こんにちわ!かつやんです!
ご自身が飼育されている観賞魚の身体や肛門に赤い出複数複数確認できたのなら赤斑病である可能性が高いです。
赤斑病はそこまで怖ろしい病気ではなく適切な措置を行えば治る病気です。
これこれは私の経験談ですが、病気を治療するにはフラン材等で正しく薬浴を行う事をお勧めします。
赤斑病は初期症状なら薬浴と塩浴で助かると言いますが、塩浴自体には殺菌効果はほぼありません。症状が進行して死んでしまう可能性もあります。
※今回は家で飼育しているタナゴを例にとって紹介しますが、金魚や日本淡水魚には応用できる内容となっています。
こちらの記事を検索して読まれている方は赤斑病で悩んでる方でしょうから、ご自身の観賞魚と症状を見比べて頂き適切な対処をして頂ければ治る可能性も充分あります!
この記事は体験談と症状・治療経過例を中心に紹介してます。
因みに個人的な感想や、こうしておけばもっと良かったかもって意見も最後にまとめてます。きっと役に立てると思います!
3分程で読める記事なので、飼育している魚が赤斑病にかかっているなら是非最後まで読んでみてください!
赤斑病とはどんな病気??
文字通り鑑賞魚の身体に赤い斑点が出てくる症状です。
水質の悪化による、運動性エロモナス菌と言う細菌が赤斑病の原因です。
初期状態ではそれほど怖い病気ではありませんが、悪化・進行するとなかなか治りづらく他の病気を併発する面倒な病気です。
しかし、赤斑病等の細菌系の病気は丁寧に対処すれ回復する事が多く。
早期発見・早期治療が大切です。
こちらの記事で詳しく書くと膨大な量になってしまうので、赤斑病について詳しく書いた記事のリンクを貼っておきます。
対処法が知りたい方はコチラの記事にまとめていますのでご覧ください。↓
www.tanagogo.work
結論、迷わずすぐ薬浴すべし
色々な記事を見ていると換水と塩浴で治ると言いますが、私は経験上即薬浴した方が良いと思います。理由は換水や塩浴には治療や消毒といった効果はないからです。
その間に病状が進行して他の病気を併発したり、周りの個体に病気が移ったりする方がよっぽど面倒な事になります。
経験上症状が悪化し治りが遅くなり、薬浴に耐える体力が無くなり死んでしまったケースが多かったです。
バケツや別水槽に隔離して即薬浴、早期治療が最も魚に負担をかけません。
薬浴は魚に負担がかかる?
結論:薬浴の負担以上にほっとくリスクのが高い!薬浴すベシ!
私も薬浴って魚にも負担がかかると聞いたことがあり、
『もしかしてこのまま水替えすれば治る?』
って期待と薬浴によるリスクを調べていたら、治療開始まで1週間経ってしまいました。
その間一番重症な子の症状が進行してしまい薬浴に踏みきりました。
もし、本編で紹介する症状が確認できるなら早期治療をお勧めします。
薬浴は多少負担がかかるかもしれませんが、どの病気にしても早期治療をすれば症状を完治させることが出来ます。
平日はペットショップやホームセンターに寄れる時間が無い方は、ネットで購入すれば翌日配送してもらう事ができるのですぐ取り掛かった方が良い。
赤斑病に効く薬は2つ!
赤斑病の対策に使える薬はこの二つです!『グリーン F ゴールド 顆粒』&『観パラD』
この2種の薬の違いはこちらの記事で詳しく紹介してます。↓
www.tanagogo.work
簡単に説明すると
『グリーン F ゴールド 顆粒』の方が魚にダメージは少ないです。
『観パラD』の方が効き目が強い+症状の重い場合に効果があり、濃度が高いのでコスパが良い。
どちらも赤斑病の原因になるエロモナス菌に効果があるのでどちらを使用しても良いです。顆粒か液体かなので使い易い方を選びましょう!
