こんにちわ!かつやんです!
今回はセボシタビラの稚魚が浮上したので、産まれたばかりの稚魚の様子や、稚魚の飼育環境、餌について解説していきます!
まだ産まれてこないよ!貝に産卵してるかわからない!
という方に産卵したかどうかの目安の付け方なども写真で紹介していきますので、
参考程度に良かったら読んでって下さい!
セボシタビラを孵化させるにあたっておおよそ、4ヶ月計画で稚魚の浮出まで至りました。
繁殖に興味のある方はこちらの記事もご覧下さい。
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- 産まれた稚魚の様子
- 孵化した直後の画像
- タナゴの稚魚ってどんな形?
- 稚魚が産まれたらどうする?
- 稚魚の飼育水槽
- 私の稚魚飼育推奨環境
- 稚魚の餌は??
- 繁殖にはカワシンジュが最強!
- 稚魚が産まれないよ〜って方へ
- まとめ
産まれた稚魚の様子
私は発泡スチロールにグリーンウォーターを作った二枚貝飼育水槽に稚魚を入れています。
ここに、産卵後の二枚貝を入れて貝から稚魚を浮上させます。
孵化した直後の画像
メダカの赤ちゃんみたいな6mm程度の子供が
ツンっ!ツンっ!と泳ぎ始めます。
タナゴの子供はおおよそ交尾後、2日後に孵化。
貝の中で約3週間過ごして出てきます。
タナゴの飼育水槽に貝を入れてから約3週間で
取り出し、無事産卵できていれば3週間以内に出てくる感じです。
1ヶ月して出てこなければまた飼育水槽に戻して産卵させても良いでしょう。
タナゴの稚魚ってどんな形?
これは浮上2〜3日目のセボシタビラの様子を観賞ケースで観察した様子です。
因みにはやけたばかりのタナゴは種類関係なしで大体この形をしています。
昨年孵化させた体高の高いバラタナゴという種類のタナゴもはじめの見た目はこんな感じです。
拡大した稚魚の様子
最大化するとこんな感じ、スマホクオリティでごめんなさい笑
だいたい8mm位です、半透明な体をしていて、細長い印象がありますね。
成長するとこうなる
約一年10倍近い大きさに成長してこうなります。
だいたい産まれた直後が8mmそれから毎月5mm位ずつ大きくなって最大で8cmまで成長します。
稚魚が産まれたらどうする?
暫く1ヶ月は貝と一緒にグリーンウォーターに入れておいて問題はありません。ただ、例えばセボシタビラやゼニなどの希少種なら水槽と、貝の飼育水槽と2カ所位に分けておいた方がリスクを回避出来ます。
例えば貝が幾つか死んで水質が悪化して全滅した〜とか、
水槽に全部移したはいいが、餌が少なくて餓死した・フィルターに吸い込まれた。等リスク回避の意味で2カ所に分けるのはアリです。
水合わせはは気をつけて
水槽に移す際は水合わせは慎重に行いましょう。稚魚でもタナゴは水質に比較的強いが、稚魚は身体が小さいので水温の急激な変化にはすこぶる弱いです。
30分位時間をかけて水温、水質をあわせていきましょう。
水槽内で泳ぎ回る様子
水槽内でツンツンと泳ぎ回れば問題ありません。
もし水流に流されたり、じっとして動かない様子は環境が悪い証拠です。
暫くは観察してあげましょう。
稚魚の飼育水槽
基本は、水草があって植物性プランクトンが豊富な水質が理想です。
エアーストーンや濾過ボーイは弱目のエア量で飼育しましょう。
注意すべきNG水槽。
●強い水流のある下面濾過フィルター。
●上部濾過フィルター等の吸水力が強い濾過。
●エアーのない止水
私の稚魚飼育推奨環境
これは個人的な見解ですが。
濾過はエアストーンより、『濾過ボーイ×弱目のエアー』が良い。
稚魚飼育はそこまで水も汚れないのでエアストーンで充分だが私はあえて濾過ボーイを使用します。
昨年も稚魚飼育してましたが、メダカの餌とかほんの少しづつ与えても、食べ残しも少なからず出るが、それも水質悪化に繋がるし、稚魚水槽は残餌の吸い込みも大変なので、あらかじめ濾過ボーイを使用します。
弱目のエアーは静音のMUTEがおすすめ。
もともと出力が弱いし音も静かでまず浮遊してる残餌は吸い込んだとしても稚魚を吸い込める様な力は無いので安全。
気休め程度だが、洗濯バサミでホースを挟めばエア量が調整出来る。
稚魚の餌は??
