こんにちわ!かつやんです!
シュリンプが繁殖しない・増えない・死んでしまう。
こんな悩みをかかえていませんか?
シュリンプを死なせないコツや繁殖のさせ方についてシュリンプ飼育歴10年の私が解りやすくコツを紹介していきます!
この記事を読むメリットは、
・繁殖の成功率を上げる。
・稚海老が育つようになる。
- シュリンプの飼育は難しい
- シュリンプが死んでしまう人へ
- シュリンプが抱卵しない方へ
- 稚海老が死んでしまう方へ
- 稚海老は親エビと混泳OK!
- 稚海老の飼育水槽はキレイさは求めない
- 異なる種類のエビを混ぜて飼ってもOK?
- 人工飼料はいつから?
- まとめ
シュリンプの飼育は難しい
私もかれこれ1,000匹近く増やしてきましたが、
最初は導入する度にシュリンプが死んでしまったり、抱卵して孵化したはずの稚海老が育たず死んでしまったり色々苦労しました
素人ながら10年程飼育をして、シュリンプを増やし続ける為に大事な事は以下の2点。
②抱卵・繁殖させる事
当たり前のように感じますが、この2つがキチンと出来ていれば自然とシュリンプは増えていきます。
まず最初に取り組むべきは
『シュリンプが死なない環境を作る』
次に
『雄雌が一定数いるか?稚海老の生存率がどれくらいなのか?』
増えない原因を探ります。
まずはここから始めていきましょう!
シュリンプが死んでしまう人へ
シュリンプが死んでしまう原因は大きく分けて『水・環境・種類』が大きく関係してきます。
『水』とは飼育水の事です。
立ち上げ最低3ヶ月は経たないとソイルから出るアンモニア等で水質の変化やバクテリアが安定せず、シュリンプが⭐︎になる原因を招きます。
初心者の方が水質悪化を起こしやすい原因の一つです。
『環境』とは濾過や混泳生体等です。
濾過に吸い込まれてしまったり、混泳生体に食べられてしまったり、直射日光が当たる場所に設置してしまった為水温が急激に変化してしまったりとこれも初心者に有りがちな原因です。
『種類』とは海老の種類です。
シュリンプといっても現在は沢山の種類がいます。
レッドビーシュリンプやシャドーシュリンプ(その他の改良品種)は中でも特にデリケートで難しいです。
初心者でこだわりがなければ、チェリーシュリンプやミナミヌマエビ等飼育し易いシュリンプも多数います。
こだわりがないのであれば最初は簡単な種類からの飼育をお勧めします!
それでは、細かくポイントをお伝えします。
水は最重要!立ち上げ後3ヶ月は待とう!
最もよくあるパターンはシュリンプ導入時に飼育水が出来上がってない傾向があります。
よく最短で立ち上げる方法とか動画コンテンツには色々な情報が出ていますが、『飼育水は立ち上げ後最低3ヶ月は必要です。』
理由は、立ち上げたばかりの飼育水は非常に不安定だからです。
バクテリアが定着するまで約3ヶ月は様子を見ましょう!
この期間は特に産まれたばかりの稚海老の生存率を大きく左右させます。
立ち上げたばかりの飼育水槽は仮に親エビは問題なく生きていけたとしても、稚海老の生存率は限りなく低くなります。
水温23℃/ph6.5を目安に常に一定を保ちましょう。
また水槽の立ち上げ時バクテリアを使用した方が生物濾過が安定しやすく、後々水質が安定するので良い飼育水が出来上がります。
詳しい水槽の立ち上げ方はコチラの記事で紹介します。
▼▼▼▼▼▼▼▼
www.tanagogo.work
・水槽立ち上げから見直そう。
・水槽は立ち上げ後3ヶ月は様子を見よう。
環境を見直そう
初心者にありがちなのがコレ。
・濾過による吸い込み防止。
・エビを食べる混泳生体を入れない。
・稚海老の隠れ家をつくる。
・強い水流を作らない。
・稚魚飼育ケースを使用する。
理想は底面濾過で吸い込み防止。
シュリンプだけの飼育環境等を作るのが最も良い。
海老だけの飼育環境が作れない場合は稚魚飼育ケース(産卵ボックス)等がおすすめです。
おおよその生存率や成長の過程も観れるので稚海老の飼育には最適です。
簡単な種類から挑戦しよう
同じシュリンプでも飼育難易度は違います。
また水槽内では繁殖できない種類もいますので把握しておくと良い。
シュリンプで飼育難易度を簡単・難しい・繁殖不可の3つに分けると以下のイメージです。
ミナミヌマエビ・チェリーシュリンプ
ルリーシュリンプ・極火蝦等
レッドビーシュリンプ・シャドーシュリンプ
ピント・ギャラクシー・太極等
ヤマトヌマエビ・ピノキオシュリンプ
難しい部類のシュリンプはどれも水質や温度にとてもデリケートで少し難しいです。
初心者であれば簡単なミナミヌマエビ等で飼育・繁殖を経験し、少しずつグレードを上げてみるのも良いかと思います。
シュリンプが抱卵しない方へ
抱卵は雄雌ペアがいれば交尾をして抱卵します。
理想は30cmで10ペア程入れると抱卵しやすくなります。
理由は雌は一度抱卵〜ハッチアウト後、再度抱卵するのに2ヶ月は期間が必要です。
又、一度の抱卵で20程卵を持つのですが、抱卵した卵全てが孵化する訳ではありません。
