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チェリーシュリンプは交雑する!カラーシュリンプ混泳・混合の注意点

こんにちは!かつやんです!
赤・青・黄色・オレンジ・茶色!色鮮やかでカラフルなチェリーシュリンプの混泳・混合飼育の注意点を紹介します。

現在水槽内で飼育できるシュリンプは50種【※色違い込み】程の種類がいます。

複数のカラーシュリンプを1つの水槽に入れて色鮮やかなシュリンプ水槽を楽しみたい方も多いのでは?

そこで考えるのは色の違うチェリーやビーシュリンプ同士は交雑するのか?
稚海老はどんなカラーが出てくるのか?
チェリーとビーシュリンプは交雑するのか?
交雑しない種類はいるのか?
等様々な疑問・意見があるかと思います。

ここで今回はカラーシュリンプの混泳・混合飼育の注意点・メリット・デメリットを紹介したいと思います!

カラーシュリンプの混合飼育注意点!


カラーシュリンプ同士の混泳・混合飼育の注意点の1番の問題点は【交雑】してしまう事です。

まず初めに交雑問題について簡単に把握しましょう!

元々チェリーシュリンプ等のカラーシュリンプは、地味な色の原種から綺麗な色をした突然変異個体を何代も選別交配して作出しています。

例えばレッドチェリーは赤系のシュリンプ同士を交配する事で赤い遺伝子を持ったキレイな個体がでる様に何代も累代交配をしています。

ここで赤・黄・青と複数カラーのシュリンプを同一水槽に入れていると、同じチェリーシュリンプ同士交雑します。すると徐々にその良さが失われていき最終的には薄茶・薄緑のミナミヌマエビの様な外観に戻ってしまいます。これを先祖帰りといいます。

これはチェリーのみでなく、ビーシュリンプ等も赤ビー×黒ビーを同時飼育した場合、茶ビー【薄茶色と薄い白のビーシュリンプ】に戻ります。






カラーシュリンプ同士の混泳メリット


混泳をするメリットは正直少ないです。
いくつか挙げるなら下記のメリット位です。

・少ない水槽数で複数種類の飼育が楽しめる
・水槽がカラフルになる
・暫くは色々な色の稚海老が産まれてくる
・雑種の変わった稚海老が産まれてくる


 混泳・混合飼育がおすすめな方 ・繁殖を狙わずあくまで鑑賞目的の方
・シュリンプ飼育初心の方
・変わった種類のシュリンプを作りたい方
・熱帯魚等他の生体と飼育している方
・苔取り生体として導入する方
・水草がメインの水槽の方

上記でも解説しましたが、カラーシュリンプ同士の交雑は『折角の綺麗なシュリンプの良さを壊す様なもの』です。
シュリンプの繁殖目的であればやめた方が無難です。

かと言って赤・青・黄色と複数シュリンプを育てる為に複数水槽を用意出来る方も少ないかと思います。
その為、お勧めできる方としては、繁殖を狙っていない方、稚海老を食べてしまう熱帯魚と混泳してる方、カラフルなシュリンプ水槽を楽しみたい方、ミナミヌマエビの代わりに苔取りとして入れたい方には良いかもしれません。

www.tanagogo.work



カラーシュリンプ同士の混泳デメリット


混泳のデメリットはやはり交雑が一番の原因になります。

・交雑してしまう
・産まれてくる稚海老のグレードが下がる
・先祖戻り【最終的にミナミヌマエビみたいになる】


 混泳をせず、選別飼育が向いている方 ・キレイなシュリンプを作出したい方
・繁殖目的の方

繁殖をメインで楽しみたい方や、キレイな個体を作りたい方は選別で仕分した水槽で飼育すると良い。





色違いシュリンプの交雑時の稚海老の色


純系のカラーシュリンプの同じ色同士の子供ならその親と同じ色の子供が出ますが、純系でない場合は他の色の子供も生まれます。

純系の赤×赤の子供は赤しか出てきません。

例えば親シュリンプが赤×黄色から産まれた赤色シュリンプ【A・B】が交配した場合は、赤・黄・退色が産まれてきます。

優勢遺伝や劣勢遺伝により出やすいカラーはある様ですが色々な色が出ます。

赤なら赤。青なら青と同じ色同士を交配させた方が美しい色合いのシュリンプが出やすい傾向にあります。

チェリーだけでなくビーシュリンプに於いて赤ビー×黒ビーを一緒にすると、赤・黒・退色【茶ビー】が出てきます。
生まれてくるビーはそこまでキレイな発色をしたものは出てきません。


混泳・混合水槽から産まれた変わったエビ

私は基本カラーや種類毎に分けて育ててますがチェリーシュリンプ・ルリーシュリンプ・ビーシュリンプ・ギャラクシー・ホワイトスノーの選別漏れ個体・ミナミヌマエビを一つの水槽にまとめて飼育してます。
その中からは面白い変わった個体も沢山出てきます。
決して綺麗とは言えませんが面白い個体が産まれてきます。

