こんにちわ!かつやんです!
赤と白の美しくかわいい外観で人気の鑑賞エビ『レッドビーシュリンプ』
水槽内のコケを食べてくれる水槽のお掃除屋さん『オトシンクルス』
この二匹、同じ水槽で飼育しても大丈夫??って気になる方も多いと思います。
オトシンクルスとビーシュリンプを一緒に飼育(混泳)出来るのか?稚エビを食べたり害はないか?等々気になる混泳事情についてまとめました。
後程詳しく説明しますが、オトシンクルスの他にオトシンネグロ(オトシンネグロス)という仲間もおり、混泳は可能なのか?どちらが向いているのか?繁殖できるのか?等詳しく解説します。
- オトシンクルスとビーシュリンプの混泳は可能
- ビーシュリンプの水温・水質に合わせるべし
- オトシンとビーシュリンプ混泳のメリット
- 抱卵個体や稚海老とも混泳は可能か?
- オトシンクルスの苔取り能力
- オトシンクルスと水草の関係
- オトシンクルスの種類
- オトシンクルスやネグロの餌は?
- オトシンクルスとネグロどっちがいいの?
- まとめ
オトシンクルスとビーシュリンプの混泳は可能
はじめに結論からお伝えすると
オトシンクルスとビーシュリンプの混泳は可能です。
『オトシンクルス』や『オトシンネグロ』は非常に温厚な性格をしておりビーシュリンプと混泳が可能です。
この2種意外にもオトシンの種類はいるのですが、流通量も多くポピュラーなのはこの2種です。
どちらもナマズの仲間でアマゾンやブラジルを中心とした南米の河川に分布しており、苔を中心に食べる植物食性が高い熱帯魚です。
吸盤状の口で流木やガラス面に生えたコケ類を削るように食べるので、水槽では比較的壁面や流木に張り付いている事が多く、口の形状形状からも稚海老が襲われる事は無いので水槽内繁殖も可能です。
本当にシュリンプの繁殖やブリードを本格的にやりたいなら単一品種飼育が好ましく混泳は不要です。
しかし、一般的に飼育や簡単な繁殖を楽しむ上であればオトシンクルスとビーシュリンプの混泳は高相性と言えます。
ビーシュリンプの水温・水質に合わせるべし
オトシンクルスとビーシュリンプはほぼ同じ水温25℃前後を好み、水質もph6.5前後で飼育が出来ます。
シュリンプの方がデリケートな為、水温や水質はビーシュリンプに合わせてヨシ。
シュリンプ同様水質や水温の変化に敏感なので、水合わせには充分時間をかけて合わせる必要があります。急な変化は☆の原因になります。
オトシンとビーシュリンプ混泳のメリット
オトシンクルスやネグロとビーシュリンプを混泳させるメリットは水槽内のコケ掃除と環境維持をしてくれる事です。
勿論ビーシュリンプも苔取り効果は多少ありますが、ほぼ無いに等しく特に水槽壁面は苔に覆われがちです。
その点オトシンクルスは水槽壁面についたコケを食べてくれる為、水槽ガラス壁面のコケ・流木に付着したコケや水草表面に付いたコケなんかも食べてくれます。
また、ビーシュリンプが食べ残した人工飼料の残餌も処理してくれるので水が汚れず水質改善にも役立ちます。
抱卵個体や稚海老とも混泳は可能か?
オトシンとビーシュリンプの稚海老は混泳可能です。
オトシンクルスは非常におだやかな性格で稚エビを間違えて食す事はありません。
よく水槽内で死んでしまったシュリンプの死骸をシュリンプ同士が共食いしたり、貝類や熱帯魚が突いて食べるのを見た事がありますが、あまりオトシンクルスが食べているのを見た事はあまりありません。
それだけ植物食性が強いという事でしょう。
オトシンクルスの苔取り能力
オトシンクルス(ネグロ)の苔取り能力は中程度です。
ヤマトヌマエビや、フネアマガイの様に単体で驚くほど効果を感じる事は少ないです。
複数匹投入したり、貝類やヤマトと組み合わせると効果を発揮します。
因みにオトシンクルスは柔らかい茶ゴケ・緑ゴケ以外は殆ど食べません。
不得意:髭ゴケ・糸状のコケ
オトシンクルスは水槽の大きさに合わせて入れる数を決めます。
少なすぎると苔取り効果を感じられませんし、多すぎると水槽内の苔が無くなってしまいます。
だいたい下記のようなイメージで、オトシンクルスを入れています。
60㎝水槽 6匹前後 (5匹~7匹)
オトシンだけで苔除去の効果が感じられない場合は、貝類やヤマトを一緒に飼育しましょう!
▼▼▼おすすめの苔取り生体▼▼▼
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オトシンクルスと水草の関係
オトシンクルスは苔を中心に食べる植物食性ですが、水草への食害も殆どありません。
水槽壁面だけでなく水草につきそうな苔も取ってくれるのでかなり高相性と考えられます。
ビーシュリンプと相性の良い水草を入れると良いでしょう。
稀に水草のキズや黄化の原因になる等の話は聞いた事がありますが、経験上殆どありません。
オトシンクルスの種類
オトシンにもいくつかの種類があります。
一番ポピュラーなのは『オトシンクルス』と『オトシンクルスネグロ』です。
この他にも色々種類はいますが、一般的に流通量が多く出回っているのはこちらの2種です。この2種は外観の他にも若干違いがあるので少し紹介します。
オトシンクルス
外観は側面(横)に黒い線が入り、背側はグレー色。」お腹側はうすいピンクがかった白色です。
大きさは3〜5cm程度。
性格は大人しく、混泳生体を選びません。
値段はオトシンの中では最も安価です。
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オトシンネグロ(ネグロス)
外観は全体的に黒っぽい茶色です。お腹側は黄色みのある茶色です。
大きさは3〜5cm程度。
オトシンクルスより植物食性が強くコケ取り能力が高い。
温厚であまり泳ぎ回りません。混泳にも向いてます。
オトシンクルスに比べると値段はやや高めになるのですが、コケ取り能力の高さ、性格の大人しさを考えると個人的にはおススメです。
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オトシンクルスやネグロの餌は?
正直オトシンクルスやネグロは水槽内の苔だけではいずれ餓死してしまいます。
別途プレコなどの餌が必要ですが、混泳生体がいる場合残餌も食べるので心配ありません。レッドビーや熱帯魚の餌を食べます。
慣れるまで少し時間がかかりますが、オトシンクルスもその餌を食べるようになります。
オトシンクルスとネグロどっちがいいの?
オトシンクルスとオトシンネグロは同じように見えて外観や特徴が少し違います。
価格はネグロの方が3倍近く高いのですが、その分オトシンクルスに比べてネグロの方が苔取り能力が高く性格も温厚で大人しい。
特にビーシュリンプなどの小型生体との混泳目的であれば幅広い混泳に向いているオトシンネグロの方がおススメです。
▼▼こちらの記事で2種の違いを詳しく紹介してます▼▼
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まとめ
レッドビーシュリンプとオトシンクルスは混泳可能であり、コケも食べれくれるので相性は抜群に良い。
稚海老とも混泳できる数少ない生体です。
レッドビーシュリンプ水槽のコケでお困りの方や、貝類以外の混泳生体をお探しの方は是非お試しください。