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【タナゴ繁殖におすすめ二枚貝】産卵し易い母貝5選!貝の種類は重要


こんにちわ!かつやんです!

タナゴは繁殖する際二枚貝に卵を産みつけます!その為タナゴの産卵には二枚貝が必要です。

しかし二枚貝ならどれでも産卵をする訳ではなく、タナゴが好き好んで産卵する貝や全く興味を示さないものもあります。

今回はタナゴが産卵しやすい二枚貝5選の紹介をします!


実際ショップで売られているものも大体限られているので紹介する貝は皆さんも馴染みのある貝だと思います。

この記事では実際使った二枚貝の感想と個人的な意見をまとめています。

おすすめ順は個人的な見解ですけど、タナゴの興味の持ち方・孵化した数・貝の丈夫さ・飼育難易度等を考慮してつけさせて頂きました。

タナゴは春と秋に産卵のピークを迎える種類がいるので繁殖を考えている方は貝選びをして準備をしましょう!

二枚貝の種類って重要なの?

私はタナゴは趣味で10年近く飼育してます。
水槽の数も限度があるので繁殖は1年おきに5年程経験しました。
結論から言うと『繁殖経験がある人は多分どの貝を使っても簡単に繁殖出来ます。』
理由は個人で鑑賞を楽しむレベルなら50匹孵化すれば充分なので、(50孵化すればおおよそ30匹以上は大人になります。)50程度なら種類や数でどうにでもなります。


でも、圧倒的に数が採れる、興味を示しやすい種類はいます。


初心者の方は貝を入れるタイミングや、貝を取り出すタイミングも判断が難しかったり、完全に砂の中に潜ってしまう種類もいるので、『馴れてない方こそ産卵し易い貝を選んだ方が良いです。』

経験上繁殖させやすい貝を使うと倍以上差が出るので是非検討してみて下さい。




産卵に使える貝とは?

二枚貝ならなんでも卵を産むわけではありません。

二枚貝は色々種類も多いですが、一般的に入手しやすく・産卵に向いてるのはこちらの5種類です。


『イシガイ』『カワシンジュ』『ドブガイ』
『ニセマツカサガイ』『マツカサガイ』


これ意外にもカワシジミ・カタハガイ・タテボシガイ等が挙げられますが、この辺はショップでも見かけなかったり、あまり産卵に使うという話は聞きません。

では、実際オススメの5種類の特徴や詳細をお伝えします!
以下の種類ならどれでも産卵させる事が出来るのでどれもおススメです!



タナゴ繁殖にお勧め二枚貝5選!

おすすめ二枚貝5位! ドブガイ

おすすめ第5位はドブガイです。

理由は、安くて日本各地の河川でも採取できる点です。

① 日本各地に生息する。

② タナゴが産卵実績〇。

③ 値段も安め。

バラタナゴ・アブラボテの屋外水槽で複数の稚魚を浮出させる事ができました!


【良かった点:入手し易い!】
ショップでも目にする事が多く値段も安い。
又タナゴがいる河川や池には貝が生息している事が多く、貝が歩いた形跡や貝殻が落ちてる所に行けば採取できる事もある。

自然界の貝は害虫や病原菌を持ってる可能性もあるので導入前の手順はしっかり行いましょう。
www.tanagogo.work



【産卵実績:貝2個から10匹孵化】
最近では2個のドブガイからアブラボテやバラタナゴ等計13匹程孵化しました。貝の大きさの割には出てきた数が正直少ないな~とも感じました。
以前水槽内でドブガイが☆になった際悪臭が酷く、良い印象が無かったので屋外ビオトープでの実績です。
※ちゃんと雄雌の数や産卵環境を整えればもっと取れます。


【悪かった点:大きさと浮出数的に微妙】
ドブガイは比較的大きい物が多い、貝が死んでしまうと勿論水質悪化の原因になるのだが、大きい貝の方が水質に与えるダメージが強い。
そう考えると小さい割に数が採れるカワシンジュ等の方が安心感はある。


【ドブガイを使った感想】
過去にも使った事があるが、個人的に飼育が難しいイメージがある。
その割あまり他の貝と一緒にすると興味を持たれない。
値段は安いし簡単に採取も出来る点は良いが、繁殖だけ考えるとあまり良い印象はない。
初心者向きではない印象があります。
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おすすめ二枚貝4位! イシガイ

おすすめ第3位はイシガイです。

理由は毎年安定して産卵させた実績がある事。

① タナゴが毎年きちんと産卵する。

② タナゴが貝に興味を示しやすい。

③ 丈夫で夏場も越す事が出来た。

アカヒレ・バラタナゴ・アブラボテ等、複数の稚魚を浮出させる事ができました!


【良かった点:思いの外暑さに強い!】
よく24°を超えると危ないといいますが、私の場合27〜28°位の水温でも貝が生きていたのです。

深めの発泡スチロール+エアーで夏を越せるタフさがあります。
餌はグリーンウォーターを作り対応。
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【産卵実績:貝4個から20匹孵化】
4個のイシガイを交換しながら、2個→2個でサイクルしながら使ったのですが、大きさ6cm位のイシガイから毎回7匹程×3回孵化しました。

横長で高さも無いので、卵管の短い小さなメスや小さい種類にも向いていると思います。
安定感はあるのですが、そこ迄数が採れる印象がない。
多分理由は以下の通りだと推測↓↓↓


【悪かった点:潜って出てこない!】
私の貝を入れるケースが悪かったのか、比較的小さめだったイシガイは砂に全身潜って出てこない。
浮出数が少なかった理由もイシガイ自体が砂中に潜り込んでしまう事が多かった為産卵できなかったのでは??とも感じています。


