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ドブガイ タナゴ繁殖用におすすめの二枚貝を紹介!

こんにちわ!かつやんです!

浄水効果の高い二枚貝『ドブガイ』の紹介です!
ドブガイは値段も手頃で日本中どこにでも生息しているので入手もしやすい、最もポピュラーな二枚貝です。
ドブガイはタナゴの生息する水路を探せば自然界でも多々見る事も出来ます!

ドブガイは二枚貝の中でも大型で濾過摂食する量も多く水質浄化作用が非常に優秀な二枚貝です!

主にタナゴの産卵母会やビオトープの水質浄化を目的として飼育される事も多い二枚貝です。

二枚貝の飼育は一般的に難しいと言われてますが、特徴を知ることで貝の生存率を上をげる事も出来ます!
僕はタナゴの飼育を10年以上しており、ドブガイは最長で3年程生かした経験があります。
この記事ではドブガイの特徴・飼育のコツ・飼育のメリットやデメリットについてやて詳しく解説していきます!



ドブガイの特徴


ドブガイの特徴
   
名前 ドブガイ(溝貝・土負貝)
学名 Sinanodonta woodiana
分類 イシガイ科・ドブガイ属
分布 日本全土〜東南アジア一帯
飼育難易度 ★☆☆☆☆難しい
大きさ 大型 殻長は10〜20cm
飼育用途 浄水効果や産卵母貝として
浄水効果 ★★★★★ 超優秀
寿命 自然界な10年以上

ドブガイの特徴を簡単にまとめると下記の通り!

ドブガイは他の二枚貝に比べ貝長が大きく、水質浄化効果が高いです。

貝が大きく低床に潜りきらない点等からタナゴの産卵母貝としても優秀です。

日本各地に生息しているので、自然界でも採取出来ます!タナゴの産卵床となる為、タナゴのいる水域に生息しています。

河川の下流域の改修をしていない川底の泥の中に生息しており、名前の由来は食用するとドブくさいのでドブガイと言われている。

二枚貝は高水温や栄養不足で餓死しやすいので飼育の際は注意が必要です。


ドブガイの外観

淡水に住む貝の中では非常に大きい種類です。
アクアショップに流通量している物の殻長は5cm前後の物が多いのですが、10cmを超えるものもいます。

丸みを帯びた形状をしており、色は黒や茶で地域差が大きく、別物の様に見える事もしばしばあります。

他の二枚貝に比べ殻皮は薄く、乾燥すると簡単に割れてしまいます。



ドブガイの分布

本州全土に幅広く生息しており、河川の中流域~下流域に生息します。
河川の改修がされていない泥の底に生息している事が多く、タナゴの産卵床母貝になる為タナゴが生息する水域に見られる。

地域によって呼び方が違いヌマガイとタガイ等の名前で呼ばれる事も多い。霞ヶ浦では淡貝等と呼ばれてます。



ドブガイの飼育は難しい!

ドブガイに限らず二枚貝を室内飼育するのはすごく難しいです。
仮に飼育するなら屋外飼育で大きめの容器(水槽で言えば60cm 以上)が理想です。
まずドブガイの飼育が難しいと言われるのは下記の3点です。

ドブガイの飼育が難しいとされる理由 
・飼育水温がか低めで高水温に弱い
・濾過摂食をするが、栄養不足になりがち
・上記2点の維持が大変

それぞれ項目毎に詳しく下記で紹介します。





ドブガイは高水温に弱い!

二枚貝は全般的に耐寒性は強く冬場は問題ありませんが、高水温には弱いです。

二枚貝の理想的な飼育水温は
5~25℃ ※26℃以上は危険域。

ドブガイは自然界では流れのある場所や河川の底部にいるので気温の影響を受けませんが、飼育下では6月〜10月頃までは水温が25℃を超えてしまう為、高温にかなり弱い二枚貝はにとって致命的になります。

