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穴あき病の治し方塩浴+薬浴で完治できる!薬の種類や薬浴期間も紹介


こんにちわ!かつやんです!

この記事では穴あき病(あなあき病)の治療法や治し方についてご説明します!

今回紹介する穴あき病は放置すると悪化して魚が死んでしまう事もある怖い病気です。

初期症状であれば適切な治療で完治する事も出来ますが、進行が進むと傷跡が残ったり手遅れになる事もあります。

進行が進んで手遅れになるのは治療に時間がかかり、魚に負担がかかる為です。どんな病気でも早期発見、早期治療が鉄則です。

この記事では穴あき病の症状や治し方。また、穴あき病は繰り返し発症する事があるので、同じ病気を繰り返さないように原因と対策について説明していきます!

※タナゴの写真載せてますが、他の熱帯魚や金魚も同様です。

穴あき病ってどんな病気?


文字どおり鑑賞魚の体に穴があいてしまう病気です。
お腹や背中、背鰭の付け根などが鱗が剥がれ丸く穴があいしてましいます。

淡水魚や熱帯魚がかかる病気の一種で、
赤斑病・白カビ病同様の『エロモナス菌』と言う細菌が原因の病気です。

赤斑病(せきはん病)が進行して併発する事があります。
放っておくと病状が悪化し、死んでしまいます。

細菌系の病気は丁寧に対処すれば回復しまが、早期発見・早期治療を心がけましょう。

因みに初期・中期・末期で治療法や期間も変わりますので、まずは病状をチェックをしましょう!



穴あき病の症状や進行具合を確認しよう!

初期症状


穴あき病は赤斑病にかかった魚が併発して起こす事が多い病気です。
即ち初期症状=赤斑病です。

症状は魚の皮膚が擦れて軽く出血したような状態になり赤く血が滲んだような外観が見られます。
餌もよく食べる為症状に気付きづらいのも特徴です。

進行してくると鰭の付け根・お腹・肛門等、比較的弱い部分が赤く血がにじんだようになってくるのがわかります。

初期症状であれば水替え又は塩浴で治ります。
悪化してくると血の模様がくっきりと赤い色になり、肛門や腹、背鰭の付け根など全身に回り痛々しい穴あきになってしまいます。 

赤斑病と穴あきは病は同じ薬で治療出来るので、この症状を発見したらすぐ対応しましょう。

治療や薬はほぼ同じ薬を使用しますが赤斑のが薬浴期間が短くなります。
www.tanagogo.work




中期症状


身体の斑点の赤い部分が炎症を起こし鱗がはがれ、筋肉部分が露出してしまうのが穴あき病の特徴です。
外観的には口内炎の様な状態。

穴あき病の厄介なところは病気が発症しても元気な所です。餌もよく食べるし、治るんじゃ無いかとつい放置してしまうと病状が進行します。

餌を食べて泳ぎ回っている体力があるうちに治療をしましょう!
この状態であれば薬浴+塩浴で完治する事も出来ます。


末期症状

背鰭・背中・腹が完全に穴が開いてしまっている状態。
元気がなくなり餌にも興味を示さなくなります。
群れからはなれ、泳ぐ事もせずじっとしています。
やがて転覆行動を見せて死に至ります。

この状態になってしまうと薬浴に耐え切る体力も無く手遅れになってしまう事があります。

治療をする場合塩浴による体力の回復をしてから薬浴治療をしましょう。



穴あき病の原因

穴あき病は、なんらかの原因で魚が弱った時に細菌に感染し発症します。

主な原因は水質の悪化です。
水替えを怠たったり、水質が悪化し魚が弱った時にかかりやすい。
又、季節の変わり目の気温変化が激しい春におこりやすくなります。

・餌のあげすぎ、残飯による水質悪化
・立ち上げたばかりの安定してない水質
・急激な水温変化
・低酸素状態(エアレーション不足)
・水槽掃除頻度が低い

等の人為的ミスで発症するケースが多い。

再発防止にも水槽内の環境の見直しが必要でしょう。




運動性エロモナス菌

穴あき病・赤斑病の原因となる細菌は運動性エロモナス菌という細菌です。

25℃〜30℃の高水温で活発になります。
運動性エロモナス菌は赤斑病が悪化すると、白カビ病や穴あき病も併発するので要注意です。

初期であれば塩浴で完治する事もありますが、薬浴で完全に治療する方が良いでしょう。
私は病気が発症したら初期症状でも薬浴します。


おすすめ治療薬


運動性エロモナス菌には、
オキソリン酸とフラン剤の薬が有効です。

・オキソリン酸の代表的な薬
【観パラD】

・フラン剤の代表的な薬
【グリーンFゴールド顆粒】

フラン剤より、オキソリン酸の方が強力です。
ただし、魚にもその分負荷がかかります。


病状によって違いますが、
オキソリン酸で1度で治し切ってしまう事をお勧めします。
薬は観パラDがおすすめ!


