こんにちわ!かつやんです。
たなごを飼育したい方向けに
『初心者向け簡単たなご水槽の立ち上げ方を紹介します!』
今回は最も簡単で低コストで作れる水槽を紹介します。
この記事では60cm水槽・ソイル・上部式フィルターを使って水草も入れた鑑賞用水槽を作ります!
ソイルを使用している分水草も飼育しやすい環境の為当記事の立ち上げ方が良いです。
タナゴの飼育に特化した水槽を作りたい場合なら大磯砂と底面濾過が良いでしょう。
60cm水槽・大磯砂・底面フィルターを使った立ち上げ方はコチラの記事で紹介しています。
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水槽の選び方
まずはご自宅の水槽設置場所や、飼育数を考えながら水槽の大きさや濾過・底床の種類を決めましょう。
基本的に水槽の大きさ・飼育数・フィルター・底床等を目的に併せて決めていきます。
● 水槽の大きさ
タナゴを飼育するには45㎝水槽(約35L)又は
60㎝水槽(約65L)がオススメです。
勿論90㎝以上のほうが遊泳力の高いタナゴにとっては良いのですが、設置場所やメンテのし易さを考えると一般的な家庭なら45㎝又は60㎝が最も人気の大きさと言えます。
● タナゴの飼育数
目安としてタナゴの様な小〜中型魚は3Lあたりに1匹ほどを目安にして下さい。
45㎝水槽なら10匹前後
60㎝水槽なら20匹前後
上記の飼育数以上は過密飼育になってしまいますのでこの飼育数は超えないほうが良いです。
実際鑑賞していてと最も美しく見えるのはこの半分位が理想です。
後々繁殖や買い足しを検討するなら60㎝水槽がお勧めです。
● 濾過フィルター
上部濾過・底面濾過・外部濾過がおすすめ
基本濾過の種類は問いませんが、外掛け式フィルターや投げ込み式等は45㎝ ・60㎝水槽では正直濾過力不足です。
水も綺麗に循環しきれないので、上記の3種類から選ぶ事をお勧めします。
初めての方は上部式フィルターが価格や管理面からもおすすめです。
● 低床の種類
おすすめは『大磯砂』が価格も安く手入れもしやすい為、初心者にはおすすめです。
水草を入れたいなら『ソイル』が良いですし、
レイアウトに拘りたいなら『田砂や青森砂』等もおすすめです。
詳しい低床の選び方はこちらの記事に載せておきます。
水槽の立ち上げに必要な物
タナゴ水槽を作るのに最低限必要な①〜⑦を揃えましょう!
① 水槽
② 水槽台
③ 濾過機
④ 蛍光灯
⑤ 底砂
⑥ カルキ抜き
⑦ バクテリア
細々したものを上げるなら水草・流木・水温計・冷空気等があります。
水槽の水は生態を飼育出来る様になるまで1.2ヶ月程時間を要します。
まずは①〜⑦を揃えて水を作りましょう!
※個別に揃えるよりセットを購入するのが一番お得です。こちらは立ち上げに必要なものが諸々入っているのでとてもお得です!
水槽台を組み立てる
水槽を用意する前にまずは設置場所を決めます。
直射日光の当たる場所や、近くにコンセントのある場所も極力避けます。
※一度設置したら簡単に移動は出来ないので、事前に良く考えましょう。
水槽設置台はアルミラック等は使用せず、必ず専用の水槽台を購入しましょう。
今回は、ジェックス スチールスタンド60cm 2段台を使って作成します。
※組み立ても工具いらずで簡単です。部品数も上部と下部の棚板2枚と脚4本とシンプルなので組み立てやすい!
水槽台って水槽より値段も高いし1番気が引ける所だと思いますがこちらは値段も手頃で、見た目も強度もよく大満足です!
興味があればこちはの記事でこの水槽台を耐震・耐水性にグレードアップさせる方法も紹介しています。
水槽台の大切さも説明してますのでよかったら目を通してください!
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水槽の立ち上げ方
今回使用する水槽は『ジェックス マリーナ600 LEDセット』
上部フィルターにLEDライトがついてこの値段は非常にお得です!バラで買うと高くつくのでセット買いしましょう!
1. 水槽を洗う
まず水槽はよく水洗いします。
※洗剤等は使わずに洗いましょう!
スポンジもめの細かい物や不要な布類で洗います。
強くこすると細かい傷が入り、苔が目立ちやすくなります。
2. ソイルを敷く
次にソイルをしいていきます。
目の荒いプロジェクトソイルを下に敷き詰めます。
※アクアシステム プロジェクトソイルオーソドックスで使いやすいです!