ち・な・み・に
赤斑病は初期症状なら4時間程の薬浴を数回で済みますが、
進行している場合は5日間とか薬浴期間が長くなります。
薬浴→塩浴→薬浴のサイクルを繰り返すのですが結構消費します。
推すわけじゃないけど、『観パラD』の方がコスパが良いでしょう。
赤斑病4匹の治療結果はコチラ
それでは実際我が家のタナゴの治療結果をお見せします。因みに薬浴の終わりの目安は進行が止まる事です。
薬浴をして進行さえ止まれば数日~数週間で赤みが引いて元に戻ります。
それではそれぞれの薬浴結果を見てみましょう。
1匹目 4日で完治
この子は初期症状も最も軽傷だった子です。1日目 薬浴開始
カンパラD+塩浴5時間→塩浴2日
主に肛門部分にだけ出血痕がありそれ以外は目立った外傷なし
↓
4日目 完治
塩浴→徐々に薄め現在通常。
この子は背鰭も切れも治り他の仲間の元で元気に泳いでいます。
正に初期症状で4日で治りました!
2匹目 7日で完治
比較的軽傷な子でした薬浴するか悩んだけど結果やって良かった。
1日目 薬浴開始
カンパラD+塩浴5時間→塩浴2日
主に肛門部分と胸鰭付け根に出血痕がありそれ以外は目立った外傷なし
↓
4日目 追加薬浴
カンパラD5時間→塩浴3日→徐々に薄め現在通常。
約4日で症状が収まり効き目が感じられましたが、再発もありうるので念のため再度薬浴しました。この子は7日目で赤みも収まりました。
【治療内容】
1日目 薬浴5時間+塩浴
2~3日目 塩浴
4日目 薬浴5時間+塩浴
5~7日目 塩浴→徐々に淡水
3匹目 15日で☆になってしまいました
一番重症な子でした中期~進行が早い。
1日目 薬浴開始
カンパラD+塩浴5時間→塩浴2日
肛門部分・背鰭付け根・尾鰭に出血痕があり症状が重い。
↓
9日目 追加薬浴長め
カンパラD5日→塩浴2日→カンパラ5日を繰り返す。
中期から末期の場合は薬浴を長めに行います。
治療開始が遅かったせいか1週間でかなり進行。
背中に穴あき病を併発してしまいました。
ここからは穴あき病治療で薬浴期間を長めに設けました。
↓
15日目 ☆になってしまいました。
背中の穴あき病の進行がとまらず最期は転覆行動を繰り返し同体から下が動かず、☆になってしまいました。
もっと早く気づいて治療してあげれば良かったごめんね。。
4匹目 15日で病気は完治したけどケガした
まだ初期症状だった子
1日目 薬浴開始
カンパラD+塩浴5時間→塩浴2日
肛門部分と背・尻鰭付け根に出血痕がありそれ以外は目立った外傷なし
↓
4日目 追加薬浴
カンパラD5時間→塩浴
他の2匹同様赤みがかなり収まってきた。
まだ背鰭と腹部が赤いので追加治療を施す。
↓
7日目 頭にケガ!?
カンパラD5時間→塩浴
何の症状か不明。痛々しいから早々に写真も切り上げ治療。
頭の肉がもげている。あんなによくなってたのに、、
バケツ内でコツンコツン暴れた音が聞こえたのでそれかもしれない。
薬浴をもう1サイクル1行う。
15日目 赤斑は完治、頭の傷はその痕治りました。
見ての通り15日で赤斑病は完治した。
しかし、頭のケガは何?暴れて傷ついたなら他の魚に驚いて暴れられても困るのと少し傷に白い膜が見えるので他の病気白カビなどではいけないので淡水浴&隔離で様子を見ます。
※追記※ケガ?だったみたいで、1ヵ月弱かかりましたが治りました。
ちょっと痕にはなりましたが。
結果3/4治療出来た
4匹中約3匹は無事生還しましたが、
1匹は☆になってしまいました。。(T . T)
一番弱ってた個体ってのもあったけど、もしかしたら1週間早く薬浴を早く開始してたら救えたのかもしれない。
改めて早期発見と治療は大切だと思いました。
みなさんも魚の治療等にお役立て下さい。
因みに治療薬は両方使ったことありますが、個人的にはカンパラDが使い易い!
今回の反省点から伝えたい事
・ 症状がひどい個体は隔離する。
・ 暴れない様水草等入れてストレス緩和。
(薬と塩でダメになってしまうけど)
今回は観パラD使いましたが、
・治療が思いの外長期間に渡る。
・汚れた時の水換え等でかなり薬を消費する
って点では濃度が濃い観パラDはコスパが良く使い易かったです。
もし、何か参考になれば幸いです!
良かったらコチラの記事に赤斑病の治し方を紹介してますのでご覧下さい。
www.tanagogo.work