼトゲ同士群で泳いだりすのでとてもかわいらしいタナゴです!
【カゼトゲタナゴの混泳相手】
◎ タナゴ同士なら小~中型のタナゴと混泳可能!
温厚な性格で大きさも小さいので、大型の活発なタイプとは混泳は難しい。
※ しかし、繁殖を狙うならタナゴ同士の混泳はおススメしません。
タナゴは繁殖時強い個体が貝を独占し、弱い個体は貝に近づけずうまく産卵が出来ない事もあります。
小さいカゼトゲはうまく繁殖ができません。
◎ 貝類やエビ類と混泳も可能!
エビ類なら小型のミナミヌマエビ、貝類ならヒメタニシ等がおすすめです!
勿論ドジョウとも混泳できますが、カゼトゲのメリットでもある水草も飼育できるって点と水草を抜いてしまうドジョウはある意味相性が悪い。
◎ 魚じゃないけど水草水槽とも高相性!
本来タナゴは水草をつついて抜いたり食べてたりしますが、カゼトゲタナゴは水草を食べたりつついて抜いたりは滅多にしません。
レイアウトした水槽を楽しみたい方には向いています。
★タナゴと相性の良い水草はコチラをどうぞ!
タナゴ水槽におすすめの水草!美しい水槽を作ろう!
【カゼトゲタナゴの飼育方法】
成長しても大きさも4~5cm程の為複数での飼育が可能です。
3ペア位なら30cm水槽でも飼育可能です。
多頭飼育に向いてます。水槽は60㎝以上がオススメです。
温和な性質で人工飼料にもよく慣れるため飼育は容易。
室内飼育の個体は平均3年〜4年は生きます。
カゼトゲタナゴの繁殖方法
【自然界での繁殖】
春型の産卵で5〜6月にピークを迎える。
ニセマツカサガイ、小型のイシガイ等の二枚貝を好み産卵する。
産卵後2.3日で孵化する。その後3週間ほどで8 mmあまりに成長し、稚魚が母貝からでてくる。1年で4cmほどの大きさとなり成熟します。
【飼育水槽での繁殖】
カゼトゲタナゴの繁殖は必ず単独飼育で!
水槽内で繁殖させたい場合は、カゼトゲタナゴ以外のタナゴは入れない事。
※カゼトゲは温和な性格で体長も小型の為、別の種がいると縄張り争いに負け貝に産卵する事が出来ないケースがある。
色の出た雄1匹・雌2匹を入れた飼育水槽に二枚貝を入れると雄は雌を二枚貝に誘導し産卵します。けっこう頻繁に産卵活動は見られます。
その後は1ヶ月程で貝を出して様子を見ましょう。比較的孵化までの過程が早く産卵後3〜4週間(水温22度前後)で稚魚が出てきます。
小型の為一回の産卵で産む数も非常に少ないのも難しい理由の一つでもある。
【おすすめ二枚貝】
色々な貝の種類と大きさを試したが、大きい貝でも小さい貝でも然程出てくる稚魚の数に変わりはなかった。
その為大きいドブガイより、小型のイシガイでも数がかわらないならデメリットが少ないのでおすすめ!
※大きいドブガイが水槽内で☆になるとかなりの被害がでる。
小型のイシガイは意外と耐熱性があるので春先〜夏手前まで何サイクルか出来ますよ!
カゼトゲタナゴの釣り情報
参照: 熊本市水前寺江津湖公園 HP
【分布】
主に九州の一部で生息している。
九州の北部〜中部(佐賀県・熊本県)壱岐島(長崎県)に分布する。
本州には生息していない。
※岡山の一部に生息しているらしいが希少生物のスイゲンゼニタナゴとも似ている為、真意は不明。
【釣り情報】
食性は雑食だがアカムシやイトミミズなど動物食に偏りがち、自然界ではは藻類・プランクトン小型の甲殻類を食べている事からアカムシや黄身練りの食いつきが良いらしい。(私はカゼトゲは釣った事が無い。)
水質の綺麗な用水路や、湖沼などの比較的流れの穏やかなところを好み生息する。
実際九州で釣りをした事は無いが、イメージは大きさ的に関東でいうバラの小さいのを釣る感覚に近そう。アタリはあるけど釣れない的な。
口が凄く小さいので黄身練りかグルテンの方が釣れそう。
カゼトゲタナゴの入手情報
カゼトゲタナゴは九州のタナゴの為、本州では釣る事ができません。
※中には誰かが放流したり、貝と一緒に本州に移動してしまったものも居るみたいです。
飼育したい場合はショップで購入するのがお勧めです!比較的安価で飼育もしやすく魅力的なタナゴです。
※アクアショップでカゼトゲタナゴを見る機会はありません。
おすすめは楽天やYahoo!ショップ等、ネットで購入がおすすめです!
まとめ!
カゼトゲタナゴは現在日本で飼育出来るタナゴの中で最小のかわいい種類です!
※正確にいうと天然記念物の『スイゲンゼニタナゴ』が最小。次に国外の『シーナンタナゴ』(火山タナゴ)、その次が『カゼトゲ』です。
体側に1本の明瞭な青色の縦条が入り、背鰭、臀鰭、唇、目が真っ赤に染まる可愛らしい外観をしています!
他のタナゴと違って水草と一緒に飼育ができる点等もレイアウトの幅が広がって楽しいですよ!
是非皆さんも挑戦してみて下さい!
このブログではアクアリウム関係の情報を提供しています!
よろしければ是非読者になっていただけると幸いです!
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