こんにちは!かつやんです!
シュリンプ用のセパレーターは現在販売されてません
なぜかというと、現在流通しているセパレーターは全て穴が大きすぎて親個体は選別出来ても産まれた稚海老が行き来出来てしまうからです。
本格的にシュリンプの飼育を楽しみたい方は稚海老が行き来出来てしまうと交雑問題が発生してしまうからです。
なので『ない物はつくるぜ!』ってかつやん流シュリンプ用セパレーターの作り方と、セパレーター水槽や濾過について解説します!
色々なシュリンプを飼育したい・選別したいけど部屋のスペース的に水槽の設置台数も限られるって方には是非おすすめなので読んでみてください!
- シュリンプ用セパレーターは販売されてない
- シュリンプ用セパレーターの作り方
- セパレーターを購入
- 30×20×H25水槽にジャストフィット!
- 底面から4cmソイルを入れれば高さも問題無し
- 穴の大きさ的にこのまま使用できない
- 網戸補修ネットでセパレーターをカスタム
- セパレーターに網戸ネットを貼り付ける手順
- 底面濾過設置後、セパレーター設置
- ソイルをセパレーターの少し上まで敷きます
- 濾過は投げ込み濾過を片側に設置
- スポンジフィルターLSー20Sを沈める方法
- 水嵩はセパレーターの所まで
- 完成!
- まとめ
シュリンプ用セパレーターは販売されてない
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冒頭でも説明しましたが現在販売されているセパレーターは穴が大きすぎてシュリンプの稚海老迄は分ける事が出来ません。
シュリンプ飼育の醍醐味である繁殖や選別が出来ないのです。
シュリンプは同種を混泳すると交雑をしてしまったり、異種を入れても丈夫な種類だけが増え続け結局思った通りにはならないのです。
交雑は結果的に累代を重ねると先祖返りと言ってミナミヌマエビの様な色になります。
交雑は折角選別繁殖を繰り返して作った『綺麗な色』を失う事になるのです。
▼▼▼シュリンプの交雑について▼▼▼
www.tanagogo.work
シュリンプ用セパレーターの作り方
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では早速シュリンプ用セパレーターの作り方を紹介していきます!
今回は横30×縦20×高さ25の水槽をセパレートしていきます!
市販で売られているセパレーターをカスタムしていきます。
サイズ・商品リンク等も貼っておきます!
セパレーターを購入
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セパレーターはJUN可動式セパレート2030を購入します!(D18.5〜21.5×H29cm)
セパレーターは横幅のみサイズ調整可能
本来は立てて使うのですが、今回はこのセパレーターを横向きに設置してカスタムしていきます!
【JUN可動式セパレート2030】
30×20×H25水槽にジャストフィット!
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本来の使い方とは違いますが、横向きに入れるとジャストフィットです。
水槽は30×20×H25なら使えます!
※ただしセパレーターはフレームレスタイプにしか使えませんので注意してください!
おすすめは
GEX グラステリア(30×20×H25)
勿論水槽だけで良いんですけど、水槽はフィルター等のついたセット購入がお得です。
【GEX グラステリア(30×20×H25)】
横面設置・底面濾過で見事にピッタリ!
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水槽はこの様に横面で設置します。
小さい小型水槽を二分割出来ます。
高さに余剰が出ますがその分は底面濾過のスペースで補えます。
例えば60cm水槽台ならGEX グラステリア(30×20×H25)は3台並べられるのでセパレートすれば6種のシュリンプが飼育できます!
底面から4cmソイルを入れれば高さも問題無し
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セパレーターを横面で入れると若干高さに不安が出ますが、その点はソイルで底上げ出来るので問題ありません。
底面濾過の上に2cm程ソイルを入れるだけなので通常量と然程変わりません。
穴の大きさ的にこのまま使用できない
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穴の大きさは1個辺り直径約4mmです
さて、ここからが本題です!
唯一の弱点はセパレーターの穴の大きさです。
この直径約4mmの大きさは小型のシュリンプや熱帯魚の稚魚は簡単に通り抜け出来てしまう為このままでは使う事が出来ません。
特にビーシュリンプやチェリーシュリンプの小型シュリンプの稚海老は生まれたばかりだとおおよそ2mmでも通り抜ける可能性があります。
※写真は生後3週間ほどの稚海老です。
網戸補修ネットでセパレーターをカスタム
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シュリンプの稚海老が通り抜け出来ない様、網戸補修ネットを使用してカスタムして行きます。
網戸補修ネットをカットしてセパレーターに貼り付けます。
網戸補修ネットは水洗い→カット→貼り付け→水洗いの順で行います。
今のところ水換え後のパイロットフィッシュとしてチェリーシュリンプで様子見てますが落ちませんので、害はなさそうです!
