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エビが抱卵したら産卵飼育ケースを使おう!稚エビの飼育に最適!

こんにちわ!かつやんです!

シュリンプが抱卵した後は産卵飼育ケースを使うと非常に便利で観察もしやすいので是非おすすめです!

今回は家で飼育しているシュリンプが抱卵しましたので、産卵箱飼育ケースを使用して孵化・稚エビの飼育をしたところ、
生存率も高く産まれたばかりの稚海老もよく観察できて非常に良かったのでこちらの記事で紹介します。

普段はシュリンプだけの飼育であれば産卵箱飼育ケースは使用しなかったのですが、実際水槽内で孵化した生態は何匹孵化して何匹生存してるのか等イマイチわかりません。
産卵飼育ケースを使ってみたら孵化した稚エビの数や成長の様子等詳しく見る事ができたので使用するメリット・使い方を含め紹介します。





産卵飼育ケースとは?

産卵ネットや稚魚BOX・サテライトボックス等様々な呼び名がありますが、魚の稚魚やシュリンプの稚海老等を一時的に隔離して育てる為の飼育アイテムです。

ネット製で飼育水槽内に入れる物や、外掛け式で飼育水を循環させる物等様々なタイプが出ています。




産卵飼育ケースを使うメリット

産卵飼育ケースの用途としては、魚の卵や、産まれたばかりの稚魚、抱卵中のシュリンプなどを移してケース内で孵化・飼育を行う物です。

産卵飼育ケースを使うと以下のメリットがあります。
・稚魚の生存率をあげる。
・観察がし易くなる。
・簡単に隔離が出来る。


稚魚や稚エビは混泳生物に捕食される危険や、フィルターの吸い込み口に吸われたり水槽内も危険がいっぱい。
この様なリスクから稚魚・稚海老を守ります。





早速使用例を紹介!

では実際産卵飼育ケースを使用した稚エビの飼育を紹介します。
以前稚魚の飼育でも使った産卵飼育ケース
『サテライトスリムS』を使用します。

色々産卵飼育ケースを使用しましたが、『サテライトスリムS』は多機能で一番良かった。
今回はたなごと混泳の水槽の為、稚海老がある程度の大きさに成長するまでサテライトBOXを使用して経過を見ます。




産卵飼育ケースの選び方

外掛け・中掛けタイプ、ネット製・プラ製と色々ありますが、飼育水槽の大きさに合わせてチョイスして下さい。
我が家は30センチ水槽で中に入れるのが難しい為外掛け式です。

因みに今回使用する『サテライトスリムS』はエアーで水を循環させます。※エアーは別売りです。


エアーは弱めをチョイスするべし

この静音エアー非常に静かな上に、サテライトBOXや30センチ水槽にはエアーの力がちょうど良く相性◎です。
もし購入予定があればこの組み合わせは非常におススメです!




サテライト内は水質も水温も管理し易い


サテライトBOXは水の循環が図の様な緩やかな流れが起こります。

パワーのあるエアーだとボックス内に強い水流がうまれてしまいます。
稚エビは水流を嫌うので極力ゆるやかな方が好ましいです。

水槽内の飼育水を常に循環させる為、夏季でも水温は水槽とほぼ変わらず。水質悪化など心配は要りません。







着用例外見はこんな感じ


水槽につけるとこんな感じ。
ちょっと不格好にはなりますが、Sは一番小さい規格です。
大きいほうが良い方はMやLサイズもあります。


親エビならBOX内に6匹位は余裕!


早速ボックス内に抱卵した親エビを入れてみます。
Sサイズなら6匹は余裕で入ります。しかもこれの良いところは真ん中に取り外し可能な分岐ネットがあるので、サテライトBOX内で右と左に分けられる仕様になってます。



唯一のデメリットは掬うのがめんどい


抱卵中の親エビのみ掬いとります。
水草多いと一苦労。。。泣
唯一のデメリットはコレがめんどくさい所かな。



サテライトBOXに移したら

無事移動したら、親エビに極力ストレスを与えない様に、水草やウィローモスを入れて隠れ家を作ってあげます。

餌を与えないわけにもいかないので、食べ残しなんかあった時用にラムズホーンの小さいのを2匹くらい入れておくとフンや食べ残しの水質悪化を緩和させてくれます。



サテライトボックス内での餌について


産まれた稚海老はエサを与えなくて大丈夫です。
水中にいるバクテリアや微生物またモスをつばんで充分成長します。

問題は抱卵中の親海老の方、抱卵中はしっかり栄養も摂らせないといけないので餌は必要です。
BOX内は抱卵個体しかいないので餌は食べきる事はほぼありません。エサは通常のシュリンプの餌これを小さく割って与えてください。
必要最低限でOKです。
そして、糞や残餌はスポイトで吸い取ると便利!
ピペットは必需品です。



サテライトBOXは観察しやすい!


サテライトBOXの良いところは飼育ケースも小さいので抱卵個体や知恵美の観察が非常に楽!

普段は物陰に隠れてしまう抱卵個体の様子も常に観察できます!

抱卵個体は特にデリケートで、
エビはツマツマしているときは調子が良い証拠です。
逆に、動かない、激しく泳ぎ回っている時は注意が必要です。
よーく様子を見れるので早めの対処が出来ます!


産卵飼育ケースを使うと稚エビも観察が容易


因みに赤マルで囲ったところは稚海老の群れです。因みに一緒に写ってる赤い子は生後2ヶ月くらいです。

因みに肉眼で見ると何匹産まれたか今何匹いるのかがわかりやすいので生存率なども見やすいです。

仮に水槽内で孵化させた場合は、、

この様に、何匹産まれたのかも何匹生きてるのかも正確な数が確認できません。
生後1ヶ月位して、あっなんか生まれてる!?
位にしか確認出来ません。



産卵飼育ケースから親海老は出すべき?

稚エビが産まれた後も親エビと一緒にサテライトBOXで混泳して問題ありません。

親海老は稚海老を食べる事はありませんので安心して大丈夫です。

親エビは産卵後次に卵が持てる様になるにはまた3ヶ月程期間が必要です。
取り出せるなら水槽に戻してあげても問題ありませんが、稚海老がある程度の大きさになるまで約2ヶ月位は一緒にしておいて良いかと。




稚エビはどれくらいしたら水槽に入れて良い?

状況次第ですが、約2ヶ月を目安にすると良い。

稚エビは水槽内に混泳している生物やフィルターに吸い込まれない環境であればいつでも平気ですが。
稚エビの飼育は極力外敵が少なく、安全で水流は極めて穏やかな環境が好ましいので卵飼育ケース内は理想的な環境です。
2ヶ月を超えると☆になる率も少なくなるので様子を見てから戻しましょう!


因みに孵化後1ヶ月と3ヶ月はこんなに違う


白黒が親エビ雌約1.8cm位です。
赤い海老は生後3ヶ月1.3cm位。
周りにいる黒い稚エビは生後1ヶ月5mm位。

因みに写真の子達よりもう少し大きくなってから戻すのがベストです。


まとめ

産卵飼育ケースはとても便利!
ケース内を循環する水も飼育水なので安全です。

外敵や吸水口、水流からも稚海老を守るので産卵飼育ケースを使用した方が稚海老の生存率は高くなります。

なにより水槽内で稚エビが孵化するとそのほとんどが1.2ヶ月してある程度の大きさにならないと何匹居るのかもわかりません。
稚エビが大きくなる様子やはやけた数も確認できる為産卵飼育ケースを使うと飼育の楽しさが増しますよ!