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メダカとヤマトヌマエビは混泳できるのか?卵や稚魚は?混泳の注意点


こんにちわ!かつやんです!

近年非常に人気のあるメダカ!
飼育を始めようというビギナーの方によくある悩みに『混泳』があります。

混泳とは同じ水槽内で一緒に飼育をする事で、両者が共存できる関係であれば混泳可能。捕食側と餌になってしまう場合は混泳不可です。

今回は水槽苔掃除のプロ『ヤマトヌマエビ』と大人気の『メダカ』は一緒に混泳することが可能か?について解説します。

因みに混泳あるあるで親個体は大丈夫でも稚魚や卵が食べられてしまう場合も多いです。

この記事ではヤマトヌマエビと稚魚・卵は混泳可能か?また、卵や稚魚と混泳できるエビ類はいるのか?等詳しく解説していきたいと思います。




メダカとヤマトヌマエビの混泳について

『ヤマトヌマエビと大人のメダカは混泳可能です。』
鑑賞目的で親サイズのメダカとヤマトヌマエビを飼育する分には何も問題ありません。

『メダカの卵や稚魚の混泳は避けるべきです。』
繁殖などを視野に入れているなら単一飼育を!ヤマトヌマエビは一緒に飼育するべきではありません。

ヤマトヌマエビは1㎝程迄成長したメダカを襲う事はありませんが、メダカの卵は容赦なく食べてしまいます。

結論:鑑賞目的ならアリ!繁殖目的ならナシ!です。


混泳前に確認しましょう!


しかしメダカとヤマトヌマエビの混泳はマイナスだけではありません。
あくまで鑑賞目的なのであれば、非常にメリットが大きいです。

まず混泳をする前にこちらの点は確認しておくと良いでしょう。

『飼育水温・水質が同じか?』
『どちらかが捕食対象にならないか?』
『繁殖も考えているか?いないか?』
『混泳のメリットはあるのか?』

確認するべき点も多いので、各項目毎に分けてまとめてます。
混泳前に下記の注意点も一度確認して下さい。





水温や水質は同じです◎


水温や水質などの飼育環境を考えると混泳は可能です。

飼育水温や環境に違いがあると混泳には向きません!

メダカとヤマトヌマエビはどちらも弱酸性〜弱アルカリ性までの幅広い水質に対応でき、水温も18〜28℃と比較的温度幅が広いのでこの点は問題ありません。



大人のメダカは捕食対象にならない◎


大人サイズのメダカはヤマトヌマエビに捕食される事はありません。

元気の良い大人個体を捕まえて食べる様な事は殆どありません。

しかしメダカもヤマトヌマエビもお互い雑食の為、元気のない弱った個体や死んでしまった死骸は食べたりします。



因みに、メダカとヤマトヌマエビでは圧倒的にヤマトヌマエビの方が強いです。

稀に雑食性強い個体も居るそうで、個体差によっては襲って食べてしまうなんて話も聞いた事がありますが私は経験上ありません。

水草が豊富で程よく苔がある様な環境であれば、ヤマトヌマエビはメダカの残餌や、苔等を食べるので滅多にメダカを襲う事はありません。


メダカの稚魚・卵は食べられてしまう▲

ヤマトヌマエビはメダカの卵を食べてしまいます。

ヤマトヌマエビにとってメダカの卵は完全に餌です。
水草やネットに植え付けられた卵をとって全部食べてしまうので繁殖させたいなら混泳を避けた方が良い。

また稚魚についても産まれたばかりの針子も餌の対象になります。
元気がなくあまり動かない稚魚や、底面でおとなしくしている稚魚は餌と勘違いして捕食してしまう様です。
2ヶ月もして1cm以上に成長した個体で有れば問題なく混泳できます。

因みに、針子(稚魚)にとっては親メダカと一緒にしてても食べられてしまうので卵が見つかったらすぐ採卵して隔離する方が良い。






メダカと混泳させるメリット


苔掃除やメダカのエサの食べ残しの処理としても活躍し、水質環境維持も期待できます。

メダカに限ったことではありませんが、ヤマトヌマエビは観賞魚水槽に混泳させるメリットは非常に多いです。

水槽内のコケ取り能力は苔取り生体中でもダントツに高く、水質の悪化につながるエサの食べ残しも処理してくれます。

繁殖目的でないなら混泳のメリットは大いにあります。


ヤマトヌマエビ×メダカの注意点

簡単にまとめると、繁殖を目的としない飼育であればヤマトヌマエビとメダカの混泳は非常にメリットがあると言えます。

メダカが卵を産みつけた後ヤマトヌマエビに見つかるとすぐ食べられてしまう為、繁殖を狙うのであればヤマトヌマエビは混泳には向きません。

繁殖を狙うのであれば別のボックスメイトを選ぶと良いでしょう。

・親サイズのメダカは混泳可能!
・卵や稚魚は混泳不可!
・混泳メリットは高い!




メダカの針子や卵と混泳可能な生体とは?

経験上針子や卵を食べない苔取り生体もいます。
『貝類・ミナミヌマエビ・ビーシュリンプ・オトシンクルス』等です。

卵も針子も襲う事が無く安全な生体と言えます。
最も無難なのは生体に害がなくメダカの飼育水温にも合わせやすい貝類が一番向いているでしょう。




貝類・ヒメタニシやカノコガイ等

おすすめ:★★★★★

卵や針子を食べる事はありませんし、水槽内の残餌・苔まで処理してくれます。最も混泳向きな生体です。

唯一弱点を挙げるなら水上でも2時間程動き回るので脱走しないように蓋が必要になります。
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ミナミヌマエビ・ピノキオシュリンプ

おすすめ: ★★★☆☆

正直苔取り能力はヤマトヌマエビの10分の1程度しかありません。
※数がいないと苔取り効果は期待できない。

経験上卵の周りをツマツマしますが割ったり食べたりするパワーは無く、針子を捕まえられるスピードもないので一緒に飼育できます。

しかし、逆にミナミヌマエビの稚海老は親メダカに捕食されてしまったり、ピノキオシュリンプは飼育難易度がメダカよりはるかに高いので注意
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オトシンクルス・オトシンネグロ

おすすめ: ★★★★☆

非常に温厚な性格の熱帯魚で、貝同様で卵や稚魚を襲うことはありません。

貝やヤマトヌマエビ程の苔取り効果は見込めないものの、苔取りや水質改善効果は期待できます。
繁殖させたいならボックスメイトに選んでも良いかと思います。
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まとめ

読んで頂いてありがとうございます。
個人的に鑑賞目的ならヤマトヌマエビはメダカと高相性かと思います。
水草や水槽内の苔掃除や水質改善にも役立ちます。

仮に、繁殖を考えるならヤマトヌマエビはいれずにミナミヌマエビや貝類をボックスメイトにして水草を入れた水槽・水生植物が茂るビオトープ等を用意した方が比較的採卵しやすくなります。

この辺りは飼育目的に合わせて苔取り生体を選ぶと良い。
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鑑賞を楽しむ分にはヤマトヌマエビは良い仕事をしてくれますよ!
是非向かい入れてみてはいかがでしょうか??