屋外であれば大きめの池やビオトープ等水量が多い場所であれば夏を耐え凌ぐ事も出来ます。
逆に真冬の水面が凍るような5℃以下の環境でも生きていける耐寒性があります。

室内の場合は大きめの水槽+エアコン管理で夏場は乗り切る事ができますが室内だと餌になるグリーンウォーターが出来ないので餓死してしまうおそれがあります。


ドブガイのエサはグリーンウォーター


二枚貝は『濾過摂食』という濾過食性で植物性プランクトンを食べます。

グリーンウォーターや濁った水に二枚貝を入れると浄水効果で綺麗になる理由がこの濾過摂食です。

グリーンウォーターに含まれる植物性プランクトンを濾しとって食べる為、綺麗な水では二枚貝の餌になる植物プランクトンが無い状態になります。

屋外環境(ビオトープ等)であれば常にグリーンウォーターを作る事ができますが、室内環境ではそうもいきません。そんな時はクロレラ水等を与えると良い。

グリーンウォーターの飼育環境があるなら餌は要りませんが、ドブガイは他の二枚貝より大きく水質浄化効果も高いです。言い換えると他の貝より多くの餌を必要とします。

池やビオトープなどの落ち葉や腐敗した有機物等がある環境が向いています。









おすすめの底砂

貝が半分程埋もれる底砂があると良い。
水槽にそのまま入れても完全に潜る事は無いが貝が寝てしまう事が多いので上を向いて立つ様に工夫する必要がある。
自然界ではほとんど泥底の場所に生息しています。

田砂かソイルが向いている。






タナゴの産卵におすすめ!理由は『大きさ&丈夫さ』

他の二枚貝は流れがあり水のキレイな場所にしか生息しませんが、ドブガイは日本各地の河川に生息し、泥底のそこまで水の澄んだキレイな環境でなくても生息しています。ビオトープや池に沈めておくには持ってこいな貝です。

大きさも大きいので全身砂に潜ってしまう事は少ない。
一方、大きさのデメリットとしては万が一水槽内で死んでしまった時のリスクが大きい事です。


相性の良いタナゴ

春型・秋型問わずどのタナゴとも相性が良い。
本州全土に分布しており、自然界ではバラタナゴが産卵母貝にする事が多い万能タイプの貝です。


ドブガイの入手方法

ペットショップでも販売されている事が多いが、改修のされていない泥底の水路であれば泥の中に生息している。
顔を出してる事も多々あるが、泥の中を棒で突くとコツっと当たるので見つけやすい。

ネットショップでも比較的評リーズナブルな値段で出回っているので手っ取り早くネットショップを使うのがおすすめです。


二枚貝飼育のコツ


何度か二枚貝を使ってタナゴを繁殖させたことがありますが、
貝は水温、水質、餌どれをとってもちょっと難しいです。
長期的に水槽内で飼育する事はおすすめしません。

貝が死んでしまいやすい原因として私が感じたものを挙げます。

・ 水温  (特に25℃を超える夏季)
・ 餓死  (※餌不足、かなり良く食べます)
・ 水流&エアー (水流とエアーはあった方が良い)

ポイントは貝専用の飼育水槽を設ける事です。

これを設けることで餌問題も大きく改善できますし、最悪死んでしまった場合にも最悪のリスクを避ける事が出来ます。

魚の飼育水槽内で貝が死ぬと水質はかなり悪化します。

私は以前初めて貝を入れた数日後、仕事から帰ってきたら貝が死んでいて、水槽内の小さなタナゴが数匹死んでしまった事があります。

貝を育てるのは少し難しいですが、健全な貝は環境さえ整っていればカワシンジュなんかは100年だって生きますし、水質浄化作用があるので魚にもとても良い影響を与えます。

ただ水温調整も餌も非常に難しいので貝の飼育水槽を作り貝の生活しやすい環境を作るのが良いかと思います。

◎簡易二枚貝飼育水槽の作り方はコチラ!
www.tanagogo.work


繁殖させたい場合はピンポイントで2〜3週間魚のいる水槽に入れる。
又は、貝の飼育水槽内に雄雌1ペアを入れる方法が良いでしょう。

貝の飼育水槽を作るメリットは他にもあります。
ペットショップやオークションで購入した貝は稀に既に弱っていて、下手するとすぐに死んでしまいます。

宜しくない環境にいた貝なら一度体内の水を、キレイな水に変えてあげないといけません。

◎貝を購入した際に最初にやるべきことはコレ!
二枚貝の導入手順はこちらの記事をご覧下さい!
www.tanagogo.work


二枚貝の飼育はタナゴの繁殖に必要になります。
少し難易度は高いですがポイントさえ押さえればタナゴを繁殖させる事も出来ます。是非挑戦してみてください!