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メダカとミナミヌマエビは混泳・共存可能!メリットも豊富です!


こんにちはかつやんです!
今回は『ミナミヌマエビとメダカは混泳・共存可能か?またメリットはあるか?』というテーマでお話しします。

現在育てやすさ・繁殖の簡単さ・見た目の美しさ等からメダカの飼育ブームが到来しています。
ミナミヌマエビは日本淡水魚と混泳できる淡水エビの仲間では最も小型で大人しいです。

メダカとミナミヌマエビは共に小型の生体で、飼育・産卵・孵化と一生を淡水で過ごします。
ほとんど飼育環境が同じ事からお互いの混泳は可能と言えます。

メダカの繁殖・ブリードを中心に本格的にやりたいのであれば混泳は不要かと思いますが、鑑賞目的での飼育であれば水草や水槽に付着した苔をとったり、水景を美しく見せる混泳のメリット等も充分あります。

この記事では実際混泳をしてみての感想
・ミナミヌマエビを混泳させるメリット
・メダカとエビはお互い捕食しないか?
・針子や稚海老は食べられないか?
・どちらの方が飼育環境に強いのか?
等々、上手に混泳飼育をするコツを詳しく解説していきます。




いきなり結論:混泳可能


メダカとミナミヌマエビはお互い小型で、飼育環境がほとんど似ている事から混泳・共存が可能です。

お互い3㎝前後の同サイズで比較的温厚な性格をしている為、お襲う・攻撃する様な事は殆どなくボックスメイトとしては最適です。

ただ、あくまで鑑賞目的のお話しです。
お互い繁殖・ブリード目的であれば単一飼育の方が良いでしょう。
※環境など最適に出来るので単一飼育の方が採れる数が違います。


ミナミヌマエビは小型で、メダカとほぼ同じ環境で飼育することが可能。
水草との相性も良く、奇麗な水景を作ってくれるのでメダカ水槽で混泳させるには適したエビです。




ミナミヌマエビ混泳させるメリット


メダカとミナミヌマエビを混泳させるメリットは豊富です。
※ちなみに写真に出てくるミナミヌマエビは、我が家で飼育しているアルビノ?白い個体を集めて固定化したものです。

ざっと挙げるとこんなメリットがあります。
基本混泳をさせる事で+になる事が多い生体と言えます。

・食べ残しを食べてくれる
・水槽・水草がキレイになる
・水草との相性◎
・特に飼育環境いじる必要なし
・メダカの卵を食べない
・メダカの卵の苔とりもしてくれる

残餌処理・苔掃除も

ミナミヌマエビは草食性の高い雑食なのでメダカの餌の食べ残し等も食べるので水質悪化を未然に防ぎます。
また、水槽や水草に生える茶ゴケ等も食べてくれる為水景を美しく保つ事が出来ます。


水質も良好に


また、エビを導入する事で生物濾過が上手くいき水槽内の環境を良くします。

本来『メダカの残餌』→『水質悪化』になりますが。
ミナミヌマエビが入る事で、下記の様に水槽内の環境も良くなります。

『メダカの残餌』→『ミナミヌマエビ捕食』
『ミナミヌマエビの糞』→『水草が栄養吸収』
『残った糞』→『バクテリアが分解・増殖』
『植物性微生物発生』→『メダカの餌』
水草との相性も良くメリットが多い。



メダカとミナミヌマエビはお互い捕食しない


メダカもミナミヌマエビもお互いを襲ったり・捕食する事はありません。

お互い雑食の為、死骸等は突いて食べてしまいます。
弱って動けなくなったメダカや脱皮したてのミナミヌマエビが食べられてしまう事は可能性としてありますが、暫く一緒に飼育してましたがほとんど無いです。

どちらかというと我が家ではメダカの方が強い印象があります。




ミナミヌマエビはメダカの卵も食べない


※赤い丸は無精卵です。

メダカの卵を食べるか実験しましたが結果食べませんでした。
※食べる気がないのか力が足りないのかは不明です。

因みにメダカの卵は『有精卵』と『無精卵』があります。大体3.4日もすると区別が付きます。

『有精卵』は透明で輝きかあり、指で触ってもコリコリしても割れません。

『無精卵』は半透明から白く変化します。触るとすぐ潰れます、5日もすると周りに白い水カビが発生し、水質悪化や健全な『有精卵』にも水カビがつくと孵化前に死んでしまったり被害がでます。


卵についた苔や白カビも取ってくれる

実はミナミヌマエビ、有精卵も無精卵も一生懸命ツマツマして周りに生える余計な苔や水カビを事前に食べてくれます。
※解り辛いですが赤が無精卵、黄色が有精卵です。
普通無精卵は腐って白カビが発生するのですが、キレイに取り除くのでしばらく半透明のまま残ってました。

※ヤマトヌマエビ・スジエビ・手長エビは、有精卵・無精卵関係なしに卵を食べてしまいます。

見てる限り無精卵も割れず残っているのでよっぽどソフトタッチでツマツマしてくれてるのかもしれません。
写真はモスですが、産卵床の卵もキレイに管理してくれますよ!


