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タナゴの1年間の成長過程を紹介!稚魚の餌や注意点も(セボシタビラ編)

タナゴの孵化から約1年間の成長の様子を写真付きでまとめました。
稚魚・幼魚期の与える餌や飼育の注意点等も一緒に解説します!

因みにタナゴは産まれた翌年には成熟し産卵も出来る様になります。
成長スピードも毎月一定ではなく春から初夏に一気に大きくなります。

今回は我が家で繁殖させた『セボシタビラ』の孵化から一年の成長過程を2ヶ月毎の変化を写真と一緒にご紹介します。





孵化直後の様子 6月頃



産まれた直後の様子はコチラ!
タナゴ(セボシタビラ)の稚魚です。

タナゴは産卵後3日で孵化し約3週間〜1ヶ月を二枚貝の中で過ごします。
孵化したばかりのタナゴはみんな長細い形をしています。

肉眼でも確認できますが、バラタナゴ・カゼトゲ・カネヒラ・セボシタビラ等の一部のタナゴは背鰭に黒斑が入ります。
親が不明の稚魚はこの背中の黒斑でおおよその部類で見分ける事ができます。


約1ヶ月は水中の植物性プランクトンやインフゾリア・ゾウリムシ等の微生物を食べて過ごします。
人工飼料の餌は与えても水質悪化を起こす原因になるので1ヶ月は与えずOKです。

飼育の注意点は濾過器に吸い込まれたり親魚がいると餌と勘違いされて食べられてしまう事もありますので、
別途水槽でエアストーンを使って飼育すると良いでしょう!

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インフゾリア

エアストーン



2ヶ月目 8月頃



体高が出てきてタナゴらしい形になります。
このサイズになると人工飼料も食べるようになります。

口が小さく大きな顆粒は食べれません。
メダカのエサや、顆粒の人工飼料を細かく砕いたものを与えるようにしましょう!

産まれて〜2ヶ月が濾過器に吸い込まれたり、体の弱い個体が☆になったりと1番難しい時期にもなります。

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キョーリンメダカのエサ






4ヶ月目 10月頃



ここまではおおよそ一定の成長速度で大きくなりますが、秋を越して冬に入ると活性が弱まり暫く餌を食べなくなります。

この大きさまで成長すると☆になる事が少なくなります。




6ヶ月目 12月頃



水温が下がり、活性が落ちるので餌はあまり食べません。

冬場は屋内であれば人工飼料の量を減らす。
屋外であれば人口餌は与えず、ゾウリムシ等を与えると水質悪化を防げます。

水温の変化が少ない底面に集まりじっとしています。




8ヶ月目 2月頃



冬を越し陽が伸び始め、日毎に温度が上がるにつれタナゴもほんのり色付き初めてきます。

半年を過ぎると雄雌の区別も明確に判る様になります。

個体差が明確に出始め、体が大きく強い個体は自分の縄張りを作る傾向があります。






10ヶ月目 4月頃



この時期が一番成長を感じます。
餌の食いも良くなり雄は背鰭に色が出始めます、一年目に繁殖をさせたい方はこの時期に餌をしっかり与えて成長させましょう。

早ければ5月には雄は婚姻色、雌は卵管がでる様になります。

大きくしたい時はアカムシや甲殻類等の栄養が入った顆粒餌を使用すると良いでしょう。
産卵には体力も使うので栄養の高い餌を与えると良い。

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タナゴの餌(川魚の主食三種混合)


12ヶ月目 6月頃



この時期が産卵の一番の最盛期です!
婚姻色は全開になり雌は卵管が伸びます。
約12ヶ月のサイクルで産卵と孵化が繰り返されます。

タナゴの寿命は飼育下では3年位です。
経験上2年目が1番卵が採れますが、1年目も充分卵が獲れます。

二枚貝も『カワシンジュガイ』や『イシガイ』が安定して卵が取れます。

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タナゴの繁殖に興味のある方はコチラの記事もご覧下さい!
www.tanagogo.work




まとめ

タナゴの種類によっても多少成長の過程等も違いがありますが、春型産卵のタナゴは同様の成長過程を過ごします。

自分の手で孵化させたタナゴは一段と可愛いですよ!
皆さんも是非タナゴの飼育に挑戦してみませんか?

バラタナゴの成長録はこちらで紹介しています。
宜しければご覧ください!
www.tanagogo.work