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ビーシュリンプ飼育者が選ぶ飼育・繁殖に最適な水槽の作り方

こんにちは!かつやんです!
レッドビーシュリンプの水槽立ち上げ方は、現在YouTube等で色々な方法が紹介されています!
実際どの方法が一番いいの?ってなりますよね笑

レッドビーシュリンプは飼育環境さえ整っていれば経験上飼育&繁殖は難しくありません。
僕も試行錯誤しながら20本以上水槽を立ち上げ、現在は自分に合った一番ベストな水槽の作り方を見つけました!
ビーシュリンプは10年近く飼育していて、トータル1,000匹以上繁殖に成功してます。

今回はビーシュリンプ歴10年の僕が最もビーシュリンプの飼育に適した水槽の立ち上げを紹介したいと思います!



ビーシュリンプの飼育に最適な水槽とは?


ビーシュリンプを飼育・繁殖させるには飼育環境(水槽)はかなり重要です!

様々な意見があると思いますが、僕にとってビーシュリンプの飼育に最適な水槽とは【稚海老の生存率が高い水槽】だと思っています。

一般的にビーシュリンプは飼育が難しいと言われてますが、水質が安定している水槽であればビーシュリンプの飼育は然程難しくありません。

僕は最初の5年位で親エビが☆になりづらい水槽はつくれたのですが、稚海老の生存率が低くずっと増えず減らずを維持してました。
実際大幅に増やせたのはここ2年位の話です。



稚海老の生存率が高い水槽=増加傾向に出来る


ビーシュリンプ飼育経験者はわかると思いますが、せっかく抱卵したのにいつの間にか孵化した稚海老が居なくなっているなんて経験はありませんか?
僕はビーが増えない最大の原因がコレだと思っています。

稚海老はかなりデリケートです。
水質や水温の変化にも弱いし、脱皮不全や様々な要因で☆になってしまいます。
稚海老の生存率を50%以上に引き上げる事が出来ればおおよそ増加傾向にする事が可能です!

今回紹介する水槽を作る事で稚エビの生存率を急激に上げる事が出来ます!



今回紹介する水槽は生物濾過が安定し長期維持が可能


この水槽は飼育歴10年程の僕の経験上一番良く繁殖して☆が出ないです。
沈澱層を取り入れたスタイルの水槽で、一度立ち上がると生物濾過が安定し長期維持が可能です。

その代わり立ち上げ迄に3ヶ月は覚悟してください!
3ヶ月かかる理由としては、ソイルから出る栄養分の抽出が落ち着くまでの期間と、バクテリアが定着してアンモニアやフン等を分解出来る環境を整える迄の期間だと思ってください。

このスタイルの水槽立ち上げは過去3回立ち上げてますが、水質が安定するまで全て3ヶ月以上かかりました。
白濁りや苔も出ますが、おおよそ3ヶ月で安定した水槽に仕上がります。

作り方はかなり手間がかかりますが、その後の安定感があるので是非挑戦してください!



沈澱層シュリンプ水槽の作り方


今回紹介する水槽は過去に立ち上げ方を紹介しています。

内容が重複してしまうので詳しい立ち上げ方(作る手順)はリンク先の記事を読んで下さい。
▼▼沈澱層シュリンプ水槽の作り方▼▼
www.tanagogo.work

上記のリンクはまた下部でも貼っておくので一度下まで読んで貰えると幸いです。

この記事ではなぜこの水槽が稚エビの飼育に適しているのか?
沈殿槽を作るメリット等を下部で紹介します。







沈澱層シュリンプ水槽のメリット


この水槽のメリットはろ材が多く、バクテリアが多く住みつく為生物濾過が非常に強力な点です。
水槽も30cmハイタイプなのである程度の水量が確保できる為、こまめに水換えをすれば水質の急激な変化を防げます。

