こんにちわ!かつやんです!
オトシンネグロ(オトシンネグロス)はオトシンクルス同様水槽のガラス面や石、水草のコケを食べることからコケ除去対策として水草水槽では重宝されている熱帯魚です!
コケ取りが出来、温厚な性格の為幅広い種類と混泳出来るのが人気の理由です!
オトシンクルスより価格は若干高めですが、苔取り能力が高く、繁殖を狙うことが出来たり、ビーシュリンプ等の小型生体とも混泳が出来る非常に温厚な性格をしています。
この記事ではそんなオトシンネグロの特徴や飼育方法・種類・混泳など詳しく解説していきます!
- オトシンネグロの特徴
- オトシンネグロの雄・雌
- オトシンネグロの飼育方法・寿命・餌
- オトシンネグロの飼育水槽・底砂
- オトシンネグロの性格・混泳相手・苔取り能力
- 【オトシンネグロの苔取り能力】
- オトシンネグロの繁殖方法
- オトシンネグロの入手方法
- オトシンの種類・仲間
- 飼育するならオトシンクルスとネグロどっちがオススメ?
- まとめ
オトシンネグロの特徴
オトシンネグロは南米に広く分布しているナマズの仲間です。
外観は扁平しており体は全体的に茶や黒のまだら模様をしています。
吸盤状の口を持ち水槽のガラス面や流木などに貼り付いてコケや表皮についた藻を食べます。
オトシンクルスより苔取り能力も高めです。
そしてオトシンネグロは基本じっとしていて非常に大人しい性格をしています。この大人しさも人気の理由のひとつです。
オトシンネグロの雄・雌
オトシンネグロの雄雌の見分け方はある程度大きくならないと判別がつきずらいです。
雌は雄に比べお腹がふっくらしていて一回り大きくなります。
雄はお腹がほっそりしていて少しシャープな印象です。
小さい頃からも少し差は出ますが成熟するとより差が出ます。
オトシンネグロの飼育方法・寿命・餌
オトシンネグロは比較的丈夫な魚種で水質や水温には強い方です。
因みに飼育方法についてはオトシンクルスと同じで問題ありません。
水温は20~28℃前後
20℃以上を保てればヒーターも不要ですが冬場は活性が落ちます。
低温にはあまり強くありません。
寿命は約3年程度
水質や水温等環境が合っていると5年程長生きするそうです。
【オトシンネグロの餌】
オトシンネグロは植物食性が強い雑食で、コケや残餌を食べて水槽内の掃除をしてくれます
水草や流木、ガラスの壁面に付いた苔を好んで食べます。
因みに茶ゴケはよく食べますが、緑髭・黒髭コケ・藍藻はあまり食べません。
混泳をしている場合は底床に落ちた熱帯魚の餌等も食べてるので別途人工飼料を与える必要はありません。
水草水槽の場合でもコケだけでは栄養不足で餓死してしまう事があり、この場合は人工飼料を3〜4日に一度少量ずつ与える必要があります。
オトシンネグロの飼育水槽・底砂
30〜60cmの小〜大の幅広いサイズの水槽で飼育が可能です。オトシンクルスは小型なので30cmの小型水槽にも向いてます。
コケ取り能力の高い貝類と比較すると劣る面もあるので、60cm以上の大型水槽に導入する場合は複数匹入れる。又は他の苔取り生体と一緒に入れると良いでしょう。
オトシンだけで苔除去の効果が感じられない場合は、貝類やヤマトを一緒に飼育しましょう!
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【オトシンネグロの底砂・水草】
オトシンネグロは下層が生活圏の為、底床材は敷きましょう。
ソイルや田砂等の角のない丸い物を選ぶと落ち着いて生活できます。
水草についても表面についたコケを食べてくれるので相性は◎
食害の心配もありませんし、ドジョウの様に底床を掘り返して潜る事もないので水草を抜かれる心配もありません。
苔が生えやすく成長の遅い種類『ミクロソリウム』等とは相性が良いです。
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オトシンネグロの性格・混泳相手・苔取り能力
オトシンネグロは非常に温厚で他の魚を襲う事はしません。
オトシンネグロは非常に温厚な性格の為、小さい分にはいくらでも混泳が可能ですが、逆に大きめの肉食魚には捕食されてしまう事があります。混泳時は水草等隠れ家を設けましょう!
