こんにちわ!かつやんです!
今回はタナゴのタナゴの産卵に向けて二枚貝の導入の仕方を紹介します。
・二枚貝を入れたけど興味を持たない!
・卵を産み付けない。
・産卵した後貝が死んでしまった!
等の経験はありませんか?
私も何度か産卵をさせた経験を踏まえて
今回は貝を入れるタイミング(興味の持たせ方)産卵時に見せる行動等を紹介します!
※因みに今回はセボシが落ち着いて交尾・繁殖出が来る様に水槽に苔を残したままなので少し見えづらいかも知れませんがご了承ください!
セボシタビラの水槽立ち上げ・飼育・繁殖・孵化・稚魚飼育情報
繁殖に興味のある方はこちらの記事も併せてご覧下さい。
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www.tanagogo.work
- まずは貝を1〜2個入れて興味を惹こう
- 繁殖するであろう兆候が繁殖用貝を入れる合図
- 繁殖に使うならカワシンジュが最強!
- 卵管が尾まで伸びたら貝を一気に入れる!
- タッパーを使っている理由
- 産卵直前のタナゴの行動
- タナゴの交尾の様子
- 次の産卵は産卵後おおよそ3週間後位です
- 1ペアを推奨する理由
- 産卵した貝は稚魚が浮出するまで別水槽へ
- 発砲スチロールは最適です
- 貝の餌は?頻度は?
- まとめ
まずは貝を1〜2個入れて興味を惹こう
貝は一気に全部入れず最初は1〜2個入れましょう。
これは雌の卵管と雄の婚姻色を誘う狙いです。
二枚貝が水槽に入った直後はなんの興味も持たないのですが、数日経つと雄はガンガン婚姻色が出て雌はグングン卵管が伸びます。
貝は水槽内に餌が少ないと餓死してしまう事もある為、貝を水槽内に入れておくのは2〜3週間がマストです。
一度貝を1〜2個程水槽に入れて雄・雌を刺激します!
※可能であれば事前に水槽に水草を増やしておくと貝の餌問題も多少改善されるのでおすすめです。
繁殖するであろう兆候が繁殖用貝を入れる合図
⇧上の写真は貝を入れて5日目です。
卵管が伸びてきたのが解ります。
貝を入れて数日おく事で刺激され、雌は卵管が伸び尾びれに達しています。雄は頬や目・背・尻鰭も婚姻色が出てきます!
雄が複数飼育している水槽だと縄張り争いを始めます。
これくらい雄の色や雌の卵管が出てきたら産卵用の貝を本格的に入れていきます!
目安として1ペアにつき3個位の数を入れると良い。
※貝を入れ替えたり少量水換えを行うとタナゴは刺激され更に繁殖行動が目立つ様になります。
最初に入れた数個の貝は、一度貝水槽に戻し食事をとらせておくと良いでしょう。
※ここから約3週間入れてると最悪餓死してしまうおそれがある為。
繁殖に使うならカワシンジュが最強!
貝とタナゴとの相性もありますが、カワシンジュは興味を惹きやすく採れる卵の数も桁違いです。
因みに写真に映っている二枚貝は
『カワシンジュガイ』と『ニセマツカサガイ』です。
『カワシンジュガイ』は卵が取れる数、タナゴの興味の持ち方が桁違い。
『ニセマツカサガイ』はセボシと同じく九州にも生息する貝で、同種のマツカサガイが比較的高温にも強く、前回夏を乗り切った経験からメリットがあるという思わくでチョイスしてみました!
卵管が尾まで伸びたら貝を一気に入れる!
雄・雌の反応も良くなってきた所で貝をガッツリ入れていきます。
1ペア3個位の量でOK
複数ペアがいる飼育水槽の場合は両サイドに×2〜3個あると良いでしょう。
多くない?と思うかもしれませんが、
経験上タナゴの雄・雌の産卵スイッチが入るのは本当気まぐれです。
周期とか関係なしです。
貝は勿論砂に潜りますし、開いたり閉じたりします。
3個入れてても3個全部が産卵できる状態でない事は多々あるのです。
(1個は顔を出していて2個潜っているとか。)
3個入れておくと必ず1個は産卵できる状態にあるで3個くらい入れておくと機会損失を防げます。
我が家はこのタイミングで貝5枚追加!
・ カワシンジュガイ ×2
・ ニセマツカサガイ ×3
を投入します!
タッパーを使っている理由
貝を複数入れる際、私はタッパーに入れています。
タッパーに貝を入れる事で
・二枚貝が完全に潜るのを防ぐ
・取り出し易い
・そのまま入れとくと動き回って解らなくなる
等のメリットがあるのです。
産卵直前のタナゴの行動
暫く様子を見ているとオス・メスのペアは母貝を覗き込みます。
2匹でそろ〜っと貝を除いては散って
またそろ〜っと覗きに来ます。
暫くすると貝の上で求愛行動が始まります!