コスパも◎エビに魚に是非おすすめです!
3. バクテリアを敷く
その後粉末のバクテリアを満遍なく振りかけます。
この工程を行う事で比較的安定した水が作りやすくなります。
残餌や糞を分解する能力もあるのでバクテリアは有れば使用しましょう。
後々病気や水質悪化で悩まされる事も少なくなり、軽減されます。
4. 目の細かいソイルでサインドする
バクテリアの上にソイルを敷いていきます。
写真は『アマゾニアソイル』こちらもコスパ、品質、共に優れたソイルです。
水を入れてからだと面倒なので一度平面にならしておきます。
※傾斜をつけたい方は事前にレイアウトして傾斜を付けましょう。
5. 水槽と台の間にマットを敷く
水槽設置前に水槽用マットも忘れずに!
オールガラスは必須、下がプラであってもマット敷くだけで安心感が違います。私は数百円でこの安心感を買えるなら絶対買う事をお勧めします!
ここで置かないと次のリセットまで入れる事が出来ません!
6. 水を入れる
水を入れる際はソイルの袋などを間にする事で
水槽内にソイルが飛び散らず濁りも少なく立ち上げられます。
60㎝規格水槽の場合、水は(65L)重さ65キロになります。
水槽台にセットしてから水を入れていきましょう。
7. フィルターをセットする
濾過材はそのままでもネットにいれても大丈夫です。
ここにバクテリアが住み着くと水が常時透き通ってキレイな状態になります。
フィルターを入れて完成です。
フィルターを準備したら水槽にセットして電源を入れましょう。
8. 薬剤を添付する
エーハイムフォーインワンは非常に使い易く人気がある!
カルキ抜き&生体の保護&無害化&濁り除去と使いやすくおススメです!液体型バクテリアもお忘れなく
バイオカルチャー2000は少しマニアックで、専門店でしか見かけません。
バクテリアの濃度もすごくて、夏場などは冷蔵庫の野菜室保管しないと容器内でバクテリアが発生しちゃうほど強いです。取り扱い注意ですが、60以上の大型水槽や複数水槽管理してる方には便利でお得です。※これ凄いおススメです!でもマニアックな専門店でしか取り扱ってないので見つけるの大変なのと、お店で買うより通販で買った方が全然安いです!
9. 徐々にパイロットフィッシュ・水草を足していく
あとはこのまま1週間回します。
1週間程で水が透き通ってくるので、水草を入れます。
2週間程すると生体住める環境になってくるので
ラムズホーンやタニシ等の貝類、ヤマトヌマエビ等パイロットフィッシュを入れて水槽内で余計な藻や必要以上の栄養分を食べてもらい糞尿をしてもらいます。
生物の糞尿は水草の肥料となり、吸収されなかった分の糞等はバクテリアが分解するします。
更に増殖して飼育水が出来上がります。
完全に仕上がるまで1.2ヶ月はかかりますが、タナゴはそこまで水質にうるさくはないので2週間を目安に入れて良い。
10. 水槽の様子
【立ち上げ2ヶ月目】
立ち上げ2週間で家で増やした水草とミナミヌマエビを入れ。
3週間目にタナゴ15匹投入。
【立ち上げ3カ月目】
足しソイル・レイアウト変更もしてます。
ソイルで+砂のレイアウトにしてみました
【立ち上げ4カ月目】
バックにシートを貼ると水草や魚が引き立ちますね!
バラタナゴが16匹とカネヒラ4匹を飼育しています。
因みにバックスクリーンはテープで貼るタイプは立ち上げ後でも貼れます。インディゴブルーは清涼感があって良い!
【立ち上げ6カ月目】
別水槽の水草を少しカットして移植しました!
わかりづらいですが手前は1.2センチ。後は6センチ程ソイルに傾斜をつけています。水草を入れたい方はソイルを6センチ位にすると比較的深くまでさせるので良いですよ!
水草飼育水槽を作っておくと常に水草豊富な状態を維持できます。
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まとめ
今回はタナゴ水槽の立ち上げ方について紹介しました!タナゴは比較的丈夫で飼育の簡単な生体です。
お好みのレイアウトで飼育をする事ができます!
雑食で糞が多い為飼育水が汚れやすいのでこまめな低床掃除や換水が必要になります。
経験上どんな低床や濾過装置をつかっても1年もするとリセットもしくは大掛かりな低床掃除が発生する為、お好みの低床等を使用して作っても良いかと思います。
宜しければ関連記事も載せておきますので参考までにお読みください!
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