私は接着剤を使うと見た目と、シュリンプへの影響があったら嫌なのでセパレーターの穴毎に釣り糸で縫い付けてピンと張り貼り付けました。
セパレーターに網戸ネットを貼り付ける手順
①網戸補修ネットを形に合わせてカットします
セパレーターには穴が無数に空いてるのでネットを乗せて洗濯バサミで止める
②釣り糸と針で4面と縦横を簡単に縫い付ける
セパレーターには等間隔で穴があいてるので簡単に貼り付けられます!
因みに裁縫が苦手な私はこの作業に2時間程かかりました(汗)
4面と縦・横に何箇所か縫い付けるとかなり強固に仕上がります。
底面濾過設置後、セパレーター設置
【前から見た図】![](https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/y/yumemiraitunagu/20220919/20220919105835.jpg)
セパレーターネットが完成したら水槽に設置していきます。
セパレーターを入れた後から底面濾過等を設置できないので、底面濾過→セパレーターの順に取り付けて行きます。
★ポイントは前後から見ても丁度真ん中にセパレーターがくる様に設置します。
【横から見た図】
横から見るとこんな感じです。
因みにセパレーターは写真のように横向きで設置しますが、セパレーターの台(脚)は外れないので水槽の奥側になる様に設置すると見た目が綺麗です。
ソイルをセパレーターの少し上まで敷きます
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次にソイルをセパレーターの所まで敷き詰めます。
★ソイルが少ないとセパレーターとソイルの間に隙間が生じて稚海老が行き来してしまう為セパレーター少し上の辺りまでソイルを敷きます。
ソイルは栄養系がおすすめ!
マスターソイルネクストかアマゾニアがおすすめです。
アマゾニアはADA取り扱いショップにしかないのでお近くにアクアショップがない場合は『マスターソイルネクスト』がおすすめ!
【マスターソイルネクスト】
立ち上げに時間は掛かりますが、ソイルとソイルの間にバクテリアを挟むのも忘れずに!
【バクテリア】
濾過は投げ込み濾過を片側に設置
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セパレーターをつけている為、セパレーター無しに比べると水槽内全体の水循環は弱いです。
写真右側は底面濾過のパイプがついてますので然程気にする必要はありません。
左側にも濾過を設置する事で水槽全体に水が循環し易くなります。
おすすめはスポンジ濾過
左側に投げ込みスポンジ濾過を入れて、水槽内全体の水の循環・濾過やエアーレーション不足を解消させます。
水槽が狭いので写真の『アクアリウムスポンジフィルターLSー20S』をつけました!
【アクアリウムスポンジフィルターLSー20S】
スポンジフィルターLSー20Sを沈める方法
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因みにスポンジフィルターLSー20Sは稚海老の吸い込みも無く、小型水槽にはかなり使いやすいです。
ただ、一つだけ弱点があります。
それはエアーを入れると浮く点です。
写真の様にエアーを入れると浮きます。
エアー量を調整してもダメでした、底面の重りが軽いんだと思います。
エビ水槽には使いやすいのにこの点だけが残念です。
稚海老の飼育上、スポンジ濾過はどうしても使いたいので、テトラのLED用キスゴムで強制的に沈めます。
これかなり便利なので、通販サイト使う方は送料まで届かない時とかに一緒に買っておくと良いです。
【テトラLED水中ライト用クリップ付きキスゴム】
水嵩はセパレーターの所まで
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最後にカルキ抜きした飼育水を注水していきます。
水量が多いとセパレーターを越えて稚海老が行き来してしまう為、水嵩はセパレーターの手前迄で止めます。
完成!
【前から見た図】![](https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/y/yumemiraitunagu/20220919/20220919112107.jpg)
これで完成です!横30×縦20×高さ25の小型水槽を見事セパレート出来ました!
【横から見た図】
小型シュリンプの稚海老もすり抜ける事はできません!
多くの種類を飼育したい方におすすめです!
【普通の水槽と比べた図】
一応見比べた時はこんな感じです。
大きな流木やアクセサリーは入れられませんが小さな水草やマジックリーフ等入れて繁殖・飼育用にしたいと思います!
まとめ
シュリンプ用にセパレート水槽を作ってみました!現在はチェリーシュリンプをパイロットフィッシュにして立ち上げ期間中です。
3カ月程回したらビーシュリンプの選別等に使いたいと思います!
私は部屋に設置できる水槽の数が少ないので、徐々にセパレート水槽に移して種類を増やして行きたいと思います!
是非興味のある方は作ってみて下さいね!