脱卵・母エビの死・産まれてきた稚海老の脱皮不全・餌不足等様々な理由があり、おおよそ一度の抱卵を20個と仮定しても最初のうちは生存率(親エビまで育つ個体数の割合)は2割程と思った方が良いでしょう。
水槽の飼育環境が良くなれば5〜6割程まで増やす事が出来ます。
最初から10ペア程いると常に抱卵や孵化が繰り返されシュリンプが☆になるより増える方に傾きます。
・雄雌10ペア位いると抱卵しやすい。
・環境が良い程増加傾向に傾きやすい。
稚海老が死んでしまう方へ
稚海老は大人の生体の数倍小さい為、数倍デリケートです。
稚海老が死ぬ理由は様々な物がありますが、主な原因は以下の通り。
『急激な水質・水温の変化』
『外的要員・脱皮不全・餌不足』
水温・ph・アンモニア等の変化が少なくバクテリアが定着した飼育環境を用意しましょう。
『立ち上げたばかりの水槽では稚海老の飼育は本当に難しい!』
最低3ヶ月、理想は半年以上のこなれた環境が良いでしょう。
私も立ち上げ後1年程経った水槽の方が稚海老の生存率は高かった印象があります。
・立ち上げ後3ヶ月以上の飼育水を使う。
稚魚飼育ケースは生存率が上がる
稚海老が最も☆になりやすいのは最後約1〜2ヶ月です。
産まれたばかりの稚海老はちょっとした水流に流されたり濾過に吸い込まれたり、混泳生体に食べられたりと色々な要因で☆になりやすい。
この孵化後約2ヶ月は稚魚飼育ケースで育てると経験上生存率が非常に高いイメージがあります。
稚魚飼育ケースはあらゆる外部的要因を排除できるのでおすすめです。
特にこちらの飼育ケースがおススメです。
・生後1〜2ヶ月が1番☆になりやすい。
・稚魚飼育ケースは稚海老に向いてる。
2ヶ月以降は生存率が上がります
2ヶ月で大体5mm程の大きさになりますが、この大きさまで成長すると生存率はグンとあがります。
5mmというとおおよそ柄等もはっきり見えてくる頃です。
因みに写真のエビは約2ヶ程になります。
ギャラクシー×ギャラクシーから産まれてきた子エビ達で多分100匹近くいる。
この大きさまで育つと一安心です。
まだ市販の餌に興味は示しませんが日に日に大きく色も濃くなります。
サテライトBOXで飼育している場合はこの大きさまで育ててからINする事をおすすめします。
稚海老は親エビと混泳OK!
因みに稚海老は親エビと飼育しても食べられる事はありません。
写真の水槽は親エビ10匹位と稚海老が100匹程いますが、一度も生きてる稚エビが捕食されたり襲われるような所は見たことがありません。
※底面の青い小さいのが稚海老です。
私はハッチアウトして1ヶ月位はそのまま母エビは休養がてら一緒にしてます。
稚海老だけだと水槽が苔だらけになってしまったり、徐々に親エビが食べるシュリンプフードに慣れさせる目的で一緒にしています。
稚海老の飼育水槽はキレイさは求めない
稚海老は5mm〜1cm位の大きさなので当たり前ですが苔取り能力は皆無です。
当然苔も生えるし、外観はキレイとは言えません。
でも稚海老にとって苔は餌にもなるし、稚海老が食べる極小の微生物も育ちます。
稚海老の成長だけを考え稚海老飼育水槽は観賞用とは区別して良い。
稚エビの隠れ家兼餌としてウィローモスは非常におすすめです。
異なる種類のエビを混ぜて飼ってもOK?
違う種類のエビ同士を混ぜて飼育しても問題ありません!
種類の違うエビ同士の混泳は可能ですが、交配して雑種・MIXになると折角定着した改良品種の持ち味が薄れてしまうのであまりお勧めできません。
※例レッドビー×ギャラクシー
色のぼやけた薄いビー柄が産まれてくる。
半年位してからグレードや種類で分ければOKです。
後々に仕分けが面倒でないなら稚海老の内は混合で飼育していても何も問題ありません。
※例えばブラックギャラクシーフィッシュボーン同士の子供でも
黒系ギャラクシー柄が6割
ターコイズ柄が2割
赤系ギャラクシー柄が1割
シャドー柄1割等
親の遺伝子から異なった柄や色・タイプは産まれます。
人工飼料はいつから?
経験上3ヶ月〜半年位までは人工飼料に興味を示しません。
稚海老は殆ど苔や水中の微生物を食べて成長しています。
多少は食べてるんでしょうが殆ど食べません。
親エビを一緒に飼育しているなら親エビ用に与えた餌で徐々に慣らす。
稚海老だけの環境なら3ヶ月は与えなくても問題ない。
3ヶ月〜半年以降は色出しや栄養バランスも考え徐々にシュリンプフードを与えましょう!
おすすめのシュリンプフードはこれ!
まとめ
シュリンプが繁殖しない・増えない・死んでしまう原因は飼育環境や水が8割以上を占めています。
まずは親エビが死なない水槽環境を作りましょう。
人気のあるレッドビーや今回メインで紹介したギャラクシーフィッシュボーン等は改良品種で比較的デリケートな種類です。
こだわりがなければ比較的簡単なミナミヌマエビやチェリーシュリンプ等から初めて徐々にステップアップして行くのも良いでしょう!
馴れてしまえばいくらでも爆殖させる事も出来ますので、一つ一つ改善してトライしましょう!