針子・稚海老について一緒に飼育できる?

針子・稚海老は混泳出来ません

経験上、卵の状態は捕食されずとも針子や稚エビは食べられてしまいます。
よっぽど大きなビオトープでもない限り難しいです。

混泳できるかどうかを下記の表にまとめます。

針子・稚エビどちらも親メダカから見たら捕食対象になってしまいます


針子は卵の状態で隔離する!

メダカは卵を産んだら飼育水槽からすぐ取り出す必要があります。

親メダカもミナミヌマエビも卵は食べませんが、孵化した針子は食べてしまうので注意。
ミナミヌマエビより親のメダカの方が寧ろ脅威です。


稚海老の飼育には隠れ家を!

親のミナミヌマエビは稚海老を襲ったり食べたりする事はありませんが、親メダカは稚海老を捕食してしまいます。

ミナミヌマエビは寿命が短いため、長期飼育するには繁殖させる事が必須です。一度の抱卵で20近く卵を産むので飼育環境が良いとあっという間に水槽がエビだらけになりがちです。

その為デリケートに分別等せずとも水草や岩・流木等の隠れ家を作ってあげれば水草などに隠れるので生存率を上げる事が出来ます。


メダカと稚エビは住みわけが出来る


同水槽でメダカと稚エビを飼育していてもバランスよく増えすぎず育つと思います。

個人的に1年程飼育をしていて比較的メダカは水槽の上部で生活をする事が多く、稚エビは殆どが水草の中に隠れている事が多いです。

その為同水槽で飼育していても、捕食される数と増える数が同じくらいに感じます。
因みにおすすめの隠れ家はウィローモスを活着させた流木がイチオシです。
稚海老しか入り込めな隠れ家が出来ます。







メダカの方が飼育環境に強い!


メダカとミナミヌマエビを一緒に飼育すると、若干メダカの方が飼育環境に強い。(飼育環境に違いがある)

比較的ミナミヌマエビも他のカラーシュリンプ類に比べれば強い方ですが、圧倒的にメダカの方が水温・水質変化に強いです。

観賞魚飼育が初めての方でも簡単に飼育・繁殖が楽しめます。



メダカは水温の変化に強い

メダカは日光が当たる環境、屋外の方が飼育条件として適しています。
勿論室内でも繁殖・産卵しますが冬場以外は屋外の方が調子良い印象があります。

特に夏場の屋外は朝夜の水温の変化が激しくこれに強いメダカと、常に一定の水温を維持した方が好ましいミナミヌマエビでは、飼育環境の違いに差が出ます。
恐らくメダカの飼育環境にミナミヌマエビを入れると夏場の温度変化(高温)と酸欠で☆が出てしまうかも。


メダカは水質飼育環境の変化にも


メダカはグリーンウォーターや微生物が多い環境も得意ですが、水換えにも強く週一ペースで水替えを行うので水質の変化にも比較的強い。

ミナミヌマエビも少しこなれた環境の方がストレスもなく育つのでその点も違います。
ブリード目的なら一緒にしない方が良い理由の一つです。



メダカとミナミヌマエビを上手に飼うコツ


無理に繁殖させず鑑賞を楽しみましょう

結論:メダカもミナミヌマエビも一緒に混泳・飼育が可能です。
混泳をさせるなら無理に繁殖を目的とせず、水槽等で水草と美しい水景の鑑賞を楽しむと良い。

メダカもミナミヌマエビも繁殖力が高く増やそうと思えば、10匹程いれば別途水槽又は発泡スチロール等あればあっという間に200~300と増えます。

この2種の混泳を楽しむのであれば、ミナミヌマエビに合わせた飼育環境での飼育をお勧めします!

ミナミヌマエビはコケ取りや水槽を綺麗にするだけでなく、かわいらしい仕草や抱卵した卵の世話をする姿等も楽しめる魅力的なエビです。

ぜひメダカ水槽に迎えてより綺麗で魅力的な水槽にしてみてはいかがでしょうか。



まとめ


今回はメダカとミナミヌマエビの混泳についてまとめました。

ミナミヌマエビは水槽面や水草についた付着藻類を食べる為、水槽も常に美しく見た目が良くなります。水草も成長を阻害する付着藻がなくなり、糞が栄養に変わるので水槽内の環境も良くなります。

メダカとミナミヌマエビは飼育環境も似ており、良くも悪くもメダカの方が少し飼育環境に強くミナミヌマエビの方がデリケートなので飼育する際はミナミヌマエビの飼育環境に合わせてあげた方がお互いストレスが少なく長生きします。

メダカとミナミヌマエビの関係、相性は良く通年混泳させることが可能です。お互い高相性なBOXメイトです。

ツマツマと苔をたべる仕草はメダカ水槽をより楽しく美しくしてくれます。
綺麗な水景で美しいメダカとかわいいミナミヌマエビの鑑賞を楽しんでみてはいかがでしょうか。

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