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カワムツの飼育・混泳・生息地・購入日本淡水魚徹底解説!

こんにちは!かつやんです!

日本淡水魚好きにはたまらない!釣りも飼育も楽しめるカワムツの紹介をします!

カワムツはコイ科に属する淡水魚で姿形はオイカワに似ており縦長の魚体に大きな臀鰭を持っています。

カワムツは体側中央に走る太い紺色の縦帯と繁殖期に見せる婚姻色や追い星が特徴。
オイカワは鮮やかな青や緑色系の婚姻色を持つのに対し、カワムツは頭部の下面や腹面は朱色に背びれ、腹びれの前縁も鮮やかなオレンジ・黄色に色づく対照的な婚姻色を持ちます。 

釣りでは力強いヒキが楽しめ釣ってよし、飼育して良しの淡水魚好きにはたまらない魚です。

それでは魅力たっぷりカワムツの世界をのぞいてみましょう!


カワムツの特徴


 カワムツの特徴 ・ 全長15cm程の大きさになる。
 ※体の大きい雄は20cmを超える

・雄は色鮮やかな婚姻色をもつ。

・体は縦に細長い

・背中は黄褐色で、体側中央に太い紺色の縦帯が一本ある。

・大きな臀鰭が特徴。
 ※各鰭は黄色っぽい色をしている。

・成熟した雄は顔に追星がでる。

・雄の方が尻鰭や体が大きい。

・浅瀬などの砂礫内に産卵する。



カワムツの婚姻色

【カワムツ雄の様子】


参照: 淡水魚写真図鑑
春から夏にかけて繁殖期を迎えた雄は色鮮やかな婚姻色が出ます。
頭部の下面や腹面は朱色に、背鰭・腹鰭の前縁はオレンジ色となる。もともと各鰭が黄色みが強い為赤・オレンジ・黄色のニュアンスが強い

また、頭部や顎の周囲などに白色で円錐状の追星(おいぼし)を生じるのも特徴で渓流の魚を思わせる風貌になる。



【カワムツ雌の様子】


参照: 淡水魚写真図鑑
カワムツの雄と雌は繁殖期以外の時期は性別を見分けるのが難しいです。
婚姻色や追星が出ない点や、雌は雄より小さく、臀鰭もオスより短くなっているので、雌のカワムツと小さい雄を見誤る事も多くあります。




カワムツの性格・飼育方法


参照: 淡水魚写真図鑑
活発で遊泳力が高く警戒心が強い。
人間に対しては臆病な為、いきなり電気をつけたり急に近づくと暴れる事もあるので飼育する時は注意する必要がある。 

遊泳力が高く泳ぎ回る為大きな水槽で飼育するのが好ましい。
食性は雑食で自然界では虫や甲殻類を食べており、水槽内の海老や貝は食べてしまう事もある。大きいものは20cmを超える為水槽で飼育する場合は水槽の大きさや混泳魚の種類に注意が必要。


【カワムツの混泳相手】

混泳は可能で、カワムツと同様のサイズの川魚が好ましい。
オイカワ・カネヒラ・ウグイ・アブラハヤ・カワムツ・フナ・ドジョウが適しています。

小さなエビ類・巻貝その他メダカ・小魚は混泳させると次々と食べられてしまいますので注意。

婚姻色の美しさからオイカワ、カネヒラ、ヤリタナゴ等、比較的大型の魚と混泳している方が多いです。


【カワムツの飼育方法】

飼育には大型の蓋つき水槽が好ましい。(水槽60cm以上は必要)
可能であれば90cmや120cmが好ましい。
遊泳力が高く水槽から飛び跳ねる事が多いので飛び跳ね防止としてフタのできる水槽を選びましょう。

夏場の水温が上昇に弱いので注意が必要です。
自然界では上流に棲む為遊泳力が強いので上部フィルターや底面フィルターで流れを作ると良い。

食性は雑食性で水草や付着藻類のほか、水生昆虫や小魚なども捕食し、どちらかと言えば動物質のものを好む雑食。
カワムツは何でも食べるので餌は市販の顆粒で問題ありませんが、食いつきが悪い場合は赤虫、冷凍エビの方が良い。顆粒は徐々に慣らしていくと良い。

飼育下での寿命は6年程。自然下では短く3年程。



カワムツの購入方法


あまりペットショップでは見かける事は少ないです。
もし育成したいのであればネットショップで購入するのが1番安くお得です。

小さい個体であれば1匹400~500円程度の安価で購入できますので水草や、餌と送料の掛からない金額で購入するのが最も安価で安全です。


オークションでは基本送料のが高くついてしまいます。

水のキレイな上流の河川が近くにあるなら釣りに行くのもアリ。
普段は物陰で群れで過ごしているので魚影が群れで見える事も多々ある。
比較的水のキレイな場所なら簡単に釣れる。





カワムツの繁殖方法


参照: 淡水魚写真図鑑
産卵期は5月~8月下頃で、つがいで流れの穏やかな綺麗な河川の浅瀬などの砂礫内に卵を産む。
30cm程の平瀬で泥や藻の少ない砂質の土壌を選びます。婚姻色の出た雄が雌とつがいになって産卵を行います。

その際、産卵のときに雌とつがいになれなかったものがいると卵を食べてしまうことがある。



【飼育水槽での繁殖】水槽内で繁殖させたい場合は、水槽を二つ用意しましょう。
産卵水槽は大磯砂より細かい田砂の方が良い。

繁殖させる際は水槽内に婚姻色の出た雄と雌を1ペア入れます。
交尾後は砂に卵が目視出来るので卵が確認できたら親魚を水槽から取り出します。4.5日で孵化しますが5.6mmの大きさの為フィルター等は止めて極弱めのエアストーンで飼育します。
1年で7㎝、2年で12㎝、3年で15㎝程に成長する。





カワムツの分布・釣り情報


能登半島と天竜川より西の本州、四国、九州に自然分布している。

※ 関東地方や宮城県などにも移入が確認されている。私も栃木に行った際にカワムツが連れて少し驚いた! 

カワムツは水のきれいな自然環境が残る河川などに生息するので、近年の護岸や川底などの河川の改修によって、生息数は減ってきている。


【釣り情報】カワムツは河川の上流から中流・湖沼などに生息し、より水のきれいなところを好む。河川では流れの緩やかな障害物の陰に生息している事が多い。

警戒心が強く、人などが近づくと素早く岩の間や植物の陰などに隠れる。
1年中真冬以外は釣れますが、5月〜8月上旬が繁殖期にあたり、この時期のオスは非常にキレイな婚姻色を持っています。

カワムツの仕掛けは、餌を使ったウキ釣り・ミャク釣りで釣る事ができ、アカムシ等の動物性の餌は食いつきが良い。


まとめ

カワムツは釣りも飼育も楽しむことが出来ます!
日本淡水魚好きにはたまらない生体ですね!

因みにワイルド個体(天然物)は傷やケガがあるとそこから水槽内に病気をもたらしてしまう事もある為、もし飼育したい場合はショップ若しくはネットで養殖個体を買った方が良いでしょう!