こんにちわ!かつやんです!
いつの間にか水槽内に貝が大量発生!
見栄えも悪いし困ったな・・・
こんな経験をした方は多いのでは?
貝を全て取り出すのも大変だし何かいい手はないだろうか?
そんな時貝を撃退してくれる心強い助っ人それがキラースネールです。
今回の記事は【キラースネール】は本当に貝を食べてくれるのか?貝は駆逐されるのか?どれ位の時間がかかるか?を1年かけて検証しました。
- キラースネールってどんな貝?
- キラースネールは実際貝を食べるの?
- どれ位の期間で効果が実感できる?
- キラースネールに頼るべき環境とは?
- キラースネールってどんな貝を食べる?
- キラースネールは共食いしないの?
- キラースネールの繁殖について
- キラースネール 導入前の注意点
- キラースネールと相性の良い生体は?
- キラースネールと相性の悪い生体は?
- まとめ
キラースネールってどんな貝?
【キラースネール】
マレーシアやタイに自生する小型の巻き貝で体長は3cm程度、黄色と茶色のストライプ模様のかわいい巻貝です。
名前の通り貝類を捕食します。
水槽で増えすぎたサカマキガイやスネールを退治するのに導入することが多いです。
言わば、増えすぎた貝を食べる水槽の掃除屋です。
詳しい詳細はこちらの記事にまとめていますのでどうぞ!
キラースネールは実際貝を食べるの?
いきなり結論ですが、キラースネールは貝を食べます。
自分より大きい貝や同等の大きさの貝は食べたりしません。
しかし小さい貝は捕食対象になります。
私はラムズホーンが水槽内で大量繁殖してしまい。1年程30cm水槽に5匹のキラースネールを飼育した結果
200匹近くいた貝が1年では20匹程にまで減りました。
キラースネールは稚貝を食べている
キラースネール達が捕食しているのははやけたばかりの稚貝や小さめの貝を食べています。
今回は増えすぎたラムズホーンを減らす為に導入したのですが、ラムズホーン達が捕食されて死ぬと貝殻だけ残ります。
導入後水槽に今まであまりみたことない無数の小さな貝の殻を見たので恐らく推測です。
どれ位の期間で効果が実感できる?
経験上キラースネールを入れても1.2ヶ月では効果を実感できないと思います。
仮に10匹単位で入れれば話は別ですが。
私の場合30cm水槽に3匹のキラースネールを入れましたが効果を実感できたの半年過ぎて位です。
ラムズホーンは繁殖力が強い為どんどん卵を産みます。しかし産まれた稚貝をキラースネールが食べる為増えるスピードが遅くなります。
親の貝が寿命で減り始め、繁殖スピードも落ちる為水槽内の貝が少なくなります。
結果的に一年で200匹→20匹程になりました。
おまけ即効性のある貝の駆除法
因みに水槽内の環境にもよりますが、水槽内に大量発生した貝を減らす場合キラースネールに頼るより中型淡水魚の方が即効性があります。
ただ、カネヒラ・オイカワ等の10cm級は小さい水槽に入れられないし、そこにビーシュリンプなんていようものなら片っ端から食べられてしまいます。
スネールが発生した60cm水槽にカネヒラを入れたらわずか数ヶ月で殆ど姿を消しました。
※中型淡水魚は孵化したばかりの稚貝を食べます。キラースネールが親生体を捕食する為効果が早く感じると思われます。
キラースネールに頼るべき環境とは?
正直そんな時間かかるならキラースネール要らなくない?って思うかもしれません。
キラースネールが活躍するのはシュリンプ水槽に於いてその特性が光ります。
キラースネールは『貝は食べますがエビは食べません』こんな都合の良い生体はキラースネール以外居ません。
他の貝を捕食する生物は同時にシュリンプ等も捕食してしまう可能性があるからです。
キラースネールってどんな貝を食べる?
キラースネールは貝類なら全部食べるよって訳ではありません。
スネール・サカマキガイ・カワニナ・ラムズホーン等の小さな貝類は食べますが、二枚貝等の大きな貝を食べたりはしません。
同じ巻貝でも同サイズ以上は捕食したり襲う事もありません。
キラースネールは共食いしないの?
経験上共食いはありませんでした。
多分同サイズの個体だったという事もありますが。
もしかすると稚貝は捕食(共食い)してしまうかもしれません。
キラースネールは他のサカマキガイやカワニナラムズホーンに比べると殻も硬くしっかりしてるし、フタ?的な物もあるのでそれが食べられない要因かもしれません。
キラースネールの繁殖について
増えすぎた貝を撃退する為にキラースネールを導入するのはわかったけど、今度はキラースネールが水槽で増えすぎてしまう事はないの?
答えは可能性は充分あります。
ただ防ぐ事もできます。
それは、キラースネールは他の貝と違い完全なる雄雌異体という点です。
大半の貝は雄雌同体といって性別が変わるの生き物なので2匹以上貝が居ると勝手に増え始めるのです。
その点キラースネールは雄雌異体の為
雄同士、雌同士の組み合わせが同水槽にいても卵はうまないのです。
キラースネール 導入前の注意点
キラースネールは導入前に入念に水合わせをしましょう!
貝類の中でも少し水質にうるさい子なので、水合わせは30分程かけてしっかり行いましょう。
因みに貝類の入ってる水は水合わせ終了後は水槽内には入れず捨ててしまいましょう。
キラースネールと相性の良い生体は?
私的におすすめはビーシュリンプなどの小型エビです。
理由はキラースネールは貝を捕食しますが、中身だけ食べて殻だけ残ります。
貝の殻はカルシウムでできている為、シュリンプ達は☆になった貝の殻を喜んで食べます。
キラースネールが食べた貝殻をシュリンプが食べるという食物連鎖が起こります。
他にも貝を食べてくれる生物はいますが同時にエビ、稚魚、メダカなどを捕食する者も多いので小さな生体とは相性は◯
キラースネールと相性の悪い生体は?
キラースネールと相性の悪い生体とは『キラースネールを襲う可能性のある生物です。』
キラースネールを捕食してしまう可能性があるの生体は以下の通りです。
絶対NG
×淡水フグ、スジエビ、テナガエビ、肉食魚
は混泳を考えたほうが良いでしょう。
※淡水フグや、テナガ、スジエビは元々肉食で貝は好物なので確実にやられます。
キケンかも
▲ヤマトヌマエビ、淡水魚(10cm以上)
衝撃的だったのはヤマトヌマエビです。貝を入れた途端興味を示しマウントポジションからのツマツマ攻撃
5分程してもツマツマをやめる気配がなくむしろ2.3匹加勢してるっ!?
って状態を見たので心苦しくなり水槽から取り出しました笑
ヤマトは雑食なので食われてもおかしくありません。
あと10cm以上の淡水魚カネヒラやオイカワは小さい貝やエビは躊躇なく食べます。
大人サイズのキラースネールをカネヒラ水槽に入れたらエサと勘違いして突きまくっていて心配になり取り出しました笑
まとめ
キラースネールは貝を食べて駆逐してくれる優秀な掃除屋です。
1年かけて約200匹いたラムズホーンを20匹程まで減らしてくれました。
おそらく完全に駆逐するのは無理かも知れませんがかなり数を減らす事ができます。
是非貝が増えすぎた時はキラースネールを入れてみるのも良いでしょう!