先程とは違い落ち着きがなくソワソワしています、雄も雌もお互い体を突きあったり、こすりつけて刺激します。
今までバラタナゴを繁殖させた時はこんな激しい動き見た事無かったので記念に動画を撮りました。動画はコチラから笑⬇︎
金曜の朝から激しい事。卵管と婚姻色でてきたから貝入れたらもぅすごい!苔はタナゴが俺の目を気にせずやれるように。これが男の気遣いさ!#セボシタビラ#カワシンジュ#ニセマツカサガイ#婚姻色#卵管#今夜は寝かせないよ #男の気遣い
タナゴの交尾の様子
その後の産卵シーンはほんの一瞬です。
雄が見守る中、雌が少し斜めになって貝にくっ付き卵管を貝に差し込み「ピクピクピクピクっ!」と痙攣したかの様な動きを見せ貝に産卵します。
すかさず近くで見ていた雄は平打ちするかの様に貝にアタックして精子を出して受精します。
その後雌が去った後も雄は何度も貝を覗きにきていて少しかわいい。笑
この行動は3.4日おきに何度かに分けて貝へ産卵をして行きます。
卵管も伸びたり縮んだりするので、2〜3週間水槽に貝を入れたまま様子を見ていきます。
その後は貝を貝の飼育水槽に移し、母貝から稚魚を浮出させ稚魚の育成に移ります。
次の産卵は産卵後おおよそ3週間後位です
毎日貝を覗いてる雄のセボシタビラ
貝を入れてからは雄は毎日貝を覗きにきます。
雄はいつでも準備OKの様で常に縄張りを作ります。
雌は基本水草に隠れています。
一回産卵すると数日隠れて卵が出来たらまた出てきて産卵行動を繰り返します。
卵がお腹に無い時はお腹もぺったんこで卵管も短い。
卵を持っている時はお腹もパンパンで卵管が長い。
1ペアを推奨する理由
雄は婚姻色も追星も凄い!目がマジ。笑
複数ペアにする時は雌多めにしたほうが良い。
雄1.雌2にした方が良いでしょう。
雄が多いと縄張り争いが起こり、雌が寄ってきても真違えて追い飛ばしてしまう事が多い。
雄は謙虚に我慢させといた方がいいらしい笑
卵の入ってる貝が途中で死んでしまったら?
二枚貝が死んでしまうと口を開きます。
死んでしまった二枚貝は水を悪化させるので早めに取り出しましょう!
その際二枚貝に卵が産み付けられている場合があるので一度確認する事をお勧めします。
タナゴの卵は比較的二枚貝の内側の方に産みつけられる。若しくは貝が吸い込む?為、貝の中身の外側のヒダを確認しましょう!
春型産卵の場合産卵後約2日で孵化し、3週間で母貝から出てきます。
私も何度か経験があり、死んでしまった二枚貝から稚魚を救い出せた事もあります。
産卵した貝は稚魚が浮出するまで別水槽へ
産卵したと思われる貝は稚魚育成水槽へ。
親魚のいる所で孵化したら食べられてしまったり吸い込まれてしまう事があります。
その為貝の飼育&稚魚飼育水槽に移すのだ。
ここで3週間〜4週間置いて放置しておくと無事産卵出来ていた場合浮出してくる。
貝は稚魚が産まれてきたときに全部孵化した。
まだ孵化してない。が判断できるようにタッパーに毎分けている。
貝が濾過代わりになるのでフィルターは不要。エアストーンとチューブ、2又コックさえあれば簡単に出来る。
水槽内にはウィローモス巻きつけた園芸ネットとマツモやカボンバ。主にグリーンウォーターを作って貝やタナゴの稚魚の餌を作っているのだ。
興味がある方はコチラに作り方を紹介している。
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発砲スチロールは最適です
貝ストック&稚魚飼育水槽の様子。
ここではグリーンウォーターをつくりつつ、カワシンジュ達を飼育している。
発泡スチロールは断熱効果があり常に15度前後を保っている。
経験上真夏の屋外でも直射日光を防げれば貝を死なせず飼育できます。
水草、流木、ラムズホーンを一緒に入れている。
貝の餌は?頻度は?
因みにこの緑っぽいのは貝のう◯こ?
貝は取り込んだ栄養分を排出するらしく、コレが出てるとちゃんと餌食えてる合図なんだとか。
グリーンウォーターや豆乳等が貝の餌に向いています。
私は生まれてきた稚魚の餌にも使えるゾウリムシ等も一緒に入れてます。
グリーンウォーターは入れても3.4日で透き通ります。(貝が濾過代わりになるので)私は週1回コップ半分程度グリーンウォーターを与えていました。
※水が緑になるのに抵抗があるならシェルエースがおすすめ!まとめ
貝を取り替えて再度繁殖へ!
5月6月が最大ピークなのでがんばってね!セボシタビラちゃん!
次は、稚魚が産まれたら報告しようかな?
皆さんも産卵に挑戦する方は5.6月がピークになりますので挑戦しては如何でしょうか?
因みに今回産卵した二枚貝はカワシンジュ!
産卵母貝はカワシンジュが一番の様です!