その①

手前は恐らくベルベット【青】と極火蝦【赤】の子供でしょうか??
ごちゃ混ぜにしてたので詳細はわかりませんが青い体と赤い頭をしています。
この様な個体は2.3回見かけてますが狙って同じ柄は出ません。
この子達からは薄青いエビと薄赤いエビが産まれます。


その②

頭が赤で身体が白の謎すぎるシュリンプ
明らかにビーシュリンプのモスラとは違います。
多分ホワイトスノーと何かの掛け合わせかと。
あまり綺麗ではありませんが謎の個体です。


その③

多分、極火蝦×ルリーシュリンプ
殻厚ですが胴体中央でなく体全体に斑模様に半透明が入る変わった個体


その④

多分極火蝦×ゴールデンバック又は、極火蝦×ミナミヌマエビかな。
背中に本来入らないはずの一本線が入った変わった個体。結構この手はよく出てきます。
水槽が足りなくてやった事無いけどもしかしたら背中にラインの入る赤いエビが定着したら面白いかも


その⑤

謎の青い蝦
明らかにベルベットでは無いがターコイズとも違う変わったシュリンプ。
恐らく、ホワイトスノー×ギャラクシーの間から産まれたヘテロかな??
それかベルベットと何かの掛け合わせか??


その⑥

白?青?黄金?茶色?
一体何の掛け合わせか検討がつかないシュリンプ。
多分、ミナミヌマエビ×何かかと思います。
ミナミヌマエビは飼育環境で色が変わりますがこんなベースに白が入ったのは初めて他とは明らかに違う外観。水槽内に同種が3匹居ました!


その⑦

一見普通に見えますが透明感0のオレンジチェリーシュリンプ
実は元々オレンジチェリーはこの水槽には居ませんでした。
恐らくオレンジルリー×何かの掛け合わせで胴体に透明がなくなったのか。
はたまた極火蝦×イエローチェリーの子供かこれまた謎個体です。


交雑しない種類もいる!


混泳しても交雑しない種類もいます。
例えばチェリーシュリンプ×ビーシュリンプ・タイガーシュリンプは交雑しません。

しかし、ビー系×タイガー系は交雑するので事前にどのシュリンプ同士なら交雑がないか知っておくと良いです。

 【ビー系】 ・レッドビーシュリンプ
・シャドーシュリンプ 等

 【タイガー系】 ・ブラックダイヤ
・レッドサンダー 等

 【チェリー系】 ・レッドチェリーシュリンプ
・極火蝦 等

この辺の使い分けが出来るとシュリンプ同士の交雑問題も解消しながら同一水槽で飼育出来る様になります。

完全に交雑を避けるならサイズも外観も違いますが、ヤマトヌマエビやピノキオシュリンプ辺りもおすすめです。
この二種は汽水環境でしか繁殖できない為、交雑する事はまずありません!

www.tanagogo.work

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チェリーシュリンプとビーシュリンプを混泳するとどうなる?


お互い大人しい性格の為混泳ができます。
チェリーとビーは交雑しないので純血統の稚海老は作れます。

しかしチェリーシュリンプは丈夫で成長も早く良く増えます。対してビーシュリンプは水質にもうるさくデリケートです。
結果、混泳可能・交雑もしませんが最終的にチェリーが多く増える状態になりますが、こちらは混泳可能です!!




キレイな個体・繁殖目的なら選別飼育が良い


結果カラーシュリンプ同士混泳は可能ですが、チェリーシュリンプの色違いを同一水槽で飼育する場合、交雑がおこり折角のキレイな色が損なわれて行きます。

キレイな色合いのシュリンプを育てたいので有れば混泳はせずに個別で飼育すると良いでしょう。


まとめ


今回はカラーシュリンプの混泳・混合飼育について記事を書きました!
カラーシュリンプは交雑しますし、産まれてくる稚海老は言い方は悪いですが雑種です。

赤い見た目をしていても遺伝子に赤と黄色や青が入ると同じ赤同士を交配させても赤のみが出てきませんし、色の薄い残念な個体が生まれてくる可能性も高くなります。

綺麗なシュリンプの繁殖をしたいならおすすめはできません。

また、交雑させずカラフルな水槽を作りたいならイエローチェリー×赤ビーや、オレンジルリー×黒ビー等交雑しない品種同士を飼育するのも良いでしょう!

私も選別漏れの個体や小型水槽に飼育しきれない蝦達は混泳・混合飼育してますがある意味面白い変わった個体が突然産まれたりしてそれはそれで楽しいです。
家に置ける水槽の数もあるでしょうし混泳を楽しみたい方にはやって良いかと思ってます。