【イシガイを使った感想】
私はこの数が普通なのか、少ないのか、なんとも言えませんが。
普通に繁殖に成功して嬉しい気持ち反面、頑張った割にこれだけ?感はありました。
しかし毎年きちんと繁殖が出来ている。個人的に丈夫さがあるという点でバランスの良い二枚貝だと思います。
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おすすめ二枚貝2・3位! (ニセ)&マツカサガイ

第2・3位はマツカサガイ&ニセマツカサガイです。

理由は両方とも特徴が似ておりほぼ変わりありません。
『何も不備がない。普通に良い印象しかない。』

① シロヒレ・アブラボテ・カネヒラが興味深々。

② 8cm位あって丸っこいせいか完全に潜らない。

③ イシガイ同様暑さに強い。

マツカサやニセマツカサは比較的西側に生息するので、同じく西側に生息する大きめのタナゴと相性が良い印象がある。


【良かった点:タナゴの興味を引きやすい】
琵琶湖系のカネヒラ、シロヒレ、アブラボテの興味の持ち方が凄い。
入れた途端にタナゴが恐る恐る覗きに来て、2.3日後には大将が縄張りを作り始めます。

ドブガイやイシガイより興味の持ち方が違う印象があります。
タナゴの種類による所も大きいと思いますが、縄張り意識の強い種だった事もあり、雄は喧嘩するし、雌は雄におなか突かれてボロボロになるし良くも悪くも貝の影響力は凄い。


【産卵実績:貝4個から30匹孵化】
ローテーションするつもりが貝の奪い合いが凄かったので4つ同時に水槽の両サイドに分け縄張り争いを避けさせた結果、1回で30〜40匹程出てきました。

因みにシロヒレの水槽にカネヒラを混泳させていたのが失敗だった。
※秋型のカネヒラと時期が被らないからいいかなんて考えてた。

カネヒラが縄張り争いでジャマに入ったので1回目はうまく産卵できなかった。カネヒラを取り出して2回目の産卵で結果的にこの数だったが、もっと上手くやれば5〜60は取れたと思う。


【良かった点:完全に潜らないのが良い。】
マツカサは蝶番の様な所からな砂に潜っていきますが、口を上に向けたまま6割~8割程埋まるので完全に潜らないし、貝を立て直す必要があまり無い。
勿論横を向いたりもしますが、自然に動き常に顔を出しています。

※それだけ産卵チャンスがあるって事!


【マツカサガイを使った感想】
イシガイ同様夏を越せたのも驚きました。冬場は餌が足りなかったのか、夏のダメージがあったのか☆になってしまいました。

因みに春産卵に使った貝は秋型産卵には使わない方が良いと思います。
多分水槽内飼育で多少負担はあるでしょうから更に秋型産卵をさせると高確率で冬場☆になってしまします。

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おすすめ二枚貝1位! カワシンジュガイ

私が最も産卵母貝に向いてると思ったのはカワシンジュガイです。

理由はやはりタナゴが一番卵を産みつける点!

① 数がすごく取れる。

② 他の貝より全然群がる。

③ 値段・希少性が高い。


【良かった点:寄ってたかって産卵する】
キタアカ・セボシ・マタナ・カゼトゲの繁殖に使用しました。

興味の持ち方がすごい。入れた途端にタナゴが興味津々なのがわかります。
私が初めて産卵成功させたのもこの貝です。


【産卵実績:貝9個から130匹孵化】
貝は9個使用。
1番反応が良いので10センチ程の貝を3個→ローテーションして使用したのですが結果1回でおおよそ20~30匹程孵化します。孵化する数が違う。

卵の数が少なくて難しいと言われてるカゼトゲ等も思いの外とれました。


【悪かった点①:仕方ないけど結構潜る】
カワシンジュも全身潜るので、底砂や容器を選ぶ必要があると感じました。

【悪かった点②:値段希少性が高い】
オークションやペットショップ・ネットショップで購入できますが、希少性の高い貝です。
その分値段も高いです、事実数は断トツで取れますし、信頼度は高いです。1個当たりそれなりの金額もする事や希少性を考えると本当に産卵を成功させたい種類にだけ使用すると良いかもしれません。


【カワシンジュを使った感想】

タナゴの興味の持ち方や産みつける数が違います。

しかし判ってはいたが飼育が難しい、北海道等の冷涼な環境で育った為か暑さに弱い。
※春先に9個購入して冬場迄生きてるのは4個位です。

結果:どの貝よりダントツに産卵されますが、夏超えが難しい。
この種類はどうしても増やしたいっ!って場合は間違いなくカワシンジュが良いと思います。
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まとめ


タナゴの産卵はネットで仕入れた知識より実際2.3年自分で色々試行錯誤してると感覚が解ってきて年々繁殖数が増えてきます。

私は趣味で飼育しているだけなので、飼育数調整の為1年空けたりする事も多々あります。

10年程タナゴを飼育しており5~6年産卵させて感じたのは、
趣味で楽しむ分にはそこ迄数も不要なので、どんな種類でもいいかなって事。そしてどの貝を使っても普通に繁殖できる様になるって事。

ただあくまで何年も繁殖させてきた自分だから言える事で、初心者は産卵する確率が高い貝を選んだ方が良いと思います。

秋型なんかは特に産卵できたかどうか不安ですもんね、
半年間心待ちにしていた結果1匹も出てこなかった時は本当辛い(泣)

経験上から産卵マニュアルをこちらで紹介してますので良かったらどうぞ!
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【今回紹介した貝】
イチオシ!

イチオシ!

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タナゴ飼育水槽の作り方を紹介しています!
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