こんにちわ!かつやんです!
稚エビが産まれた際餌は何を与えたらいいの?
今回は稚エビを沢山育ててきた経験から、稚エビが食べる餌の種類や最も良い餌の与え方・お勧めのフードを紹介したいと思います!
稚エビは約1ヵ月程は毎日脱皮を繰り返して成長します。
その為エサや栄養が無いと脱皮不全で死んでしまう事があるので注意が必要です。
稚エビのエサは何を与えたら良いか、シュリンプをかれこれ1,000匹近く繁殖させた経験から説明していきたいと思います!
- 稚エビのエサは何を与えたらいい?
- 稚エビが食べる餌の種類
- 植物性豊富な水はどうやって作る?
- 毛ミジンコや玉ミジンコがいると餌が豊富な証拠
- 人工飼料を食べ始めるのは2週目以降から
- 人工飼料を与えるメリットは?
- 稚エビにおすすめ人工飼料の餌
- エサを与える頻度と量
- 稚エビの成長
- まずはしっかりと環境を整えよう!
- 徐々に人工飼料に慣らして行こう!
稚エビのエサは何を与えたらいい?
ビーシュリンプ・ミナミヌマエビ等殆どの種類に言える事ですが、
稚エビは産まれてから2週間は餌は与えなくて大丈夫。
正確に言うと、産まれてから約1~2週間程は水槽の壁面や水草についた苔に付着する植物性プランクトンを食べて過ごします。
植物性プランクトン豊富な良質な水を作る事が稚エビのエサを与える事になります。
2週間以降は徐々に親エビが食べる人工飼料にも興味を持ち始めます。
水槽内繁殖で親エビと一緒に飼育している場合は特に気にする必要はありません。親エビに混ざって餌場に寄ってきて食べます。
稚エビは基本水草や水槽壁面に付着したコケやプランクトンを食べているので安定した飼育水であれば餓死する事はありません。
しかし稚エビは毎日脱皮を繰り返して大きくなります。その為栄養豊富なシュリンプフードは脱皮不全防止の為にもごく少量与えた方が良い。
稚エビが食べる餌の種類
基本海老は雑食なので『苔や藻』等の植物性の物、
『魚や同種の死骸・微生物』等の動物性の物、
『脱皮後の抜け殻や貝殻』等のカルシウム分も食べます。
基本植物性プランクトンがあれば問題ありませんが、脱皮不全を防ぐためにも2週目以降は徐々に人工飼料を与えた方が良いでしょう。
植物性・動物性・カルシウム分をバランスよく摂らせるのが大事
植物性豊富な水はどうやって作る?
水草やモスを多めに入れましょう!
ウィローモスは稚エビのエサや隠れ家にもなるので特におすすめです。
バクテリアや植物性プランクトンは自然と発生しますが、光量と水草やモスがあるとより発生し易くなります。
直接ゾウリムシ等を与える!
稚エビでも食べやすく水が汚れにくいというメリットがあります。
植物性プランクトンが少ない飼育水であれば便利なボトルタイプの餌を与えると良い。
毛ミジンコや玉ミジンコがいると餌が豊富な証拠
水槽をよく見ると0.1mm位の白い微生物がツンツンと動くのが見える事があります。※上の写真の中央手前の水槽についてるやつ。
これは 毛ミジンコや玉ミジンコという微生物で、このミジンコは植物性プランクトンや微生物を食べて過ごしています。
つまり稚エビのエサになる微生物が豊富にあるよ!という証拠になります。
植物性プランクトンやバクテリアが豊富になると毛ミジンコ等が発生するので栄養豊富な環境が整った証拠になります。
毛ミジンコや玉ミジンコが異常に増えている場合は逆に注意
換水適度な換水を行いましょう。
人工飼料を食べ始めるのは2週目以降から
孵化してから約2週間は人工飼料は食べません。
入れても水質悪化につながるので稚エビだけの環境であれば不要です。
生後2週目以降から人工飼料に興味を持ち始めます。
親エビと一緒の水槽だと残餌をたべたり群がる様になります。
稚エビが1ヵ月過ぎてポツポツ☆になる場合は餌が足りていない事も考えられるので徐々に人工飼料にならせていくと良い。
人工飼料を与えるメリットは?
人工飼料を与えるメリットは栄養バランスが良く、色上げ効果や脱皮・成長を促進させる作用があります。
ミナミヌマエビやヤマトなどの色上げを必要としない場合は魚のエサでも大丈夫 (メダカのエサや金魚のエサでもOK)
ビーシュリンプ等の色出しをしたいカラーシュリンプはシュリンプ専用フードを与えると良いでしょう。
稚エビにおすすめ人工飼料の餌
メディシュリンプ
色上げ・脱皮不全に栄養バランスが良くエビの脱皮に必要なコレステロールも含んでるので特に脱皮をしながら成長する稚エビには与えたいエサです。
固形で大きめのエサなので米粒程にして与えるのがオススメです!
PROSERIES 濃縮酵素
大きく丈夫に!稚エビは小さいが故食べられる餌が限られ、動物性たんぱく質が不足しがちです。稚エビの体力をつけるには丁度良い。
水質を整えるための天然酵素バクテリアが含まれてるので安心。
aquarium fish food series 「ff num24」
細かく食べやすい・水質悪化もしにくいので安心「ff num24」は非常に粒が細かく稚エビに最適。
栄養価以外にビタミン・微量元素を配合し、水質劣化も配慮されています。
コケ・アンモニアが発生しにくいのでお勧めです。
エサを与える頻度と量
稚エビだけの飼育環境なら3日に1回
※親エビがいる場合は生体数に合わせて普段通り与えてOK
稚エビは体長1~2mm程しかないのでほとんど食べません、モスや水草が豊富にあれば問題なく成長します。
寧ろ残餌が出ると水質悪化につながるので本当に少量で良いです。
餌の量はごく少量で良い
20匹なのか100匹なのかで変わりますが、大体米粒大の量を目安に極少量を4時間程かけて与えます。
※4時間あれば餌を必要としている海老には行きわたる。
食べれない分はピペットで吸い取りましょう。
稚エビの成長
稚エビは約3カ月程かけて1.5㎝位迄成長します。
人工飼料を与えていた方と与えていない海老では目に見える程差が出ます。
大きさより色や殻の厚さに変化を感じやすく、実際与えていない海老は発色が弱く半透明、餌を与えていた海老は殻厚で色が濃いです。
大きさについては3カ月目以降の方が人工飼料の食いは良くなるのでエサを与えている海老と与えていない海老の成長の差は出やすいのです。
生存率については餌よりその他の環境に左右される部分が大きくそこ迄さ派出ません。
生存率を上げるコツはコチラにまとめています。
www.tanagogo.work
まずはしっかりと環境を整えよう!
海老は水草に生えた苔等を食べます。
エビの糞を水草が栄養として吸収します。
残った糞や餌の残りなどはバクテリアが分解します。
バクテリアが豊富になると水質が安定します。
環境さえ整っていればエビが餓死する事はありません。
又海老に人工飼料を与えるにしてもバクテリア豊富な良い飼育環境でないと水質悪化を起こしやすくなります。
まずは飼育水をしっかり作る事がポイントです。
シュリンプ水槽の立ち上げ方はコチラから!
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徐々に人工飼料に慣らして行こう!
稚エビを丈夫に美しく育てる上で餌は重要です。
与えすぎに注意しながら少しづつ慣らしていきましょう!
経験上餌に興味を示すようになるまでに2.3ヶ月はかかります。