2〜10cm程の大きさの魚種であれば、ほとんどの魚と混泳が可能です
ビーシュリンプとも混泳可能な希少な種類です。
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【オトシンネグロの苔取り能力】
オトシンネグロはガラス面や流木の苔掃除が得意でどちらかというと貝類と掃除範囲が似ています。
しかしコケ取り能力はそれほど高い訳ではないので何匹か数を入れると良い。
貝ほど隅々までコケとりが出来ないので、オトシン×エビや貝の組み合わせで弱点を補うと非常にキレイな水槽を保てます。
全てのコケを食べる訳ではなく主に茶ゴケを食べるのも特徴。他のコケ取り生物と比べてデメリットが無い事も大きなポイントです。
オトシンネグロの繁殖方法
オトシンネグロの繁殖には水草が多い水槽環境にオスとメスを用意して繁殖をさせます。産まれた稚魚の隠れ家にもなるので水草は多めが好ましい。
卵は水槽壁面や水草等に卵を産みつけます。卵は3〜4日で孵化します。苔の生えた水槽なら餌になる植物性プランクトンが豊富な為餌無しでも成長します。
吸水口や濾過には注意が必要です。
オトシンネグロの入手方法
定番のコケ取り生体で、体色は焦茶系でレイアウトを損なわない為人気があります。
ネットショップでも購入する事が出来ますのでお近くにペットショップがない時等はおススメです。
オトシンクルスよりもネグロの方が少し値段が高くなりますが、より大人しく苔除去力も高いので、初めて飼育する場合は値段が高くてもオトシンネグロがオススメです。
【ワイルド個体とブリード個体】
アクアショップやネットショップで販売されているオトシンネグロはワイルド個体か、国産ブリード個体です。
※書いてあったり、聞けば解ります。
どちらかと言えばブリード個体の方が育てやすいです。
ワイルド個体は餌を認識してくれるまで時間がかかり、中々人工飼料にも馴れません。
オトシンの種類・仲間
オトシンクルス
平均価格 ¥300〜外観は体側に黒い縦線が走っており、外観は腹側が白く、鰓蓋後部がほんのりピンク色に染まりかわいらしい外観をしています。
体長は5cm程度で、コケ取り生体としてプレコと並び人気があります。
オトシン・ネグロ
平均価格 ¥700〜外観は全体的に黒っぽいカラーで流木やソイルと似て見えるのでレイアウトの幅が広い。
体長5cmとオトシンクルスと変わりません。値段はオトシンクルスより2~3倍高価になります。
その分苔取り能力が高く、繁殖も容易、非常に大人しくビーシュリンプとの混泳にも向いており個人的におすすめです!
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ニューゼブラ・オトシン
平均価格 ¥2,100〜ペルーから輸入された新しい品種です。
シマウマの様な白と黒の縞模様が入ることが特徴で、体長は3~5cm程。
近年輸入された為、あまり個体数が流通していません。
飼育するならオトシンクルスとネグロどっちがオススメ?
オトシンクルスとオトシンネグロは同じように見えて外観や特徴が少し違います。
価格はネグロの方が3倍近く高いのですが、その分オトシンクルスに比べてネグロの方が苔取り能力が高く性格も温厚で大人しい。
特にビーシュリンプなどの小型生体との混泳目的であれば幅広い混泳に向いているオトシンネグロの方がおススメです。
▼▼こちらの記事で2種の違いを詳しく紹介してます▼▼
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まとめ
オトシンネグロは非常に温厚で混泳にも向いている苔とり生体です。
丈夫で飼育しやすい事や混泳相手を選ばない点も初心者におすすめな理由です。
植物食性は強いものの水草への食害も無く、水草水槽や熱帯魚水槽に重宝します。
人気のビーシュリンプやメダカとも混泳が出来ます!是非水槽のBOXメイトをお探しでしたら飼育してみてはいかがでしょうか??