また、沈澱層があるので水槽全体に緩やかな水流が生まれバクテリア活性しやすい等のメリットもあります。


バクテリアが定着している水槽は最強です


なぜバクテリアが重要なのか解りやすく解説します。
ビーシュリンプは水槽内のアンモニアや亜硝酸塩の毒性の高い有害物質に弱いです。

バクテリアを発生させる一番の目的はバクテリアがこのアンモニアや亜硝酸塩を分解し、硝酸塩にしてくれる為です。

本来フン・尿・残餌等からはアンモニアが発生します。
このアンモニアはビーシュリンプにとっては有害なので水質悪化が発生します。
アンモニアや亜硝酸塩をさげるには換水等の方法もありますが、毎回毎回水替えを行うとビーシュリンプも安定しない水槽環境で調子を落とします。

しかし水槽内にバクテリアがいる場合アンモニアや亜硝酸塩を無害な硝酸塩に分解してくれます。硝酸塩は水草が栄養分として吸収し、残ったフンの残骸をバクテリアが分解して増えるという正のスパイラルが発生します。

この沈殿槽付き水槽はろ材が豊富で通水性が良い為、バクテリアがよく住み着き活性しやすい最強の生物ろ過を再現できるのです。



稚海老の生存率が高かった理由

僕は現在8台ビー水槽がありますが、事情は違えど最も増加傾向にあるのがこの沈澱層の水槽です。

どの水槽も抱卵はしますが、ハッチアウト後の生存率が違います。

僕の考察では

・ 水量が多く水質と水温は安定傾向
・ 沈澱層により嫌気性バクテリアが少ない
・ 程よい水流(循環がある)
・ 生物濾過がかなり強い
・ 栄養系ソイルで餓死しない

他の水槽では稚海老の生存率が著しく中々増えませんが、この水槽は稚海老がすくすく育つので最終的には抱卵個体をハッチアウトさせるのに使ってました。
間引かないといけないくらいよく育ちます。

この他に稚エビの生存率を高める具体的な方法を紹介してます!
www.tanagogo.work



水槽を作る前にやっておくと良い事


水槽の立ち上げ方の記事に詳細は書いてますが、すぐにでもやった方がいい事を紹介!

① スドーポーラスボールというセラミックのろ材がを現在使用している水槽があるなら是非濾過フィルター等に入れておいてください!
新たにバクテリアが住み着きますが、コレは新品より事前にバクテリアが住み着いてる状態の物がベストです!
▼▼ スドー ポーラスボール ▼▼


② スポンジフィルターも他の水槽があるなら事前に稼働させた物を使用
汚れだけ落としてそのまま使えます。
フィルターにもバクテリアは住み着いている為生物濾過の促進効果があります。
▼▼ スポンジフィルター・ツイン ▼▼


③ ソイルを入れる前に約1日バクターワンをかけてソイルによーく吸収させてから使用します。
使う分だけソイルを袋や容器にとりわけ、そこにバクターワンを直接かけてよく浸します。
▼▼ バクター ワン ▼▼
7種の微生物が入っており、早期立ち上げ・微生物の活性化・糞尿の分解・生体の免疫や成長促進効果があります。





増えたら間引かないと抱卵しなくなる?


不思議ですが、シュリンプを飼育しているとエビの飼育数がキャパを超えると放卵しなくなります。
上の写真は選別漏れを100匹位移動した水槽です、まだ小さいのもありますが月に1匹位しか抱卵個体がでません。
また、この水槽で孵化しても100匹近い数がいるとフンやアンモニアの水質変化も大きい為、稚海老は高確率で☆になってしまいます。

30cm水槽であれば40匹前後が1番抱卵率が高いです。調子がいいと月に1割程度抱卵個体が出ます。

因みに飼育数が多いと何らかの原因でシュリンプが☆になってしまった際、その死体は水槽の水を悪化させます。
仮に2,3匹の死骸があったら次々と水質悪化で更に☆がでてあっという間に全滅してしまうので注意してください。

▼念のためビーシュリンプが☆になる原因をまとめた記事も貼っておきます▼
www.tanagogo.work



まとめ


いかがでしたか?僕は水槽何種類も立ち上げてますが、この沈殿槽水槽の調子が良すぎて最近のハイタイプは全てこの仕様で立ち上げてます。

水槽の作り方はコチラにまとめてますので、シュリンプの飼育がうまくいかない。増えない等でお悩みであれば是非挑戦してみてください!
▼▼沈澱層シュリンプ水槽の作り方▼▼
www.tanagogo.work