【使い分け例】
穴あき病・赤斑病中期なら
カンパラDで治療しましょう!(強い薬で一気に治す。)
メリット・体力があるうちは余裕で薬浴に耐えられる。信頼度は高い。



赤斑初期・穴あき末期(体力がない時)は
フラン剤を使い分けると良い。(魚へのダメージを考慮する。)
メリット・赤斑初期は塩浴+淡水浴でも治る可能性がありますが念のため薬浴する。
穴あき末期なら薬浴によるストレスや環境変化に耐えきれず餌を食べなくなってしまう事もある。そんな時にはコチラをつかうと良い。


効き目がない時は薬を切り替えましょう。





穴あき病の治し方

基本は隔離と薬浴+塩水浴

① 発見したらまず離隔しましょう。
※同じ水槽内の魚も病気になる可能性があり、
塩浴や薬浴をする上で別水槽で治療します。


②隔離して1週間0.5%の塩水で塩浴します。
※ 初期症状なら水替え&塩浴だけで治る事もある。
※注意!いきなり0.5%の水にしない事。
塩水を3.4回に分け1日かけて塩浴します。
いきなり塩水にするとストレスが凄いので。



③中期症状であれば塩浴+薬浴を。
※1日かけて規定量の薬を投与する。
※フィルターは薬の成分を吸着してしまう為エアストーンの方が良い。


④水質が悪化してきたら随時交換します。
※エアストーンなのでフィルターと違い水も汚れやすくなる。
※治療時も水量は多めの方が水質悪化も防げる。水替えは2~3日に1回を目安に。


オキソリン酸、フラン剤は供に強い薬なので必ず用法容量を守って使いましょう。



治療期間は1週間を目安に

まずは観パラDを入れ5~7日間様子を見ます。
薬は必ず規定量で行います。
※症状がひどいから濃く、症状が少ないから薄めなど勝手に量を変えない事。

1週間たったら治っても治らなくても薬浴は1度終了します。
1週間薬浴して治らない場合は薬の種類を変えます。

観パラDもグリーンFゴールド顆粒も強い薬です。
多少なりとも魚にも負荷がかかる為、効果がない時は薬を変える際に体力回復期間を設けましょう。

・ 最初の1週間は観パラDで治療。
・ 効果がなかった時は1週間体力回復期間の塩浴。
・ 再度1週間グリーンFゴールド顆粒で治療。



薬浴終了の目安は病状を見ながら

因みに、病気の進行が止まれば薬浴終了です。
中期から末期の穴が空いてしまってる場合は1週間で傷が完治する事はありません。しかし、進行が止まれば後は自然治癒で治ります。


1週間薬浴した後、2週間程塩浴をして様子を見ます。
進行が止まり、改善が見れればその後は塩浴と淡水浴で回復させます。 
悪化・進行している様なら薬を変えてもう1サイクル行います。

完治は傷の大きさ次第で1〜2ヶ月かかります。


病気の進行具合によって完治までの期間が変わります。
仮に初期症状なら1週間しないうちに身体の赤みが取れ、改善する場合があります。
その際は塩浴せず元の飼育水槽に入れてOKです。







まとめ

今回紹介した穴あき病の恐い所は、感染していても元気で食欲があるところ。
『餌も元気に食べてるし、このまま治るかな?』なんて、治療が遅れるのが最も危険です。

結局病気が進行して薬浴開始が遅れ症状は中期〜末期。
こうなると治療に時間がかかり体力を奪われ死んでしまいます。

確かに薬浴は魚にも負荷がかかる為、自然治癒するならそれに越したことはありませんが、体力のある初期症状の内に治療するのが最良でしょう。

早期発見!早期治療!
塩浴と薬浴は用法容量を守る事です!

大切なお魚は愛情をもって飼育しましょう!

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