産まれてから1カ月は水中の植物性プランクトン等を食べて過ごす為、栄養豊富な水なら餌を与えずとも生きています。
私の様に水槽に移したは場合は餌となる植物性プランクトンも少ない為、可能ならゾウリムシやミジンコ、ブラインシュリンプを与えると良い。
生き餌が少し億劫なら
特選メダカのエサ稚魚用等の超細かいパウダー餌がお勧めです。
繁殖にはカワシンジュが最強!
貝とタナゴとの相性もありますが、カワシンジュは興味を惹きやすく取れる卵の数も桁違い。
因みに今回入れた二枚貝は
『カワシンジュガイ』と『ニセマツカサガイ』を使用しましたが。
カワシンジュの方からは次々と現在約30程孵化しています。
同時期に入れたニセマツカサの方は未だ浮上せず。。。
『カワシンジュガイ』は卵が取れる数、タナゴの興味の持ち方が桁違い。
うまく産卵しない方は是非カワシンジュを使う事をお勧めします。
稚魚が産まれないよ〜って方へ
タナゴが孵化しない方は、おそらくタナゴが貝に産卵していないのに取り出してしまってるか、貝に興味を持たず産卵していないかのどっちかです。
まず貝は『カワシンジュ』を使うと良い、私が試してきた中で1番興味を示します。
複数飼育だと雄が興奮しすぎて雌を他の雄と勘違いして追い返す事もあるので、1対1の1ペア飼育を推奨しています。
その上で、タナゴの産卵にはいくつか産卵したよって見極めをするポイントがあります。
産卵時に見せる行動パターン
パチンコの期待度みたいですみません笑
①タナゴの雄と雌の後尾シーンを見た。
期待度:★★★★★
確定演出
フリーズ引いたと言っても過言でありません。
【確定です】後は無事産まれるのを待ちましょう。
②雌の卵管に卵が見える。
期待度:★★★★☆
90%以上
コレはほぼ間違いなく産みつけます。
貝が下を向いてて産卵できないとかがない限り確定に近いです。
ケ◯シロウの指ポキ級にアツいです。
③貝の周りに卵が飛び散っている。
期待度:★★★★☆
80%以上
貝に産卵したけどその内少しが飛び出してしまったり、卵が多すぎて撒き散らしてしまう事がありますが高確率で産卵している可能性が高い。
④雄と雌が2匹で貝を覗きにくる。
期待度:★★★☆☆
50〜70%以上
雌は卵がお腹にない時は物陰に隠れたり貝に興味を示しません。
また、雄は常に雌を追いかけ回しますが逃げられます。
2匹揃って覗きに来ている時はかなり期待できます。雌の卵管が長いとより期待度が高い。
⑤雄が婚姻色が強く貝を見て回る
期待度:★★☆☆☆
10〜30%
コレだけではなんとも言えませんが、雄が興味を持たない事には産卵は成立しません。
婚姻色がMAXに達して常に雌を誘う姿勢がないなら雄をチェンジするのもありです。
まとめ
無事孵化した時は感動しますね!この後の稚魚の成長の過程はコチラの記事をご覧飼ください!
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セボシタビラに限らず、他のタナゴも同様の流れで成長しますので興味があればご覧下さい。
※セボシタビラは2020年1月末で販売、譲渡、採取が禁止になった希少種です。
もし、似ている種類をお探しならアカヒレタビラ3亜種が同じく特徴的です。特にキタノアカヒレタビラが形が近いかもです。